『やべーテンションでガヤガヤ騒ぐ』

『やべーテンションでガヤガヤ騒ぐ』

メインログ|雑談ログ

川空朱音キャラシート(PL:とくにな)
森下 仁キャラシート(PL:しんごろ)
大久保 満希キャラシート(PL:青いポスト)
西澄燦キャラシート(PL:大塚零)

【Index】

◆Opening
01:“緋剣”川空朱音
02:“木端微塵”森下仁
03:“アガートラム”大久保満希
04:“ライトアクシス”西澄燦
◆Middle Phase
01:合流
02:情報収集
03:情報収集2
04:校舎探索 空き教室の怪異
05:校舎探索 あんまり深くなき者ども
06:校舎探索 強襲妖精
07:校舎探索 理科室の一角獣
08:影絵の女王
◆Climax
Climax:影法師の獣
Backtrack
◆Ending
01:森下仁
02:西澄燦
03:川空朱音
04:大久保満希

◆Preplay

GM:準備します
GM:活発に準備しています
GM:準備できました。
森下 仁:は、こちらも準備完了しております。
大久保 満希:OK!
GM:自己紹介タイムです。
GM:PC4、西澄さんから自己紹介をお願いいたします!よろしければどうぞ!
西澄燦:了解です!
西澄燦https://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY8faprwIM
西澄燦:西澄燦! 色々あって15歳のまま四年間眠っておりました!
西澄燦:この辺の事情は色々あったのでこの話を読んでいただければわかります(露骨な宣伝)
西澄燦『vsライトニング・スリー』
GM:ナイスセッション!
GM:メンタルが中学生…へたするともう少し年下かもしれませんね…
西澄燦:そうですね、情緒とかは非常に未熟なのかもしれません。
西澄燦:かつてツィーザーセルという邪悪なFHセルで改造を受けて色々ありましたが今は元気です。
川空朱音:かわいい(かわいい
GM:わるいセルだ
西澄燦:元気なのでいろいろな人に面倒をかけながらじっくりと成長していくことになるでしょう。
西澄燦:一見するとクールに見えるがその実はあまり深いことは考えないぼんやりしている性格なのかもしれない。
西澄燦:性能はもう、機械化兵みたいなエフェクトは石蕗くんの攻撃で次元の彼方にふっとばされたので全然変わりました。
西澄燦:具体的に言うと骨の剣と邪悪なリミット使って殴ります。
GM:じゃ、邪悪じゃない…!光の力…!
西澄燦:ほんとに~?
西澄燦:ということで白い槍をどこからか呼び出して戦います。フェイク・アーティファクト
西澄燦:四年前にどこかで見たのでしょう、ということで侵蝕値80%になると最強エフェクトのバリアクラッカーも使えるぞ!
GM:これでバリアクラッカーで殴り掛かってくるんでしょ…? こわい…
西澄燦:ということで自己紹介は以上!
GM:OK!
GM:歴戦の西澄さんのハンドアウトはこれ
□西澄燦
>シナリオロイス:鬼狐の幻燈
きみはN市に帰還した、異界帰りのオーヴァードの一人だ。
UGNの保護観察の下、社会生活を送っているが、きみの来歴に着目した特殊な依頼が舞い込んでくることもある。
つまり、異界と関連した特殊なアイテム——アーティファクトの捜索・確保だ。
鬼狐の幻燈は、まさにこの世ならざる生き物を具現化させる道具であるらしい。
このところ中等部で発生している怪異に着目した
第13地区支部長・辰巳十三の依頼により、きみは作戦に赴くことになる。
GM:ということで、悪質なアーティファクトを探して確保してください!
西澄燦:なるほど! 非常にわかりやすい!
西澄燦:そして質問なんですけど、
GM:ハイ!
西澄燦:文化祭のクラスの出し物ってこちらで決めていいですか?
GM:もちろん構いません!
西澄燦:じゃあ、私のクラスはメイド喫茶に決まりました。(決断)
GM:強い……!
GM:強いなこれ
西澄燦:ということでこちらからは以上です! 頑張ってお仕事するぞ!
GM:はい!よろしくどうぞ!
GM:では、次はPC3!
GM:大久保満希さん、自己紹介をお願いします!
大久保 満希:オス!
大久保 満希http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYhZ76sQIM
大久保 満希:大久保 満希! 14歳! 中学生!
大久保 満希:小さい頃からカラテをたしなみ、戦闘時もカラテで戦うカラテガール!
GM:獣王の力って…カラテだったのか~
大久保 満希:普段は無邪気なマスコットでも、戦闘時はカラテ重点。イヤーッ!
大久保 満希:身長と頭に行く栄養が筋肉に行ってるとは友人談! お胸はしらない!
GM:生まれながらに全身のチャクラが開いている
大久保 満希:性能としては、Dロイス:超血統とデモンズシードでレベル10まで強化した《獣の力》に、《獣王の力》をかませて殴る。以上!
大久保 満希:そのせいで《破壊の爪》すらとれなくて、素手はダメージグローブでどうにかしてマス……
大久保 満希:ミドル固定値41点の火力とカラテで、わるいやつらを粉砕だー! 自己紹介以上です!
GM:OK了解!
GM:大久保さんのハンドアウト空手はこちらです
□大久保満希
>シナリオロイス:“ウァジ・ウェル”日坂泥玩
文化祭を目前に控え、星辰館学園中等部では様々な部活動・委員会が人手不足に陥っている。
そしてきみの元へは、どういうわけかその手の助っ人依頼がやたらと舞い込んできていた。
そんな最中、飼育委員から助っ人を頼まれたきみは、飼育小屋の動物たちがやけに怯えているという噂を耳にする。
調査に向かったきみは、一人のオーヴァードと遭遇する。その名は《アビュドス》セルの“ウァジ・ウェル”日坂泥玩。
「彫刻家」にして「アーティスト」を名乗る彼は、きみとの戦いを避け、夕暮れの校舎に消えた。
GM:実はいい人化も?
GM:人かも?
大久保 満希:かも?
大久保 満希:それを知るためにも、カラテあるのみ。
GM:おす!宜しくお願いします!
大久保 満希:よろしくおねがいしマス!
GM:では、次はPC2!
GM:森下仁くんです。自己紹介お願いします。
森下 仁:イエッサー!
森下 仁http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYxKyksgIM
森下 仁:「動かなくなったってことは、おれの勝ちだな!」
森下 仁:なんてことを、相手が動かなくなるまで木刀で殴ってからのたまう中学生男子です。
森下 仁:N市12支部所属。鍛錬で神社の木に木刀で打ち込みをしていたら、その木を木端微塵に砕いてしまい、ついたコードネームが”木端微塵(ランバージャック)”。
GM:破壊者らしい…!
森下 仁:基本的に頭が悪く、直感だけで生きております。一応、いいことと悪いことの区別はついている模様。
森下 仁:こちらもタイプとしては、《獣の力》と《獣王の力》で固定値を積むタイプのアタッカー。
GM:獣王が二人もいる…
GM:サファリパークだ
森下 仁:じゃ〇りパークへようこそ…。
森下 仁:DロイスはGMからも言及のあったとおり、破壊者。壊して壊して壊しまくってやらァ!でも硬直だけは勘弁な!
GM:そうか、腕が伸びたりしないから!
森下 仁:というわけで、バカはバカなりに頑張ろうと思います。自己紹介としては以上です!
GM:了解です!
GM:森下くんのハンドアウトはこれです。
□森下仁
>シナリオロイス:長靴をはいた猫
UGNに所属する傍ら、星辰館学園中等部に通うきみの日常は忙しい。
というのも、最近は文化祭が近く、きみのクラスで催す企画の準備で忙しいからだ。
文化祭実行委員に協力して準備をする中、きみは奇妙な生き物を発見する。
模擬店の食糧をつまみ食いする、長靴をはいた猫だ。
明らかな怪異を目にしたきみは、中等部校舎で発生する事件に駆り出されることになる。
GM:ねこです
GM:よろしくおねがいします
森下 仁:ねこはいます
GM:OK、というわけでラスト!
GM:PC1の川空朱音さん、こんな感じで自己紹介をお願いします!
川空朱音:でばんー!
川空朱音https://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYgYPwwAIM
川空朱音:「はーい、“緋剣”川空朱音、UGNエージェントでーす!」
川空朱音:「あ、なんかこう、もっと落ち着いた感じの方がヒロインっぽかったかな……くーる系みたいな……」
川空朱音:ということで、サブカル好き兄の本棚を漁っていたらうっかり主人公を非日常に誘う現代異能ものヒロインに憧れてしまったガールです。
川空朱音:なんか自分もオーヴァードになってしまったのでこれはヒロインになるチャンスなんじゃないですか???
川空朱音:問題は何がヒロインっぽいのかよくわかってはいない事なんですけど……
GM:致命的なオーヴァード化だったのでは…
川空朱音:幸いUGNの中でも穏当なひとが拾ってくれて「あっ日常の守護者ってヒロインっぽい!」ってなったので訓練を受けてきました。がんばる。
川空朱音:のうりょく!「血を剣にする」一点張りです!
川空朱音:基本は《赫き剣》を作って(HP消費4)《鮮血の一撃》《ブラッドバーン》で殴る構えです(HP消費7)
GM:血で武装する黒セーラー少女は強いですからね
川空朱音:そういうことだぜ……!
川空朱音:小技として《ロイヤルブラッド》のダイス増加と《血の宴》の範囲攻撃を持っているので、わりといろいろできる気がします(赫き剣を起動できれば……)
川空朱音:どちらも回数制限が強いのでつかいどころが……肝だぜ!
川空朱音:よろしくおねがいします!
GM:OK!
GM:そして川空さんのハンドアウトはこちらです。
□川空朱音
>シナリオロイス:”ギルトップ”羽渕沙穂
きみはN市で活動する、UGNエージェントのオーヴァードだ。
様々な組織の思惑が入り乱れ、ジャームが跋扈するこの街で、発生する怪異の追跡と解決を担っている。
きみはわずかながらUGNの先輩である”ギルトップ”羽渕沙穂と組んで、
星辰館学園・中等部における怪異を調査する手筈になっていた。
だが、初日の現地調査で羽渕沙穂は黒い影に囚われ、きみの前から唐突に姿を消す。
なんとしても彼女を奪還し、怪異の正体を突き止めなければならない。
GM:バディが攫われてしまう話です。よろしくしてあげてください!
川空朱音:しりあす! こんな顔してる場合じゃないよ!
GM:では自己紹介も終わったところで……

■トレーラー

「ようこそ、大N市へ。
 ここは悪徳の街、犯罪と闇が溢れる危険地帯だ!

 とはいえ、たまには平和な時間ってのもある。例えば学校。文化祭。
 みんなも好きだろ? 俺も好きだ。楽しいからね。
 俺が通う星辰学園中等部でも学園祭をやることになった。
 なんか偉い市長サンも来るみたいだし、わくわくしないか?

 ……だが、問題が一つ。招かれざる客がいるようなんだ。
 最近、中等部の校舎で起きている事件を知ってるか?
 そう。”幻想動物園”事件。
 まるでファンタジー映画みたいな動物が夕暮れの学園をうろついてるんだとさ。
 つまりだよ、この学園は日が暮れたらおとぎ話の世界になるってわけだ!

 破風の会もこのところ忙しいらしいし、ここはひとつ独自にケリをつけてもいいじゃないか?
 たぶんこいつは”アーティファクト”が関わってる……俺の勘だけど、そんな気がするね。」

 大N市セッション 「やべーテンションでガヤガヤ騒ぐ」

◆Opening01:“緋剣”川空朱音

GM:というわけで、川空さんは登場の侵食率ダイスをお願いいたします!
川空朱音:そうだ、ギルトップせんぱいって年としてはどんなものでしょう。同じくらい……?
GM:同じ年くらいですね!
GM:半年くらい先輩なだけです。
川空朱音:1d10 カウンターリモコンがやみにのまれてしまったぜ
DoubleCross : (1D10) → 3

川空朱音:えーと34! 快調!
GM:OK!

GM:N市、星辰館学園。
GM:中等部校舎。PM10:30。
GM:未成年に関する労働規定は、UGNには存在しない。
川空朱音:「よなか! なんかヒロインっぽい感じじゃない……???」
羽渕沙穂:「ヒロインっぽいって……」
羽渕沙穂:「……どゆこと????」
川空朱音:「なんか夜に動いてさ……うっかり主人公的な人に見られて道を踏み外させちゃうようなさ……!」(手をわにゃわにゃと動かすぞ!)
川空朱音:とか言いながらあんまり具体的なイメージは……ない!
羽渕沙穂:「あたしらの仕事、人に見られたらおしまいだよ!」
川空朱音:「あっ!?」
羽渕沙穂:「記憶ショリしないといけねーんだけど!」
川空朱音:「そ、そこはほら……えーと、どうにか……そう、どうにかするんだよ!」
GM:きみのバディは羽渕沙穂。きみより半年ばかり先にUGNに加わった、エージェント扱いのオーヴァードだ。
川空朱音:「えーと……うっかり覚醒しちゃったりしたら……大丈夫なんじゃない?」
羽渕沙穂:「ダメだこいつ、UGNの仕事の方針をほぼほぼ理解していないのでは……?」
羽渕沙穂:「覚醒するオーヴァードなんて増やさないに越したことないからね!」
川空朱音:「ないのが一番だけどさー、こういうので颯爽と動くようなひとがいないかなーって夢とか見たいじゃん……!」
羽渕沙穂:「ダメ! なぜなら……具体的に言うと、なぜかあんたの引率係みたいな立ち位置になってるあたしが! シマツ書を書く羽目になる!」
羽渕沙穂:「今回の調査の目的、ちゃんとわかってる?」
川空朱音:「そ、それは……たいへんだ!?」
GM:わかっていてもいいし、いなくてもいい。
川空朱音:「えーと……何かヘンなことがあったから、何があったか調べる……ん、だっけ」あんまり自信は無いぜ……!
羽渕沙穂:「だいたい合ってるね。でも、資料によるとだね……」
GM:スマホを操作して、いくつかのファイルを開く。
川空朱音:「ほうほう……?」横からにゅーんとのぞき込みます
羽渕沙穂:「あれだ。”夜の校舎に不審人物”とか」
羽渕沙穂:「あと”怪物を見た”なんてのもあるね」
羽渕沙穂:「うちの学校、オーヴァード多いから、どっちもあり得るっちゃーあり得るけども」
羽渕沙穂:「UGN的には一応調べとかなきゃ居心地が悪いっつーか? そういう感じ? まあ、知り合いが悪ふざけしてるだけならいいけどさ……」
川空朱音:「ありえるっていうのもすごい話ねえ」
川空朱音:「不審人物……だって、ただの変質者かもしれないけど……本当にそうなのかは確認しなきゃだもんね……!」
羽渕沙穂:「真夜中にありえないパワーで空手の稽古してたり、木刀振り回してたりするのが見つかって……とか」
羽渕沙穂:「そういうケースが考えられるには考えられるとか、そうでもないとか。……それじゃ」
川空朱音:「えっなにそれこわい」
羽渕沙穂:「知り合いであることを祈って、調査はじめよう。部活棟の方から行こうかな?」
川空朱音:「はーい!」
GM:すでに鍵は開いている。
GM:羽渕が片手を差し出すと、そこに光が灯り、校舎を照らす。
羽渕沙穂:「はいクリア。誰もいねーなー」
川空朱音:半分くらいは冒険気分だ。何も起きないのが一番で、でも何かあると楽しいかもしれない。その程度の。
川空朱音:「天井に何かくっついていたり……も、しないね」
羽渕沙穂:「大丈夫そうだね。早めに終わったらなんか食べて帰る? ファミレスならやってるかも」
川空朱音:「あ、いいなあ、はんばーぐたべたいですよはんばーぐ!」
羽渕沙穂:「ハンバーグってヒロインっぽい食べ物なわけ?」
川空朱音:「ほら、血とかいっぱいつかうから」
川空朱音:「う゛っ……」
川空朱音:「あ、あんまりヒロインっぽくはない……かも……」がくり
羽渕沙穂:「食べたいもの食べなよ」 笑う。 「あたしはオムライスにしよ……っと」 そして、足を止める。掌から出していた光を消す。
GM:では、ここで判定をしてみましょう。
川空朱音:「あっオムライスはかわいくてヒロ……」言葉を切る。
GM:《知覚》スキルで難易度6の判定です。ダイスの振り方はご承知ですか?
川空朱音:dx!
GM:そうです!問題なければダイスを振っちゃってください!
川空朱音:知覚は持っていなくて感覚4だから4dx10……でいいんですよね……!
GM:そういうことになります。4dxでも振れます!
川空朱音:4dx ごーごー!
DoubleCross : (4R10[10]) → 9[1,2,9,9] → 9

川空朱音:ぱーふぇくと
GM:さすがブラムストーカーは鋭い。問題なく知覚できました。
川空朱音:ブラムストーカーなので生き物の気配には敏感なんです。たまにぎるとっぷせんぱいがおいしそうなきがしてこまる。
GM:声が聞こえた気がします。それも複数の。ざわざわというざわめきが聞こえます。
羽渕沙穂:「……聞こえた?」 耳に手を当てる。
川空朱音:「うん、先輩も?……いっぱいいる、ね」
川空朱音:「どっちから……」
GM:おそらく、上の階だと推測できます。
川空朱音:非日常が起きればいい、なんて口で言っても、本当にそうなってほしいわけじゃなかった。わたしたちがどうにかしなきゃいけない。するんだ。ヒロインになるチャンスだぞ。
羽渕沙穂:「……複数が相手かあ。ちょっと確認して、ヤバそうだったらすぐ逃げる。で、オーケー?」
川空朱音:「おーけー。一塊、挟み撃ち、どっちがいいかな」ぱっとでてくるのはエージェント教育の成果だ!
羽渕沙穂:「固まっていこう」 片手を伸ばす。 「ガードは任せて」
GM:羽渕さんはカバーリングエフェクトを持つ、バディ戦闘に習熟したエージェントだ。
川空朱音:「頼りにしてますとも、せーんぱい?」こわい、こわいのは確かだけど……せんぱいはほんとうにたよりになるのだ
川空朱音:袖に隠したピンバッジをいつでも取り出せるように、いつでも剣を出せるように準備しながら。
羽渕沙穂:「いいけどさあ! 攻撃よろしく。やばいの出てくるなよ~」
川空朱音:声は震えていなかったはずだ。
GM:羽渕さんは二階に続く階段に足をかける。
川空朱音:「弱いのがいっぱい、だといいねえ」蹴散らせるので!
GM:そのまま上っていく。川空さんもぴったり続いて上ってもいいし、一階を警戒してもいい。
川空朱音:2~3段後ろを登っていきます。上は警戒してくれているので意識はやや1階に。
羽渕沙穂:「あ!」
GM:では、羽渕さんが階段の上の方を見上げて声をあげた。
川空朱音:「わひゃ!?」視線を追います
羽渕沙穂:「なんかっ、いま小さい生き物が……猫? みたいな……」
川空朱音:「え、猫……どこから……? 鍵、かかってた……よね……?」
羽渕沙穂:「そうだけど……、っ!」
羽渕沙穂:「朱音!」 羽渕さんはきみを突き飛ばした。踊り場の壁に押し付ける。
川空朱音:「じゃああれ、がっ!?」突き飛ばされて姿勢を崩します。慣れてない!
羽渕沙穂:羽渕さんの手に、光の盾が生まれる。その直後、盾が飲み込まれるようにして消えた。
羽渕沙穂:「朱音。これ……」 盾を掴んでいた腕が、何かに絡みつかれているのが川空さんにもわかるだろう。
川空朱音:なにがおきたのかもわからない。あの何でも防いできた盾が、消えた?
羽渕沙穂:「やばいかも」
GM:ごぼん、と音がして、今度は羽渕さんの姿が消えた。
川空朱音:咄嗟にバッジを握りこむ。「せんぱい!?」血のこぼれる手を突き出して絡みつく”何か”を突くべく伸ばす。
GM:では、川空さんの手は宙を掴む。
GM:羽渕に代わって、いまそこにいるのは、黒く巨大な影法師だった。泥の塊のようにも見える。
GM:違うのは一点、その表面に、いくつもの目が浮き上がり、ぎょろぎょろと四方八方に視線を向けたことだ。
川空朱音:先輩なんていなかったかのように消えてしまった。消えてしまった? 突き飛ばされた感触がまだ残っている。
川空朱音:あれに飲まれた? わたしをかばって?
???:「……あが、い……ごぼ」
川空朱音:「せんぱい、を、返してよ!」斬りかかります
GM:不明瞭な声のような呟きを発して、影法師は君の剣を受ける。その寸前で、
GM:どしゃっ、とその実体が崩れ落ちた。
川空朱音:手に負えなかったら帰る、なんて言葉は頭から飛んでいる。
GM:きみの剣は虚空を斬り、影法師は本物の影へと姿を変えた。
川空朱音:空振り。逃げられた? そうだ、先輩。せんぱい、は……
GM:この周囲の暗さ——こうなってしまえば、ただの暗闇と影を区別する方法はない。
川空朱音:……どこにもいない。暗闇の中にただ一人取り残されて。
川空朱音:影を照らしてくれる明かりは既にない。
GM:ふと気づけば、上の階から聞こえていたざわめきも止んでいる
GM:きみは夜の校舎に一人、取り残された。
川空朱音:大丈夫、大丈夫だ。オーヴァードは頑丈だ。そう簡単には死なない。まだ間に合う。……そのはずだ。
川空朱音:自分でも信じていない言葉を繰り返す。飲み込まれてしまいそうな闇に押しつぶされないように。
川空朱音:「先輩、少しだけまってて……絶対に助けるから」声に出す。モノローグはヒロインっぽいからって、すっかり癖になってしまった。
川空朱音:……何も聞こえない暗闇よりは、少しだけ気が紛れた。
GM:シーン終了。

GM:ロイスの取得のみ可能です。シナリオロイスへの取得を推奨します!
川空朱音:せんぱい//”ギルトップ”羽渕沙穂/友情/心配〇 こうで!
GM:OK!

◆Opening02:“木端微塵”森下仁

GM:OP2:”木端微塵”森下仁
GM:登場ダイスをお願いします!
森下 仁:1d10+33
DoubleCross : (1D10+33) → 6[6]+33 → 39

森下 仁:そこそこ!
GM:OK!

GM:星辰館学園、中等部校舎。教室棟。
GM:本当なら下校時刻をすでに過ぎているが、生徒の声と姿は絶えていない。
GM:ここ数日はずっとそうだ。その理由は文化祭の準備にある。
GM:森下仁のクラスも、例外ではない。クラス企画の準備をしなければならなかった。
GM:ちなみに森下くんのクラスは何をやっているでしょうか?
GM:何かアイデアがあればそれをやっていることにしましょう
森下 仁:「ほい、タコ切ったぞー!あとどんなけあるんだこれ!」
森下 仁:ロシアンたこ焼き屋ですね。
森下 仁:食材はまとめて準備して、当日まで冷凍しておくのだ。
小野川千里:「おおー。どうもどうも、ありがとうー」
GM:こちらはクラス実行委員の小野川千里。
GM:オーヴァードではない、ごく普通の生徒である。
小野川千里:「森下くん、手際良いねえ~」
森下 仁:「うん、刃物の使い方は練習してるからな!逆に、味付けの方はちょっと…こう…」
小野川千里:「大丈夫大丈夫、たこ焼きの味ってだいたいソースの味じゃない?」
小野川千里:「私ね~、マヨネーズかけて食べるのも好き」
森下 仁:「おれは……あったかくてふわふわしてたら、味はなんでも!でもそっちの赤いソースはちょっとヤだな…!」
森下 仁:味付け担当が用意した、“死”とラベルが貼られた瓶を横目に。
小野川千里:「ロシアンだからね~。これ、どのくらい辛いんだろ? 森下くん食べてみた?」
森下 仁:「ヤだって言ったばっかりだろ!?で、でも、うん。おきゃくさんに出すんだから、その前に味見は要る……のか?」
森下 仁:あたまがよくないので、早くも言いくるめられかけている。
小野川千里:「そうそう、最終的には味見しないとね。さっき来た辰巳先輩? っていう文化祭実行委員の人が、おいしいおいしいって言って食べてたよ」
森下 仁:「ほうほう、おいしく食べてくれたんなら、他のおきゃくさんもよろこんでくれそうだな、うん!」
森下 仁:「……たつみ?」
森下 仁:はて、と。どこかで聞いたような名前に、首をかしげる仕草をするも。
小野川千里:「そうだよ。変な人だったな~……あ、と、こんな感じかな?」 さっきから小野川さんはアクリル絵の具を使って絵をかいてました。
森下 仁:「ま、いっか!でも、あのソース使って「おいしい」ってことは、ロシアンたこ焼き屋としては何か……負けた気がする……」
GM:小野川さんは美術部なので絵も描く。
小野川千里:「森下くん、ちょっとそっち持って~」
森下 仁:「はーい」
GM:そこそこ大きい板に、すごいデカいタコのいらすとが描いてある。
GM:少しデカすぎるきもするし、じゃっかん妖怪っぽいが、そのセンスをどう感じるかはきみ次第だ。
小野川千里:「よーし、これどう? どうかな~?」
森下 仁:「……うん、いいなこれ!食われるんじゃない、食ってやる、って言ってるみたいだ!」
小野川千里:「そう? いけてる? いい感じ? 嬉しいな~、私最近こういう系のイラスト好きでさ~」
小野川千里:「森下くん、何部だっけ? 美術部どう?」
森下 仁:若干、UGNの仕事で戦った奴らに雰囲気が似てる絵だなあ…と思ったのは流石に伏せている。
GM:中等部の美術部は人数が少ない。隙あらば勧誘するのだ。
森下 仁:「帰宅部だぞ!部活は……うん、おれんち貧乏だから、道具がちょっと……」
森下 仁:「……うん、でも、部室の掃除とか荷物を運ぶとか、そういう手伝いならいつでもする!」
小野川千里:「えー! 粘土こねるだけでも楽しいのに~。……森下くん優しいね~」
小野川千里:「じゃあ今度さあ、彫刻もやるから、そのときに……あれっ」
森下 仁:「そ、そうか…?おれ、バイトでお世話になってるとこで、みんなに迷惑かけてばっかだから、学校じゃその代わりにって……」
森下 仁:若干照れつつそう返しかけた、ところで。
森下 仁:「……ぅん?どした?」
GM:小野川さんは教室の隅に目を向ける。
小野川千里:「なんか、そこにあったたこ焼きの素(※小野川さん視点)……」
小野川千里:「減ってない??」
GM:減ってる気がする。明らかに量が少ない。ついでに森下くんが目をこらせば、点々と粉のついた足跡も見つかるだろう。
森下 仁:「……あっ」
小野川千里:「どこかから漏れてる? やだな~、困るな~」
森下 仁:「まさか、C組のランダムお好み焼き屋が妨害に……!?」
森下 仁:目ざとく足跡を見つけて、目がきゅぴぃん、と。
森下 仁:その足跡が、中学生のものにしては若干、いやかなり小さいことには、気付いていない。
小野川千里:「えー! そんなグルメ漫画みたいなことあるかな~?」
GM:森下くんには追跡することもできます。
GM:小野川さんはまったく気づいていない
森下 仁:「この街はさ……なんだって起こるんだぜ……!」
森下 仁:「おれ、ちょっと見てくる!」
森下 仁:そう告げて、足跡をつけていきましょう。
小野川千里:「あっ、森下くん! C組の人によろしくね~!」
GM:では、森下くんが廊下に出て、後をつけると……
森下 仁:はーい、と元気のいい返事を背後に返して。とっとことっとこと足跡を追いかけてゆく。
GM:空き教室の一つ、わずかに開いた扉の前に行きつくでしょう。
GM:明らかに何者かの気配がある。
森下 仁:「……あれ。C組じゃ、ない……?」
GM:がばっと扉を開けてもいいし、こそっと扉を開けてもいい。
森下 仁:すんすんと臭いを嗅ぐような仕草をしてから、そぉっと、扉に手をかけて。
森下 仁:「ともあれ、御用だぁっ!!」
森下 仁:がばっと開く!
長靴をはいた猫:「ぶぅわぁっ!?」
GM:そこにいたのは——
GM:長靴をはいた猫!王冠らしきものまでかぶっている!
森下 仁:「……………………」
森下 仁:「ねこだ!」
GM:きみのクラスからちょろまかしたたこ焼きの素だけではない。
森下 仁:見たままを脳直で口にする。
GM:りんごあめのリンゴ、お好み焼きの具材、タピオカミルクティー……
GM:そうした戦利品が、そいつの足元にある!あからさまだ!
長靴をはいた猫:「な、なんだ!? 貴様! 無礼な!」
長靴をはいた猫:「この吾輩は食事中だぞ! 出ていけっ!」
森下 仁:「そ、そういや聞いたぞ……いろんなクラスから食べ物がなくなって、それが原因でクラス同士の戦争になりかけてるって……!」
森下 仁:「犯人はおまえだな!……えーと、えーと……」
長靴をはいた猫:「吾輩は猫の王である」
森下 仁:「……そうか、つまり猫又の親戚だな!」
長靴をはいた猫:「だから図が高いぞ人間の小僧!」
長靴をはいた猫:「まだ頭が高い!」
森下 仁:「うん、そうか、王様かー。王様なら仕方ないなー」
森下 仁:自称・猫の王の前にちょこんと正座して。
長靴をはいた猫:「そうだ。王様なので偉い」
森下 仁:「……なわけあるか!なんで王様が、ドロボーみたいな真似してんだよ!」
長靴をはいた猫:「ぜっ、税だ! 王自らの徴税!」
長靴をはいた猫:「ドロボーと一緒にされては甚だ不愉快である! 吾輩はよそへ行くっ!」 ばっ、と身をひるがえす。思った以上に素早い。
森下 仁:「えっ、でもそういうのって、普通は兵隊さんとかお役人とかが……あっ」
長靴をはいた猫:「では失礼」
GM:絶技! タピオカミルクティーを飲みながら、いつの間にか開いていた窓から身を躍らせる。
森下 仁:「お、おう……またな、王様……」
森下 仁:勢いに流され、正座したまま手を振って見送る。
GM:ちなみに窓の外を覗き込んでも、なんの跡形もない。
GM:煙のように消失した。だが——
GM:まぎれもない怪異であることは確かだ。きみはこのことをUGNに報告する義務くらいはあるだろう……。
森下 仁:ゆっくりと立ち上がる。窓の外を見る。そうして、不思議なものを見たような気持ちで室内の食べ散らかしを眺めながら。
森下 仁:「……とりあえず支部長か直ねーちゃんか……ええと」
森下 仁:こういう場合に相談すべき相手を考えながら、携帯端末にメールの文面を打ち込む。
森下 仁:『なあ、猫又にマタタビって効くかな?』

GM:シーン終了。
GM:ロイスの取得のみ可能です。
森下 仁:長靴をはいた猫に「■好奇心/憤懣」で。
森下 仁:以上です!
GM:OK!

◆Opening03:“アガートラム”大久保満希界

GM:OP2:“アガートラム”大久保満希
GM:登場ダイスをお願いします
大久保 満希:1d10+31
DoubleCross : (1D10+31) → 9[9]+31 → 40

大久保 満希:oh
GM:OK!

GM:星辰館学園。中等部、校舎裏。
GM:普段まったく用事のない文系部活動の棟があるその区画に、珍しく大久保満希は足を運んでいた。
GM:その理由は——
松永弘美:「いやー、ごめんね。なんか……頼み事しちゃって……」
GM:隣にいるのは、きみのクラスの飼育委員。松永さんだ。
GM:非オーヴァードのふつうの生徒です。
松永弘美:「文化祭で忙しくて、普通の委員会なら活動休止みたいなところもあるんだけどさ……うちはそういうわけにもかなくてさー」
大久保 満希:「んぃ? あぁ、大丈夫大丈夫。生き物相手だもんねー」
大久保 満希:「でー、えっと……なんだっけ?」
大久保 満希:「動物がどーのこーのって……?」
松永弘美:「うん。うさぎとか鳥とかのご飯運ぶのも一苦労なんだけど……」
GM:単純な力仕事の餌運び係を任されたのも、一つの理由。そしてもう一つは、
松永弘美:「……飼育小屋にね。最近、なんか……あれが……不審者? だか、なにかが出るって噂があったからさ」
松永弘美:「一人で行きたくないな~って、思ってね」 
大久保 満希:「不審者? なるほどねー」
GM:松永さんの言う通り、周囲はそろそろ暗い。不気味だ。
大久保 満希:「ふふん。ならこの満希ちゃんに任せておきなさーい」ふんす!
松永弘美:「うおー。頼もしい! 大久保さんはあの辺の噂、聞いたことない?」
大久保 満希:細い腕を力こぶをつくるようにして見せつける。できてないけど
GM:聞いたことがあってもなくてもいい。噂としては、
GM:動物がやたら怯えるだとか、怪物が出るだとかそういう感じのふわっとした噂ぐらいなら聞いたことがあるかもしれない。
大久保 満希:「うーん。あたしはあんまりかなぁ。知ってそうな子なら知ってるんだけど」
松永弘美:「そんじゃー私と一緒だ。なんか妖怪?みたいなのを見たとか、見てないとか」
松永弘美:「私、そーゆーの信じない派なんだよね。大久保さんは?」
大久保 満希:「妖怪……おばけ!?」
松永弘美:「そうそれ。お化けだってさ。いるわけないじゃんね。少なくともわざわざ中学校出るほど暇じゃないでしょ」
大久保 満希:「あたし、お祓いは専門外というかー……ユーレイとか、そういうパンチでどうにかできないもの、ちょっと苦手とゆーかー……」
松永弘美:「うっそ!? 大久保さんそういうの苦手なの!? なんか、意外!」
大久保 満希:「なによー! あたしを何だとおもってるのさー!」ぷんすか
松永弘美:「いやーもっと、こう……怖いモノなし、みたいな感じかと……」
大久保 満希:「あたしにだって、怖いものとかあるよー。もー」頬を膨らませて
松永弘美:「悪かったって……あれ?」
松永弘美:首をかしげる。 「誰か先に来てた? 飼育小屋、開いてる……」
大久保 満希:「……あたし帰っていい?」
GM:では、きみの問いかけに答えはない。
GM:松永弘美は、首を傾げたままの姿勢で目を見開き、固まっている。
大久保 満希:「……? あれー……?」
日坂泥玩:「……オーヴァードか。固まらないな」
GM:のっそりとした動きで、飼育小屋から人が出てくる。
GM:見知らぬ和装の、陰気な男だ。
日坂泥玩:「何人か見かけたぞ……どうなっている。この学園には多いのか?」
大久保 満希:「……えっと、どなたですか?」無邪気な中学生の表情を維持しながら、足を肩幅に。右足を少し前に。
日坂泥玩:「日坂泥玩」 驚くべきことに、尋ねられたら堂々と名乗った。
大久保 満希:「あ、はい。……大久保満希です」きょとん、として
日坂泥玩:「《アビュドス》セルの”ウァジ・ウェル”とも呼ばれている。好きな方で呼べばいい」
大久保 満希:「あびゅ、うあじゃ……えっと、つまり」言いにくい!
大久保 満希:「……うん。不審者って、おじさんのことでいいんだよね」脇を締め、肘を曲げ、右手のひらを前に。
日坂泥玩:「つまり通りすがりのオーヴァードで、お前とは関係がない。すぐに立ち去る」
日坂泥玩:「……好戦的だな」 ため息をつく。
日坂泥玩:「お前はUGNか? それとも他のセルか。まだ妨害されるようなことは何もしていないぞ」
大久保 満希:「“私“とは関係がなくとも、この飼育小屋の動物相手ならどうですか」
日坂泥玩:「そちらにも何もしていない。調査していただけだ」
日坂泥玩:「モチーフがな。手元から逃げた……それを追っている」
大久保 満希:「……。」
──アカカンガルー。それが大久保満希が宿したキュマイラ因子。大人のオスなら、一足で瞬時に8mもの距離を跳躍できる。

大久保 満希:今からでも、すぐに踏み込んで腹を吹き飛ばす程度はできる。……が、今は、やる理由がない。疑わしきはなんとやら。
日坂泥玩:「お前、何か知らんか? ここに大した痕跡は——、む」
大久保 満希:「……なにか?」
GM:簡単に距離を詰められるし、必要なら攻撃を加えられるだろう。
日坂泥玩:「手がかりだ。俺は探しものをしているだけだが……」
日坂泥玩:「やるのか? 気が進まないな」
日坂泥玩:「なにしろ俺とお前がやれば、俺は粉々だろうから」
大久保 満希:「……探しもの如何、という話ではあります」
日坂泥玩:「俺にもよくわからん。いまあれがどうなっているのか、俺が知りたいくらいだ」
大久保 満希:「……話が見えません」
日坂泥玩:「お前、何か噂を知らんか。こう、万丈かつ巍々とした風格のある——ああ!常人の感性はよくわからん、あれの説明ができん!」
日坂泥玩:「くそっ! ……知らんか!?」
大久保 満希:「いや、知らないよそんなの……」戦闘態勢を保つのもだんだん馬鹿らしくなってきた
日坂泥玩:「ならばお前に用はないな。俺を見逃せ」
大久保 満希:「……おじさん。とりあえずその子、人襲ったりとかしない? しないならまぁ、110番で済ますけどさ」ひとまず拳は降ろして
日坂泥玩:「人を? それは襲うだろう。とりあえず手当たり次第に捕食しようとするはずだ」
日坂泥玩:「活動時間が限られているから、むやみに近づけば当然そうなる。阿呆でもわかる」
日坂泥玩:「結果、襲われるのは阿呆以下ということになる。何も問題あるまい。……では失礼」 きみの横を通り抜けようとする。
大久保 満希:「……肉食獣に首輪をつけずに放し飼いして、逃げられたら呑気に『襲われる方がアホ』だと?」
日坂泥玩:「ほかに言いようがないだろう。オーヴァードなら近づくな」
大久保 満希:I字バランスめいた大開脚からの、大上段蹴り! 日坂の側頭部の手前で止められたそれが、日阪の髪を乱す。
日坂泥玩:「ふむ」 反応しない。できなかっただけでもある
日坂泥玩:「その反応を見るとUGNだな。俺は運が悪い……やめておかないか?」
大久保 満希:「……今は殺しません。うっかり貴方の頭が花火になる前に、速やかに首輪をつけてください」足を降ろして
日坂泥玩:「断る」
大久保 満希:「……はい?」
日坂泥玩:「俺は彫刻をやっている。セルの長に言わせれば”アーティスト”の活動だ。あれは自由に動いている図が最も引き立つ」
日坂泥玩:「よってお前の提案は冗談ではないし、断固として拒否する」
日坂泥玩:「正気とは思えん……UGNには狂人ばかりか……?」 ぶつぶつ呟きながら、きみに背を向けて去ろうとしている。
大久保 満希:「……フー……」細く息を吐いて
大久保 満希:「警告は、しました」およそ人間の体から出る音ではない、砲撃のような炸裂音を伴った、飛び蹴りがその頭を散らしにかかる。
GM:では、きみの飛び蹴りは日坂の頭部を完全に粉砕する。……石灰質の粉が飛びちり、全身が石の破片になって崩れ落ちる。
日坂泥玩:「……やれやれ、野蛮すぎるな……」
GM:《魂の錬成》が使用されました。離れた位置に、日坂泥玩が再構成されている。
日坂泥玩:「切り札を切らされた。……さっさと退散しよう。蛮人の相手はうんざりだ……」
GM:そのまま瞬間退場が使用される。日坂の姿は、おそらくバロール能力と思われる、背後に出現した黒い門の向こうに消える・
大久保 満希:「……むぅ」着地。微妙に間合いよりも遠い位置。すぐさま同じように攻撃は不可能。
松永弘美:「……あれ?」
GM:ワーディングも切れたようだ。松永さんがよろめいた。
松永弘美:「あ、えっとー……なんだっけ? 飼育小屋? 開いてない?」
大久保 満希:「……」構えを解いて、小さく表情のマッサージをしてから駆け寄る
大久保 満希:「……“あたし“帰っていい?」今度は、二重の意味で。
松永弘美:「誰か開けて、鍵閉めなかったのかな……あ、大久保さん、これからなんか用事あった?」
大久保 満希:「いや、オバケとか言われてさー! それで誰も居ないのに開いてるとかさー!」
松永弘美:「そんなん私だってやだよ! ねー、一緒に餌あげようよ~。お願いだから!」
松永弘美:「あと五分! 五分だけ!」
松永弘美:「ねっ!?」
大久保 満希:「うぅ~……わかった」松永の後ろに隠れながら
松永弘美:「はいじゃあいこう! いこう!」

GM:シーン終了。
GM:ロイス取得のみ可能です。
大久保 満希:“うえじゅなんとか” 日坂泥玩 好奇心/○敵愾心
GM:OK!

◆Opening04:“ライトアクシス”西澄燦

GM:OP4:”ライトアクシス”西澄燦
GM:登場ダイスをどうぞ!
西澄燦:西澄燦の侵食率を+10(1d10->10)した (侵食率:33->43)
西澄燦:うーん、昂ぶってる!
GM:高いッ

GM:星辰館学園、中等部。
GM:文化祭の近づく学園で、台風の目のように静かな部屋が一つだけある。
GM:文化祭実行委員の活動室だ。
GM:ほとんどの実行委員が出払っており、この時期、貸し出し資材も体育館に移管している。
GM:よって、人に聞かれたくない話をするには最適といえた。
GM:西澄燦と、辰巳十三のように。
辰巳十三:「……呼び出して悪かったな、西澄サン。クラスの仕事で忙しかっただろ?」
GM:辰巳十三。N市第13地区の支部長であり、なぜか文化祭実行委員でもある。
西澄燦:「ああ」 と、答えてから
西澄燦:「……いや、実際のところはどうだったのだろう。体のサイズを調べられるだけだった気がする」
辰巳十三:「……なにやんの、きみらのところ。着ぐるみでも着るの……?」
西澄燦:「みんなはこれも仕事だと言っていたが、どう思うだろうか」
西澄燦:「メイド喫茶、というものらしい。仮装をしての喫茶店の経営だそうだ」
辰巳十三:「あー! メイド喫茶!? すげー、それ楽しそうじゃん!!!」
辰巳十三:「石蕗が泣いてみたがるだろうな! くそー、しくじった。俺もクラス委員やればよかったな……文化祭実行委員って出し物に絡まないんだな……」
西澄燦:「……そうだろうか」 と“ケイヴマン”の言葉を受けて思い出す。
西澄燦:「その話を条一にしたら、なんというか」
西澄燦:「苦しそうな表情をしていたのだが」
辰巳十三:「ハハハハハハ! そりゃそうだろうよ!」
辰巳十三:「だってきみ、それはやっぱり……あ、やべ、話脱線してた。なんだっけか……あ、そう! 石蕗! アーティファクト」
西澄燦:「む、すまない。私もこの空気に少し酔っているのかもしれない」
辰巳十三:「きみを呼び出したってことは、つまりそういうことなんだな。アーティファクト絡みで、この学園にも関係してる。ダブルだ」
辰巳十三:「もうある程度聞いてる? 捜索してほしいものがあるんだ」
GM:ハンドアウトに記載の情報は知っていても構いません!
西澄燦:「詳しい話を聞きたい、事前に聞いてはいたがそれでもお願いする」
西澄燦:メモ帳を取り出し、確認する。
西澄燦:以前の事件により、原因のアーティファクトはなくなったがそれでもなんらかの影響が残っているとも限らない。
辰巳十三:「いいさ。俺も情報を整理したかったところだ。まず一つ目。とあるアーティファクトの逸失と、その存在が確認された」
辰巳十三:「アーティファクトの名前は鬼狐の幻燈」
西澄燦:「鬼狐の幻燈……」 メモ帳を確認する、記されており事前に聞いた記憶がある。
辰巳十三:「《アビュドス》セルって連中がどうやってか知らんが手に入れていたらしい。そいつが自ら逃走して、そんで……こっち側の情報網に引っかかった」
GM:西澄さんは知っている。
GM:鬼狐の幻燈は、人のイメージに力と実体を与えるアーティファクトだ。
GM:使い手のイメージ力次第で、様々な存在を実体化させることができる。
GM:当然、危険度は高い。かなりの優先度で探していたものだ——ということを知っている。
西澄燦:「確か、人のイメージに実体を与える能力を持ったアーティファクトだった記憶がある」
辰巳十三:「そうそう。誰の手に渡っても危険だから、一刻も早く確保したいわけさ」
辰巳十三:「で……こっからが昨日入ったばかりの新情報だけど」
辰巳十三:「そのアーティファクト、この中等部の校舎にある……と推測されている」
辰巳十三:「マジびっくりじゃないか?」
西澄燦:「……確かに驚いた」
西澄燦:「しかしそうなると自ら逃走……ということは使い手が変わったのか、それともイメージ自体がそう行動したということだろうか?」
辰巳十三:「たぶん後者だと思う」
西澄燦:「根拠は?」
辰巳十三:「昨日の夜、一人のエージェントが行方不明になった」
辰巳十三:「その際、得体のしれないバケモノに攻撃されたらしい。同行していたオーヴァードがそう証言している」
辰巳十三:「この幻燈はイメージを実体化するだけで、それを操作できるわけじゃないんだよな。つまり強力すぎるイメージを作ると、使い手もひどい目にあう」
辰巳十三:「他人を攻撃するようなイメージが形成されてるんだ。少なくとも、存在を隠そうとしていた《アビュドス》セルのコントロールを外れちまったと考えてもいい気がする」
西澄燦:「了解した。そうなると目標の確保とそれを取り戻す《アビュドス》セルとの交戦を想定することになる」
辰巳十三:「そうなんだよな。でも《アビュドス》セルってだいぶ特殊なセルでさ」
辰巳十三:「全員がアーティストを名乗ってて、すげー個人主義で動いてるセルらしいんだよ。FHって、たまに変なセルがあるよな」
辰巳十三:「だから潜在敵も、幻燈の元オーナーだった一人だけってわけだ。戦闘力もそう高くないと……思う。正面からやればね」
辰巳十三:「少なくとも西澄さんの敵じゃないよ。協力してくれるメンバーにも声かけたし。後でメンバー情報見といてほしい」
西澄燦:「了解した、確認しておこう」
西澄燦:「しかし、そうなると……」
西澄燦:「なるべく早く片付けないと文化祭に影響が出るな」 と呟く
辰巳十三:「それね」
辰巳十三:「俺も実行委員の仕事あるからな……よってこのようなスケジュールを用意したぜ」
GM:ノートに書いた雑なスケジュール表を開く。
西澄燦:「それも行方不明となったエージェントも助けないといけない……スケジュール?」
西澄燦:スケジュール表を覗き込む
辰巳十三:「明日・明後日の二日で片付けよう。そしたら文化祭までさらに三日の準備を確保できる」
辰巳十三:「スピード決着! これしかない! ……というか……」
辰巳十三:「秒で解決しないと、マジでヤバイからさ。頼りにしてるぜ、ほんと」
西澄燦:「……」 その言葉にすこし考えてから
西澄燦:「ああ、任せてほしい。すぐに終わらせる」
辰巳十三:「助かるよ。……俺から言えるのは、いまはこんなところ」
辰巳十三:「ほかに何かあるかい? 石蕗くんからよろしく頼まれてるからね。不調があったら言ってくれ」
辰巳十三:「……あいつ顔も態度も真面目過ぎてこわいんだよな……」
西澄燦:「……っ」「大丈夫、問題ないと返してほしい」
辰巳十三:「ハハ! そりゃよかった。じゃあ……」
辰巳十三:「仕事開始かな。メンバー招集するから、とりかかろうぜ」

GM:シーン終了。
GM:ロイスのみ可能です。
西澄燦:目標/鬼狐の幻燈/執着/不安:○/ロイス
西澄燦:これで取得します!
GM:OK!

◆Middle01:合流

GM:合流シーンです。
GM:全員登場で、お願いします!
西澄燦:西澄燦の侵食率を+6(1d10->6)した (侵食率:43->49)
森下 仁:1d10+39
DoubleCross : (1D10+39) → 7[7]+39 → 46

大久保 満希:1d10+40
DoubleCross : (1D10+40) → 7[7]+40 → 47

川空朱音:川空朱音の侵食率を+3(侵食率:34->37)
川空朱音:これが……”カウンターリモコン”……!
GM:OK!

GM:N市駅前、ファミリーレストラン「ダニー・ブロンコ」
GM:中学生だけのグループであろうと、部活帰り・塾帰りくらいの時間なら受け入れてくれる…
GM:そういう感じのレストランに、きみたち4人は集められていた。
辰巳十三:「……悪いね、みんな。文化祭の準備で忙しいところに」
辰巳十三:「経費で落ちるから、好きなもの頼んでいいらしいよ。俺はメキシカンハンバーグね」
森下 仁:「大丈夫だぞ、ちゃんとうちの支部長通して話をくれたんだから!あ、おれミックスグリル!」
川空朱音:「わたしは……ドリンクバーだけで」
西澄燦:「私は……これで」 メニューを見て安いものを頼む
大久保 満希:「あたしも、空手部は本番以外暇だし、クラスのほうも対して派手なことはしないから、大丈夫ですよ。あ、あたしグランドチキンステーキ!」
西澄燦:「それだけでいいのか? このあとの活動に支障が出ると困る」 川空さんに声をかける
辰巳十三:「そうそう、遠慮するなよ」
森下 仁:「あかね、ダイエット中か?」
森下 仁:早くも追加で何を頼むか、といった表情でメニューを睨みながら、ずけずけと物を言う。
川空朱音:困ったように笑って「……せんぱいとね、約束したから。いっしょにファミレス行こうって」その先輩は行方不明だぜ!
西澄燦:「だからこそ、とも言える。約束を果たすためにコンディションは十全にしておいたほうがいい」
川空朱音:「う、うう……それはたしかに……」食欲に揺れて……ゆれて……
川空朱音:よし。
大久保 満希:「仁くん、デリカシーって言葉知ってる?」
森下 仁:「うん、知ってるぞ!……そうだな、みんなダイエットとか必要なさそーだな!ごめん!」
西澄燦:「とはいえ、個人の問題にそこまで口を挟むつもりはない。問題が起こってもカバーをするから好きにするといい」
川空朱音:「じゃ、じゃあこの季節限定の……なんかはなやかなぱすた!」
辰巳十三:「秋の森のよくばりパスタな。よし!」
川空朱音:「ぱすたー!」半分くらいヤケだ!
森下 仁:「にくー!」 100%食欲だ!
西澄燦:「ふむ」 川空さんの顔を見て、周囲の様子を伺う
西澄燦:メモ帳を開いて何かを確認してから満足そうに頷く。
辰巳十三:「腹ごなしの準備が整ったところで、お話しといこう。まず俺がいまの事件の…えー……全体像を説明するから」
大久保 満希:「……西澄さん。どうかした?」
西澄燦:「何も」「いや、強いて言うのなら……」
西澄燦:「こうでなくてはな、と思っただけだ」
辰巳十三:「……そしたら各自の事情とか、俺がまだ深く聞いてない情報とかをお話ししてくれ。そっちの二人は、今日の放課後にもなんかあったらしいし……」 森下くんと大久保さんのこと。
辰巳十三:「オーケー?」
森下 仁:「うん、すっげーのを見たぞ!おたのしみに、だ!」
大久保 満希:「んぃ? オーケーデス!」
川空朱音:「おーけー!」
森下 仁:ニカっと笑って頷きます。
西澄燦:「了解した」
辰巳十三:「ならよし。いくぞ、状況はわりとシンプルだ」
辰巳十三:「アーティファクトと呼ばれる、魔法の道具みたいなアイテム群が存在する。そいつを管理するのが、俺のところの支部の仕事なんだが——」
辰巳十三:「そのうちの一つ、鬼狐の幻燈とよばれるアーティファクトがうちの中学にあることがわかった」
辰巳十三:「少なくとも、ものすごく高い確率で、うちの学校にあるだろうと思われる」
川空朱音:「きこの……げんとー……」どういう字を書くのかよくわかっていない顔だ!
大久保 満希:「きここここ……」
森下 仁:「きこ」
森下 仁:むー、と唸りながら首を傾げて。
辰巳十三:「言いにくいよな。このアイテムの効果は……詳しい話は西澄サンにまかせる」
森下 仁:「……うん、なんかすげぇのがあるってことだな!」
西澄燦:「了解した」
辰巳十三:「そいつを回収するのが、主人公である諸君の仕事だ。シンプルだろ。どうしようもなきゃ破壊してもいい」
辰巳十三:「ってわけで、西澄サン、アイテムの補足説明よろしく!」
西澄燦:その事情を記された手帳のページを開いてみせる。
大久保 満希:「よろしくおねがいしマス!」
西澄燦:「任された」
川空朱音:「おねがいしまーす!」
森下 仁:「よろしく、さんねーちゃん!」
西澄燦:「鬼狐の幻燈とは、どうやら人のイメージに実体を与える能力を持っている」
川空朱音:「イメージに……」
大久保 満希:「実態を……」
西澄燦:「空想の実体化、人為的なレネゲイドビーイングの発生に近いのかもしれない」
辰巳十三:「オッ。知的な解釈~。ありえるね」
川空朱音:「……それって、思っていることがほんとうになる、ってことですか」
川空朱音:「……こわいとおもえば、こわいものが出てくるって」
森下 仁:「…………?」
森下 仁:やはり、話を半分も理解していないような顔。
西澄燦:川空さんお言葉を受けて「それが具体的であれば、可能性は高い」「強力なイメージを実体化させれば、脅威度は増す」
辰巳十三:「そうだな。生き物限定みたいな感じらしいけどね」
西澄燦:「《アビュドス》セルが管理していたが、現在は単体で逃走。暴走に近いのかもしれない」
大久保 満希:「あびゅ……?」
西澄燦:「その辺の事情はどうだった、川空。遭遇したのだろう?」
川空朱音:だとしたら。
川空朱音:イメージを実体化させる。……だとしたら、わたしが怯えたからせんぱいがあんなふうになったんじゃないかって。ぜんぶわたしのせいなんじゃないかって。
川空朱音:「実際、よくわからないものと行き会いました」
辰巳十三:「よくわからない? そらとぶスパゲッティの怪物みたいな?」
森下 仁:「あ、それ知ってる!神さまだな!」
川空朱音:「目玉の浮かんだ……黒いカタマリ? 兄の本棚でみたことがある中でもとびきり悪趣味なやつ……」
辰巳十三:「詳しいね、森下クン! だが……違うか。怪物そのものだな」
辰巳十三:「”ギルトップ”……羽渕サンが捕まったって聞いてる」
川空朱音:「なにかよくわからないイメージでもかたちにできるなら、たぶん幻燈のせいであらわれたんだと……おもいます」
森下 仁:「……?神さまも怪物も、似たようなもんだってうちの支部長よく言ってるぞ!なんだっけ、そこに在るなら殺せる、とかなんとか」
西澄燦:「……」 考え込んでから
西澄燦:「襲われる前”ギルトップ”は何かを言っていなかったか?」
川空朱音:「せんぱいはわたしを庇ってつかまって……やつに、食べられたように見えました」
森下 仁:「……!」
森下 仁:それを聞いて。
西澄燦:「きみが直接見たものと、彼女が見たものは姿が違う可能性もある」「イメージで姿が変わるのならな」
川空朱音:「オーヴァードだもの、まだ、まだ間に合いますよね……? 大丈夫、ですよね……?」すがるような目で
西澄燦:「大丈夫だ、間に合う」
西澄燦:「間に合わせる」「だから情報が欲しい、他にはなにもないのか?」
辰巳十三:「オーヴァードはそう簡単には死なない。捕まっただかなら、どうにかなるかもしれない」
川空朱音:めちゃくちゃ安心したように息をつきます。握っていた拳がようやく緩む。
森下 仁:「……ごめん、あかね。おれ、無神経なこと言った。その代わり、うん」
森下 仁:「がんばる。あかねのセンパイを、助けよう」
川空朱音:「……うん……!」
川空朱音:「わたしが知っているのはここまでです。ふたりは……どうかな……」
辰巳十三:「そういうこと! 俺もそれ言おうと思ってて完全に忘れてた。他になんか見たものはないか?」
森下 仁:「あ、じゃあおれの番だな!」
森下 仁:「おれが見たのは、ねこだ!」
辰巳十三:「ねこ」
川空朱音:「ねこ……?」
森下 仁:「そう、ねこだぞ。しかも立って喋ってご飯を食べてた」
川空朱音:「あ、そうだ、せんぱいもねこを見た気がする、って!」
大久保 満希:「……ねこ」
辰巳十三:「猫の目撃情報ふたつかよ。これは森下クンの白昼夢でおさまる話じゃないな」
西澄燦:「“ギルトップ”も猫を見た」 手帳を開いて書き込む
川空朱音:「立ってしゃべって……ごはんをたべてた……? ねこが……???」
川空朱音:あっかわいいぞ
大久保 満希:「……なんかかわいい」
辰巳十三:「そういうイメージが投影されたんだろうね、たぶん」
森下 仁:「あ、でもすっげえ偉そうだったぞ!なんでも、ねこの王様とかなんとか」
森下 仁:「……王様だったら、ふつうのねこよりも色んなこと知ってんのかなあ」
辰巳十三:「まるで昔話だな……敵対的な相手じゃなければ、情報源になるかもしれない。覚えとこう」
辰巳十三:「ほか、どうだい? 大久保クンの方も大変だったらしいじゃないか」
大久保 満希:「んぃ。そうですね。あたしはネコはみてませんけど……不審者なら見つけました」
森下 仁:「ふしんしゃ」
辰巳十三:「不審者」 苦笑する 「猫の次は不審者か……」
川空朱音:「ふしんしゃ?」
森下 仁:え、それ普通にヤバいんじゃね?という顔。
大久保 満希:「ただの不審者じゃないんですよぉ、これが」
川空朱音:「っていうと……なんか声掛け事案とかそういう……?」
大久保 満希:「えーっと、なんだったかなぁ。あ、あびゅ……あびゅ……」
西澄燦:「《アビュドス》?」
大久保 満希:「そう、それ!」
川空朱音:「えーと、”きこのげんとー”を管理していたところ……!?」
辰巳十三:「幻燈を追いかけてきたのかもな」
大久保 満希:「《アビュドス》セルの、う、うあじ……“ウァジ・ウェル”を名乗ってるおじさんに遭遇しました」
辰巳十三:「やっつけたのかい?」
大久保 満希:「すみません。倒しきれずに逃げられました」しゅん
川空朱音:「えっあの七不思議になるような拳から逃げ切ったの!? 何者……!?」
森下 仁:「えっ、みちきの空手から生き残ったのかそいつ……すげえ……」
大久保 満希:「二人とも、あたしを何だとおもってるのかなぁ?」
西澄燦:「倒しきれず、ということは交戦はしたのか。どうだった」
大久保 満希:「んぃ、コホン。えっと、交戦……と言っていいのかは、わかりません。あのおじさん、明らかに非戦闘員でしたから」咳払いを1つ挟んでから
川空朱音:「重機無しでもビル解体とかできそう」
辰巳十三:「逃げたんだな。オーヴァードが逃げに徹すれば……まあ一対一ならどうにかできるのかもな」
西澄燦:「“ケイヴマン”の情報通り、ただし逃げられるだけの力量は持っている」 メモ帳に書き込む
辰巳十三:「だが、これで関係者が出そろってきたな」
森下 仁:「みちきはすげー奴だし、そのすげー奴から逃げきった相手もすげーと思ってるぞ、おれ。……うーん、でもほんとに学校の中で起こってる事件なんだなー……」
大久保 満希:「あかねちゃんは後でタイキックね」
川空朱音:「け、けーぶまん?」
森下 仁:どこか、しゅん、としたような様子で。
川空朱音:「ご、ごめんて!?」
辰巳十三:「俺のコードネームだよ。”ケイヴマン”はね」
辰巳十三:「関係者はこうなる——逸失した幻燈、それを追うFHセル、幻燈から生まれたと思しき”猫”と”怪物”」
川空朱音:「うっうわーっごめんなさい、なんかしぶちょーはしぶちょーって感じで……」
辰巳十三:「気にすんな。……これから大いに働いてもらうからね」
川空朱音:「……がんばります」
辰巳十三:「きみたちにはそれを追跡して、どうにか探り当ててほしい」
辰巳十三:「夜の学校の探索になるね。その前にできるだけ情報を集めて、やみくもな調査にはならないようにしよう」
森下 仁:「うん!昼は授業があるし、それに」
森下 仁:「もうすぐ、学園祭だもんな」
辰巳十三:「そういうこと。……あ、そういえば」
辰巳十三:「大久保サンと川空サンのクラスは何やんの?」
川空朱音:「……学園祭の邪魔をさせないようにしなくっちゃね。せっかくのおまつりだもの」
GM:自由に決めてもらって大丈夫だ。
川空朱音:「あ、あれー、えーと……なんだっけ?」
GM:なんなら二人が同じクラスという設定でもなんら問題ないです
西澄燦:「“ギルトップ”も学園祭に参加させる必要がある、迅速な解決を目指そう」
西澄燦:「こういうものは、全員が楽しんでやるものらしいからな」「ある人物がそう言っていた」
辰巳十三:「ハハ。言えてる」
川空朱音:「昼に学校、夕方に文化祭の準備、夜に調査! はーどすけじゅーる! なんかお祭りの裏でがんばるヒロインっぽくなってきたんじゃない……!?」
大久保 満希:「あたしのところは、なんだったかな。メイド喫茶? 男子の悪ノリで、猫耳とかつけることになったけど」頭の上に手をやって耳っぽく
辰巳十三:「さすがメイド喫茶、大人気かよ…」
西澄燦:「猫耳……?」「それをつけるとどうなる?」
川空朱音:「あー、そうだっけ……」あんまり考えたくなかったのだ。ネコミミメイドってさすがに恥ずかしくない……???
森下 仁:「メイドさんかー。うちも今から、メイドロシアンたこ焼きとかにすんのもアリかな……いや、ないな……」
大久保 満希:「……いや、あたしに聞かないでほしいな」
川空朱音:「メイドでロシアンでたこやきってさすがに闇鍋にすぎない???」
西澄燦:「よくわからないがコンセプトは一貫していたほうがいいと思う」
川空朱音:「これはもうぎるとっぷせんぱいにも意地でもねこみみをつけてもらわなきゃだよ……! 巻き添えは多い方が良い!」
辰巳十三:「いいねえ。”ギルトップ”の参加してるところは見ものじゃないか……よし、オーケー」
森下 仁:「うん、おれもそう思う……せっかく看板も用意してくれたんだしなー……」
辰巳十三:「作戦開始といこうじゃないか。やれるかい、主人公諸君!」
川空朱音:「おー!」
森下 仁:「おう!おれたちがヒーロー&ヒロインだ、ぜ!」
西澄燦:「いつでも作戦行動は可能だ」
大久保 満希:「なんかちょっと恥ずかしいけど……」「満希、がんばりマス!」
GM:では、ここで!

GM:シーン終了処理となります。
森下 仁:はーい。
GM:ロイスと調達、どちらも可能です!どうぞ!
西澄燦:PC間ロイスとかあります?
GM:PC間ロイスは
GM:川空さん⇒森下くん⇒大久保さん⇒西澄さん、で
GM:とっていただくのを推奨いたします!
川空朱音:はーい!
西澄燦:じゃあ、川空さんにとろうかな。
西澄燦:同行者/川空朱音/尽力;○/不安/ロイス
森下 仁:了解デース!では大久保さんに「■連帯感/敵愾心」。みちきの空手も凄いけど、おれの剣(※木刀)も凄いぞ!という。
西澄燦:困ってるから助けてあげないとね
大久保 満希:ロイス
オトナな先輩 西澄燦 ○おとなだー!:劣等感(体格的な意味で)

GM:じんりょく!
川空朱音:5//一緒に頑張ろう//森下仁/P:良いひと〇/N:でも木刀ぶん回し祭りって聞いたよ……???
大久保 満希:その身長差、約17センチ……!
森下 仁:ロイス残り2枠、一旦保留で!
GM:調達はこんかいチャンス少なめなので、よく狙ってね!
GM:社会力の低い皆さんは苦労なされると思うが…!
西澄燦:うーん、じゃあ応急手当狙おう
森下 仁:調達はUGNボディアーマー(購入12)を狙います。
森下 仁:2dx>=12
DoubleCross : (2R10[10]>=12) → 3[1,3] → 3 → 失敗

西澄燦:(1)dx+2 <調達>
DoubleCross : (1R10+2[10]) → 7[7]+2 → 9

森下 仁:失敗!
大久保 満希:ぼであま狙いで
西澄燦:成功!
川空朱音:うーん、とりあえず近接武器……木刀を狙います
大久保 満希:2dx>=12
DoubleCross : (2R10[10]>=12) → 5[3,5] → 5 → 失敗

川空朱音:1dx+1
DoubleCross : (1R10+1[10]) → 8[8]+1 → 9

川空朱音:えーと目標値が5なので成功! 装備装備!
GM:なんと朱音チャン大手柄
GM:では調達も完了

◆Middle02:情報収集

GM:情報収集シーンです。
GM:シーンプレイヤーは川空さん、あとは自由!でも情報収集項目は4つあるよ!
森下 仁:多い!では出ましょう!
西澄燦:でますぞ
GM:というわけで、川空さんと、出たい方はどうぞ!
西澄燦:西澄燦の侵食率を+1(1d10->1)した (侵食率:49->50)
大久保 満希:でましょう!
川空朱音:川空朱音の侵食率を+8(侵食率:37->45)
大久保 満希:大久保 満希の侵食率を+10(1d10->10)した。(侵食率:47->57)
森下 仁:1d10+46
DoubleCross : (1D10+46) → 7[7]+46 → 53

大久保 満希:ハイテンション!
川空朱音:みちきちゃんだいじょうぶ……? 高く触れすぎてない……???
大久保 満希:ね燃費はいいから……
GM:OK!

GM:まずは情報収集判定を行っていただき、
GM:その結果を共有する形でシーンをつくります。なので、まずはとにかく判定あるのみ!
GM:項目は、これだ!
■情報収集
□長靴をはいた猫の噂 《情報:噂話》難易度6
☆夜の校舎の噂 《情報:噂話》難易度5
☆”ウァジ・ウェル”日坂泥玩について 《情報:裏社会》または《情報:UGN》難易度8
☆鬼狐の幻燈について 《情報:裏社会》または《情報:UGN》難易度7
GM:☆マークは
GM:調査の進行に必須の項目です。つまり長靴をはいた猫は抜けなくても大丈夫。
GM:調査が成功すれば、さらなる調査項目が開く可能性もあります。
GM:というわけで、各自得意分野を狙ってください。
森下 仁:こちらは、コネは噂話対応しかないので、猫か校舎かなあ、と思っています。
西澄燦:じゃあ、☆鬼狐の幻燈についてをやります。そういう話ですので
川空朱音:同じく噂好きの友人くらい!
川空朱音:こちら夜の校舎をやりたいです(せんぱいの手掛かりになりそうなので)
大久保 満希:うーん、じゃあうあじなんとかについてで行こう
川空朱音:ほい、とりあえず今の情報リストを共有メモ送りにしておきました
森下 仁:じゃあ、大久保さんがウァなんとか=サンを抜ければ猫を。抜けなければフォローを試みる感じで。
GM:決まったら判定をどうぞどうぞ
川空朱音:☆夜の校舎の噂 《情報:噂話》難易度5、いきます!
西澄燦:では、ということで☆鬼狐の幻燈についてを判定します。使用技能は<情報:UGN>コネのUGN幹部を使用、ダイス+2
西澄燦:(1+2)dx>=7 <情報:UGN>
DoubleCross : (3R10[10]>=7) → 5[2,3,5] → 5 → 失敗

森下 仁:あ、このシーンで抜けなかった情報は、次のシーンで調べられる、と思っていてよいでしょうか。>GM
GM:もちろんです!>次のシーンで
森下 仁:イェア!
川空朱音:(1+2)dx>=5 情報:噂話、噂好きの友人ぱわー!
DoubleCross : (3R10[10]>=5) → 8[5,6,8] → 8 → 成功

大久保 満希:2dx>=8 うぁじなんとか
DoubleCross : (2R10[10]>=8) → 7[5,7] → 7 → 失敗

川空朱音:やりました
西澄燦:失敗するとダサいので財産2点使います、これで達成値7。財産4→2
GM:さすが西澄さん、お金がある
大久保 満希:財産点1つかって成功! 財産3→2
川空朱音:わたしの友達の手にかかればこんなものです
GM:大久保さんまであった!?
森下 仁:じゃあ猫を調べよう。コネを使って噂話で。
森下 仁:4dx+1>=6
DoubleCross : (4R10+1[10]>=6) → 10[6,6,9,10]+7[7]+1 → 18 → 成功

森下 仁:すっげえ詳しい友達がいた。
GM:やりやがる……
GM:社会が低いと舐めていたら痛い目をみる……
GM:項目を開示していきます
□長靴をはいた猫の噂
中等部の空き教室で、直立歩行して喋る猫を目撃したという噂がある。
態度はなぜか偉そうだが、人を襲ったり危害を加えたりされた話は聞かない。
ただし驚くほど俊敏で、食べ物を持っていると盗まれてしまったという。
それについて抗議すると、「夜の校舎は吾輩の縄張りである」と主張された。
人間に対してそれほど敵対的ではなく、夜の校舎を探索する情報源として期待できるかもしれない。
GM:□夜の校舎の噂
近頃、中等部の校舎に日が暮れるまで残る生徒が増え、奇妙な噂が横行している。
喋る猫をはじめとして、夜のプールの不気味な影、迷子になる廊下、徘徊する黒い影法師——
など、よくある七不思議のような印象を受けるが、ここ数日で急激に広まっている点が特異といえる。
特に黒い影法師については、”ギルトップ”羽渕沙穂が連れ去られた件と一致する特徴がある。
個々の噂について聞き込む価値はあるだろう。

→夜のプールの噂、迷子になる廊下の噂、☆黒い影法師の噂について情報収集が可能になりました。
□“ウァジ・ウェル”日坂泥玩について
ファルスハーツ《アビュドス》セルに所属するオーヴァード。
《アビュドス》セルはメンバー全員がなんらかの「アーティスト」を名乗る奇妙なセル。
その活動はひたすら傍迷惑なものが多く、構成員も一人残らず奇人変人の類であると言われている。
”ウァジ・ウェル”日坂泥玩は「彫刻家」を自称しており、
この世に存在しないようなモチーフを探し求めているらしい。
シンドロームはバロール/モルフェウス、直接戦闘は苦手なタイプ。
□鬼狐の幻燈について
イメージを生物として実体化させるアーティファクト。
京都の名士・樋口と呼ばれる実業家の邸宅から回収されたと記録されている。
つい最近まで《アビュドス》セルが保持していたようだが、
なんらかのイメージを投影した際に自ら逃走したと思われる。

光を灯すことで所有者となることができ、所有者となった者を実体化した生物が攻撃する事例はない。
このことから、所有者にはなんらかの保護が働くことが推測できる。
このアーティファクトは夜にのみ起動させることができ、
昼間・および非起動状態ではその異常性をまったく発揮しない。
GM:以上、4点でした。
GM:この情報を共有していただきましょう。具体的には、放課後の文化祭実行委員会の活動室で。
森下 仁:夜の調査に向けての…準備!
GM:では、中等部の教室で。
辰巳十三:「さて……だいたい情報は集まったかい、諸君」
西澄燦:「はじめから調査していたからな、問題ない」
森下 仁:「うん、色々わかったぞ!ねこのこと!」
森下 仁:卓上に、どん、とでっかい風呂敷包みを置きながら。
川空朱音:「お、重くないの!?」
西澄燦:「それは?」
大久保 満希:「それは……?」
辰巳十三:「……なにこれ?」
森下 仁:「ねこ、おなか空かしてたからな!神社のみんなに、食べ物いろいろ分けてもらった!」
辰巳十三:「第12支部の人々は、本当にこう……あの……」
森下 仁:「教えてくれ、って頼みにいくんだから、ちゃんとお土産持ってかないと!」
大久保 満希:「……そういう問題なのかなぁ」
辰巳十三:「アットホームだな!」
大久保 満希:「支部長……」
川空朱音:「おおー、しっかりしてるねえ」
森下 仁:「ほんとは鍋とか持ってけるといいんだけど、火はダメだってさ……」しょんぼり。
西澄燦:「その様子だときみの言っていた猫は好戦的ではない、と判断できる情報のようだな」
大久保 満希:「んぃ。さすが西澄さん冷静。あたしはもうツッコミが追いつかないよ」
森下 仁:「うん。めちゃくちゃ偉そうだけど、襲われたとか、怪我させられたって奴はいないんだって。そのかわり、すぐ逃げちゃうらしいけど。というか逃げられたけど」
辰巳十三:「まあ、被害がなくてよかったよ。とりあえずそいつから情報を聞き出せそうだ」
森下 仁:「だから、ちゃんとお土産持ってお願いしたら、力を貸してくれるかもしれない」
辰巳十三:「はじめて俺たちに有利な情報が出てきた気がするぜ」
大久保 満希:「なるほど……」
川空朱音:「もしかしたら……話すねこと、ともだちになれる……!?」
西澄燦:「話す猫……」あるレネゲイドビーイングを思い出す。
川空朱音:「それはなんかすごく嬉しいね……!?」
川空朱音:「その“話すねこ”の他にも七不思議っぽいのが広まってるみたいです、いっぱい」
川空朱音:「せんぱいと話していた方……カラテや木刀のオーヴァードじゃなくて、みんな向けのやつ」
辰巳十三:「ああ、そう。それだそれ」
辰巳十三:「ほかにどんな話があった?」
川空朱音:「“夜のプールの不気味な影”“迷子になる廊下”“徘徊する黒い影法師”……ですって」
川空朱音:「急に広まった、って不思議がってたよ、前までそんなの聞かなかったのに、って」
辰巳十三:「七不思議としては……うーん……微妙にメインストリーム外した感じだね」
川空朱音:「……それと」
西澄燦:「急激に広まる、か。今の状況だと作為的なものを感じる」
川空朱音:「……“黒い影法師”、って、せんぱいをたべたあいつと、似てる……かも、しれません」
辰巳十三:「音楽室のピアノとか、理科室の人体模型がないもんな。……ああ、影法師」
森下 仁:「……七不思議っていうより、ホラーって感じだよなー」
大久保 満希:「あたしそういうのパスで」
大久保 満希:「パスで!」
辰巳十三:「二回も言った!」
川空朱音:「……せんぱいを取り戻さなくっちゃだもの、わたしはやるよ」
森下 仁:「……?こわいのか、みちき?大丈夫だって!」
川空朱音:「……てつだってくれたら、すごくうれしいんだけど」
川空朱音:「うれしいんだけど……」
森下 仁:「どんな奴も、だいたい、殴れば死ぬぞ!だからやれる!」
川空朱音:「すっごくバイオレンスな観念だね!?!!?」
西澄燦:「大久保、川空がああ言っているがどうずる?」
大久保 満希:「んぃー……ホラーが苦手なだけで、任務はちゃんとやるってばぁ」
辰巳十三:「あの神社、森下くんみたいなエージェントを量産してるのか……こわ……」
大久保 満希:「あたし、十二支部にいくの怖くなってきたよ……」
川空朱音:「えっ十二支部ってそんな場所なの……!?」
辰巳十三:「大久保くんがやる気になってくれてよかった。やる気ついでに、きみの調べた情報はどうだった?」
森下 仁:「……?みんな、いい奴なんだけどなあ……」
森下 仁:などと小首を傾げつつ、話を聞く体勢に戻る。
大久保 満希:「んぃ? あたしのほうは、うあじ……“ウァジ・ウェル”の話だよ」
大久保 満希:「あびゅなんとかセルの人。全員自称アーティストだって。……そういえばあのおじさんもそんなこと言ってたなぁ」
川空朱音:「……つまり……不審者集団……?」
辰巳十三:「やべ~セルのやべ~メンバーだ」
森下 仁:「アーティスト……げーじゅつか、かあ」
大久保 満希:「んで、あのおじさんは『彫刻家』で、なんでもこの世に存在しないモチーフを探してるとか……」
森下 仁:そういうのはよくわからない、と言いたそうな顔。
西澄燦:「この世に存在しない、か」
大久保 満希:「『モチーフが手元から逃げ出した』。なんて言ってたし、きこのげんとーを探してるのは確実だとおもうよ」
辰巳十三:「FHのセルってのは千差万別だ。俺が出くわした中には、全員がなんらかの武器の達人とかいう連中もいたが、そのアーティストって連中はそれに輪をかけて……おっと」
川空朱音:「見たことがないものをみてみたい、っていうのは、ちょっとわからなくもないかな……」
辰巳十三:「たぶん、次に出くわしたら戦闘になるな、そいつは」
川空朱音:「えっ武器の達人!? めちゃくちゃ悪役っぽいですね……!?」
西澄燦:「シンドロームの見立ては?」
辰巳十三:「そうだな。やりあった大久保サンなら、能力もだいたいわかったんじゃないかい?」
大久保 満希:「バロールとモルフェウス。ゲートで逃げた能力と、あたしの飛び蹴りから復活した時の能力で、多分確定」
川空朱音:「本人が“自分は弱い”なんて言っても、鵜呑みにして返り討ちじゃあ笑えないものね」そういうのは序盤の敵の役回りだよ
川空朱音:魔眼使いで……ものつくり?
西澄燦:「バロールとモルフェウスのクロスブリードか、この状況だとよくないな」
森下 仁:「ぶん殴るとしたら、ちょっと頭使わなきゃダメな感じかー…」
川空朱音:「……自分で彫る必要ってあるのかな……最初から完成形を出力できるし、形が気に入らなくても歪ませて微調整できるだろうし……」
辰巳十三:「どこから出てくるかわからないし、能力は防御寄りか妨害寄りか、まあそんなところだろうな……と、西澄サン」
辰巳十三:「なんか掴んでるな?」
西澄燦:「ああ、戦術に必要な情報を伝える」
西澄燦:「“鬼狐の幻燈”は光を灯したものを所有者と認識し、そして」
西澄燦:「所有者は実体化した生物に襲われることはない」
辰巳十三:「無敵か~。あいつも怪物に食われてくれねーかなーって思ってたのに!」
大久保 満希:「そーうまくはいかないかぁ~」机に突っ伏して
西澄燦:「つまり、“ウァジ・ウェル”と川空が遭遇した怪物。それぞれと一緒に遭遇したときは一番危険だろう」
西澄燦:「出来ることなら、各個撃破が望ましい」
川空朱音:「コンビで襲ってこられたら、厄介ですものね……!」
川空朱音:せんぱいの防御能力を越えてくるような怪物なんだから。
森下 仁:「襲われることはない、かあ……」
辰巳十三:「だが、手を引くわけにはいかねえな」
西澄燦:「それとこのアーティファクトは夜のみに起動する、昼間に見つけてもそれだと判断するのは難しい」
川空朱音:「ちょうど今だと学園祭の飾りつけと混じっちゃいますものね……!」
西澄燦:「今の時期でなければ異物は見つけやすかっただろうな」
西澄燦:「夜に校舎の探索を行う場合、“ウァジ・ウェル”の妨害、怪物との遭遇。両方に注意する。以上だ」
辰巳十三:「夜間探索で見つけるのが近道ってことになるな。よし。明日一日……日のある時間帯を情報収集に当てて、」
辰巳十三:「夜間の探索で一気にケリをつける。日程を考えるとこれでギリギリのところだ」
西澄燦:「そうだな」 メモ帳で確認する
森下 仁:「はーい。あ、しぶちょーしぶちょー!実行委員の部屋に冷蔵庫とかある?ナマモノはないし冬だけど、いちおー用心!」
川空朱音:「”ウァジ・ウェル”とあの怪物をめちゃくちゃぶん殴って……せんぱいを吐き出させる! わたしもグーじゃなくて木刀が使える! がんばろ……!」
辰巳十三:「あるよ、もちろん。なんか部活動かクラスの名前書いて保存するんだけど……」
辰巳十三:「”夜間探索部”って書いとこうかな」
西澄燦:「……そうだな、うん」「それらしくていいと思う」
大久保 満希:「数日だけの兼部ってことですね!」
川空朱音:「やかんたんさくぶ! なんか……冒険、って感じですね……!」
森下 仁:「やったー部活だ!」
辰巳十三:「雰囲気出てきた? よしよし、テンション高いのは大歓迎だ。作戦続行といこうか!」

GM:というわけで
GM:よろしければみなさんロイス取得と調達ができます!
川空朱音:み、みちきさんにもしぶちょーにも西澄さんにもとりたい……!
川空朱音:悩ましいですね
森下 仁:4人セッションはロイス枠がね…!
西澄燦:辰巳サンに取ります。
森下 仁:では、辰巳支部長に「■信頼/脅威」で。戦ったら…つよそう…!
西澄燦:13支部長/辰巳十三/懐旧:○/疎外感/ロイス
大久保 満希:ロイス
支部長 辰巳十三 ○かっこいー!;脅威

西澄燦:スキャバーズと一緒に居た時を思い出すな~って感じ
GM:なつかし組
川空朱音:6//しぶちょー/辰巳十三/P:頼もしい〇N:不安 これで!
GM:調達もどうぞ~
森下 仁:引き続き…ボディアーマーを狙う…!
GM:チャンスはここと、あと1回あるかないかですね
西澄燦:えー、ここも応急手当で
森下 仁:2dx>=12
DoubleCross : (2R10[10]>=12) → 8[1,8] → 8 → 失敗

大久保 満希:ぼでまちゃれんじ(こどもちゃれんじの語感
川空朱音:応急手当……!
森下 仁:失敗!以上です。
西澄燦:(1)dx+2>=8 <調達>
DoubleCross : (1R10+2[10]>=8) → 9[9]+2 → 11 → 成功

西澄燦:これは成功するんですよね
大久保 満希:2dx>=12
DoubleCross : (2R10[10]>=12) → 6[6,6] → 6 → 失敗

GM:西澄さんすがおいな
GM:すごいな
大久保 満希:うーん、さすがに足りない。しっぱい!
GM:4年ブランクの社会力じゃないぞ
川空朱音:1dx+1>=8
DoubleCross : (1R10+1[10]>=8) → 6[6]+1 → 7 → 失敗

川空朱音:ititarinai
川空朱音:えーと、財産点で底上げできるんでしたっけ!
GM:できます!が、
GM:次も情報収集があるので、ご利用は計画的に!
川空朱音:1点使用! おこづかいで買います! これでもまだ2点はあるぜ!
GM:OK。
GM:ではNEXTシーン

◆Middle03:情報収集2

GM:情報収集2です。
西澄燦:いくぞ
GM:あ!川空さんはステータスの侵食率をあげといていただけると助かります!
森下 仁:うおーッ!
森下 仁:1d10+53
DoubleCross : (1D10+53) → 3[3]+53 → 56

GM:シーンプレイヤーは西澄さんです。情報収集項目は3つ。
GM:登場する人はしてね!
西澄燦:西澄燦の侵食率を+7(1d10->7)した (侵食率:50->57)
大久保 満希:うおー!
大久保 満希:大久保 満希の侵食率を+3(1d10->3)した。(侵食率:57->60)
川空朱音:ここまでのシーンでも上げてませんでしたっけ……!
森下 仁:a,
GM:こちらから見ると浸食率が37点になってますね!
森下 仁:あ、コマの方の情報ですね。<ステータスの侵蝕
川空朱音:こちらだと45に……
GM:あ、そうですそうです!
川空朱音:あ、コマの「その他」欄は最大HPです……!
GM:コマの方!
森下 仁:コマを右クリック→キャラクターの変更、から侵蝕率の項目を今の値に、ということかと。
GM:コマの方の、暴走チェックと肉体値のはざまに侵食率があるので、そちらの方を宜しくお願いいたします!
GM:というわけで、川空さんもシーンにでるなら改めてダイスをどうぞ!
川空朱音:や、こちらの画面だとイニシアティブ表も45に……なっております……!
川空朱音:川空朱音の侵食率を+2(侵食率:45->47)
川空朱音:ひくい
GM:OK!
GM:いま見たら45になり47になりました。問題ないようです!
川空朱音:よ、よかった……!

GM:情報収集項目をご提示します!
■情報収集
□夜のプールの噂 《情報:噂話》難易度6
□迷子になる廊下の噂 《情報:噂話》難易度6
☆黒い影法師の噂 《知識:噂話》難易度8
GM:☆マークはシナリオ進行に必須!
GM:諸君の社会力(ぢから)で難易度8は大変だと思いますが、がんばって!
川空朱音:か、影法師行きたいなあ……!
GM:各自、特異な項目をどうぞ~
西澄燦:川空ちゃんがやるといいですよ!
川空朱音:とはいえこれを抜いちゃうと進んじゃうので、他のを調べたいなら先にやらなくっちゃですね
森下 仁:ダイス4つ振れるので、影法師に行こうと思いますが、川空さんがいきたいなら…行くといいんだぜ!
川空朱音:影法師、いきます。せんぱいのことをたすけたくて必死なので他の選択肢は……ないんだ!
川空朱音:(1+2)dx 噂好きの友人ーッ! おしえてーッ!
DoubleCross : (3R10[10]) → 10[3,7,10]+4[4] → 14

川空朱音:めっちゃわかった
森下 仁:ナイス。
GM:噂に関して無敵か……気になってきたぞ……
森下 仁:じゃあ、こちらはプールを。
GM:この友人、オーヴァードでは…?
西澄燦:じゃあ、他の情報調べよう
川空朱音:さすが初期ロイスにも入れただけはあります
森下 仁:コネを使って…
森下 仁:4dx+1>=6
DoubleCross : (4R10+1[10]>=6) → 10[7,8,10,10]+8[1,8]+1 → 19 → 成功

大久保 満希:じゃあ廊下いきまーす!噂話はコネがあるぜ
西澄燦:廊下を調べます。
森下 仁:こっちも凄く詳しい友人がいた。
GM:森下くんもこわっ!
川空朱音:水泳部とかかな……
森下 仁:夜のプールに詳しい友人……?
大久保 満希:5dx+1>=6 コネ:噂好きの友人使用
DoubleCross : (5R10+1[10]>=6) → 7[1,2,6,6,7]+1 → 8 → 成功

大久保 満希:そこそこ
GM:情報項目は3つだけなので、これでアガリです
西澄燦:押忍!
大久保 満希:オス!
GM:西澄さんの手番が余ってしまったのですが、特になにもコマンド選択肢を用意していなかった!ごめんなさいね!
西澄燦:いいってことよ
GM:こういうこともあるので、とりあえず情報項目を開示していきます
□夜のプールの噂
夜のプールで泳ぐ、人型の不気味な影を見たという噂がある。
噂話によれば、「影には背中に甲羅があった」、
「頭の上には皿があった」などの特徴があることから、間違いなく正体は”アレ”だろう。
彼らと接触する場合には、高確率で肉体勝負となることが予想される。
その際には腕を強く引っ張ることで有利に立ち回れるかもしれない。
伝承によれば、彼らの腕は抜けやすいらしい。

→「夜のプール」での判定が有利になります。
森下 仁:……アレだー!
□迷子になる廊下の噂
廊下を歩いていると、堂々巡りに陥って迷子になってしまうという噂がある。
「くすくすと笑う子供のような声を聞いた」、
「羽ばたく蝶のような生き物を見た」などの特徴があることから、
間違いなく正体は西洋の妖精に近いものだろう。
もしも廊下で迷った際には、彼らの興味をひくようなもの、
お菓子などの食べ物を差し出すことで脱出が容易になるかもしれない。

→「迷子になる廊下」での判定が有利になります。
□黒い影法師の噂
夜の校舎を徘徊し、人を攫う影法師がいるという噂がある。
「たくさんの目がぎょろぎょろしていた」、「真っ黒な影」など、
“ギルトップ”羽渕沙穂を攫った存在と特徴が一致する。
ただし、いままで影法師にさらわれた生徒は一時間もすれば廊下や教室の隅で発見されており、
長期の行方不明となっているケースはない。また本人たちも、攫われていた間の記憶はないと語っている。
居場所は一定せず、何かを探すように移動しているようだ。
真偽を確かめ、その存在を捕捉するには、夜の校舎を探索するしかないだろう。
GM:以上です。
GM:これらの情報を共有してもらうため、日が暮れる直前の実行委員会室に集まっていただきましょう。
GM:直前ミーティングです。
森下 仁:了解デース。

GM:星辰館学園・中等部。日没直前。
GM:間もなく日が暮れそうな校舎に、残ったのは数名の学生。そしていずれもオーヴァード。
GM:ここまでの情報から、日が暮れればこの中等部校舎はその様相を一変させることがわかっている。
GM:作戦の開始を目前に、できることはすべてやっておくべきだ。
辰巳十三:「……情報収集は、ここで一区切りってところかな」
西澄燦:「そうだな、時間敵に限界だろう」
辰巳十三:「情報収集の先が中学生だ、噂レベルが限界だろう……と思ってたが」
西澄燦:そう言いながら、みんなの前にお菓子を配置している。
辰巳十三:「なんかやけに詳しいやついない?」
西澄燦:こういうものは雰囲気を作ることが大切だと誰かが言っていた気がする。
森下 仁:「……なんかさあ。調べたら調べるだけ増えてったぞ、七不思議」
森下 仁:机に突っ伏してぐったりしている。
川空朱音:「わー、おいしそう! ありがとうございます」
森下 仁:そしてぐったりしたまま、いただきます、とつぶやいてお菓子をかじる。
大久保 満希:「……そういえば、あたしが七不思議になってるって聞いたけど、あれどういうこと?」
辰巳十三:「いいね、西住サン。ありがたいよ、これは」 カントリーマアムばっかり食べてる
川空朱音:「わたしのともだちはすっごいんですよ。ヒロイン話でも盛り上がれるし……なんか噂ならなんでも知ってるし……」
大久保 満希:イスの背もたれに体をあずけながら、いただきます。とつぶやいてお菓子に手を出す
辰巳十三:「大久保サンが空手してるところ見られただけじゃね?」
西澄燦:「ヒロイン?」
川空朱音:「……そんな話があるんですか???」<みちきさん七不思議
大久保 満希:「……空手部ならあたし以外にもいるとおもうんだけど」
森下 仁:「おれが聞いたのは、どっかの島から来たオーヴァード空手の達人が、中等部の誰かに奥義を伝授してったとか、そういうのだったけど」
森下 仁:「……なあ、これ七不思議じゃなくねえ?不思議っていうか伝説じゃねえ?」
川空朱音:「そうそう、なんか”こういうふうになれたらいいなー”って……格好いいなって……そういうの」
川空朱音:「オーヴァードカラテ!? なんかすごそう……!」
西澄燦:「そこまでにしよう」
辰巳十三:「うん」
辰巳十三:「順番にいこうぜ、順番に!!!」
森下 仁:「そ、そうだな!考えたら終わらないぞ多分!とゆーわけで!」
辰巳十三:「まずプールのやつ! 誰か調べたかい!?」
大久保 満希:「はーい」
森下 仁:「はーいはい!夜のプールになんか出る、って噂だな!」
森下 仁:「ほんとに出るんだってさ。河童が」
西澄燦:「河童」
川空朱音:「……」
辰巳十三:「なんかって、きみ……それは……」
川空朱音:「かっぱ???」
辰巳十三:「ネッシーとかよりびっくりだよ!」
川空朱音:「かっぱ!??!?」
大久保 満希:「河童」
川空朱音:「えっかっぱーとかじゃなくて……!?」
西澄燦:「確認するが」
森下 仁:「河童!あ、でも大丈夫だと思うぞ!油断してたら尻子玉を抜かれるかもしんないけど」
川空朱音:「尻子玉」
西澄燦:「先程の話の延長、ではなくそういう情報を入手したのか?」
大久保 満希:「それは大丈夫じゃなくない?」
川空朱音:「えっ河童……居るの……ほんとに……!?」
辰巳十三:「ほんとに?」
森下 仁:「うん、ちゃんと聞いて、調べて、朝のプールになんかヌメっとしたのが残ってるのも見てきた!」
辰巳十三:「うわっ……それって……ハハハハハ! 河童じゃん! 絶対河童だ!」
川空朱音:「ヤな証拠品だね……!?」
大久保 満希:「うへぇ……」
西澄燦:「人型のなにかがプールに潜んでいる」 手帳に記入する
辰巳十三:「いいね、会うのが楽しみになる情報だ」
森下 仁:「おれが知ってる河童と同じ感じなら、相撲で決着付けたら割と気のいい奴らだぞ」
辰巳十三:「あんの!? 河童と相撲!?」
川空朱音:「知ってる……河童……!?」
大久保 満希:「知ってる河童……!?」
森下 仁:「……あ、でも、こく……きき……こきのげんとー?それで生まれた奴らなら、やっぱりちょっと違うのかもな……」
辰巳十三:「森下クンの話すっげー面白いから後で聞かせてほしいけど、それはそれとして」
辰巳十三:「やばいやつがプールにいるのは確実……と。キリがねえから次行こうか」
森下 仁:はーい、と返事してまた聞く姿勢に。
辰巳十三:「もうちょいファンタジックな話ない?」
辰巳十三:「河童じゃなくて…こう……きらきら系の……」
大久保 満希:「んぃ? ファンタジックといえば」
辰巳十三:「俺はエルフとかがいいな」
大久保 満希:「あたしが調べたのは妖精のほうですけどね」
辰巳十三:「妖精! それだよそれ! どういうの!?」
川空朱音:「妖精……ってちぇんじりんぐとか祝福とか聖剣を授けたりとかするヤツ……!?」
大久保 満希:「廊下を歩いていると、堂々巡りに陥って迷子になってしまう~っていう噂なんだけど」
西澄燦:「その原因が妖精だと?」
大久保 満希:「クスクスって笑う子供の声とか、蝶みたいなきらきらの生き物を見たって話があるし、たぶんイタズラなほうの妖精」
森下 仁:「えーと、なんだっけ……マヨイガ、ってやつだな!西洋にもそういうのがあるって聞いたことあるぞ」
辰巳十三:「いいねぇ~。ちょっと七不思議っぽくなってきた」
辰巳十三:「妖精が相手なら……なんだっけ……それなりに交渉が通じる相手だった気がするんだけども」
大久保 満希:「たしか、お菓子が好きとか言ってた気がする」お菓子をつまみあげて
森下 仁:「お菓子……」
西澄燦:「なるほど、都合が良かったかもしれないな」 テーブルのお菓子を見る
森下 仁:「……おすそわけ、する?」
辰巳十三:「お、俺、カントリーマアムいまぜんぶ食べちゃったよ」
森下 仁:冷蔵庫から取り出した風呂敷包みを、つんつんと突く。
辰巳十三:「……ブルボンのオリジナルアソート、残ってたかな……」
大久保 満希:「まさか役に立つとは思わなかったなぁ……」風呂敷包みつんつん
辰巳十三:「でもまあ、対策できてきたな。これで少しは有利に探索できるんじゃないか?」
川空朱音:「あ、じゃあこれが使えますね」さっきから自分の前のおかしをたべていなかったのだ!
川空朱音:「……探索は、やっぱり必要みたいです」
川空朱音:「せんぱいを食べていったヤツの影を掴みました。……まだ影だけですけれど」
辰巳十三:「おう。例の影法師かい」
川空朱音:「“たくさんの目がぎょろぎょろしている”“真っ黒な影”がひとをさらうんですって。きっとヤツでしょう」
川空朱音:「でも、ほかにさらわれた人たちは一時間もすれば廊下や教室の隅で発見されている、って」
川空朱音:「どうしてせんぱいだけ……」かえってこないんだろう。
川空朱音:頭を振る。
川空朱音:それよりも情報だ。
川空朱音:「ヤツがはっきり“ここにいる”って、決まった場所はないみたいです」
川空朱音:「……探すしか、ないみたい」
川空朱音:声は震えていないだろうか。
西澄燦:「なぜ“ギルトップ”だけなのかは、そうだな……」
辰巳十三:「どこかには、いる」
川空朱音:あのせんぱいをなすすべなく食べて……取り込んでいった怪物。あれを探して、挑まなければいけない。それはとてもこわいことだ。
辰巳十三:「それがわかっただけでも収穫だな。西澄サン、なにか考察あるかい」
西澄燦:「例えばオーヴァードかどうかかもしれないな、この街と言えどオーヴァードよりもそうでない方が多い」
西澄燦:「そのあたりの話は被害者の情報を調べてすり合わせる必要があるが、そんな時間もない」
大久保 満希:「……んぃ。そういえば」
森下 仁:「うん、じゃあ、色んなとこ調べて……プールや廊下で足止めされるのは最低限にして……」
大久保 満希:「あのおじさん。当時は何言ってるかわかんなかったけど、こんなこと言ってたんだよね」
川空朱音:「どんな……?」
川空朱音:些細な情報でもほしい。せんぱいがまだ無事だと信じられるなにかに繋がってくれないか。
大久保 満希:「『あれは目についたものを手当たりしだいに捕食する』とか……『オーヴァードだと喰われるから、普通はオーヴァードはやつには近づかない』とか」
大久保 満希:「……要するに『不用意に近づいて喰われるやつが悪い』って話らしいよ」
辰巳十三:「ロクでもねーやつだと思ったよ、自称アーティストのFH集団は」
川空朱音:「……ッ」拳を握りしめます
西澄燦:「大体、当たっていたみたいだな」
森下 仁:「……そーだな。ロクでもないってのはそのとーりだと、思う。だから」
森下 仁:「だから、おれたちみたいな奴らが、何とかしなきゃ。そーだろ、しぶちょー」
辰巳十三:「うん。そのアーティストには消えてもらわなきゃならない。俺の倫理観に違反する……どうやらモチベーションも十分らしい」 川空さんを見る。
西澄燦:「でも、そうだな……川空」 と話しかけます
川空朱音:「……はい」
西澄燦:「逆に考えてみるべきだ。こちらが見つけたら、相手は逃げない」
川空朱音:「……!」
西澄燦:「つまり、戦って勝てばそれで決着のつく話になる」
川空朱音:「勝てるの、かな……」あのせんぱいがなすすべなくやられた相手に?
西澄燦:「それも簡単な話だ、二人で勝てなかったのなら」
西澄燦:「こちらも以前より戦力を増やせばいい。――今は五人だ」
西澄燦:「それでも不安に思うか?」
大久保 満希:ふんす!
森下 仁:「みんなで、かこんで、たたく!そーゆーことだな、さんねーちゃん!」
西澄燦:「身も蓋もない言い方だが……そういうことだ」
川空朱音:拳をひときわ握りしめる。……そうしてほどく。
川空朱音:「……いえ。いいえ!」
川空朱音:きっと負けたりしないって、信じたい。ヒロインって、きっと希望を信じるものなのだ。
川空朱音:「ギルトップせんぱいを、絶対助けましょう……!」
辰巳十三:「ハハ。よし。始めるか」
辰巳十三:「夜間探索部、活動スタートだ。期待してるぜ、みんな」

GM:シーン終了。
GM:この状況ではロイスのみ可能です。調達は無理!
GM:なければ「なし」を宣言してね!
森下 仁:は、無しで!
大久保 満希:うーん、残り1枠だし保留かな
西澄燦:なしで
川空朱音:残りひと枠だけど西澄先輩に取らなきゃ嘘でしょう
西澄燦:ありがとうね~!
川空朱音:7//西住先輩/P:かっこいい/N:かっこいい先輩って早いうちに消えるって相場決まってない……大丈夫……?
川空朱音:P表で!
川空朱音:どんどん長くなっていくN感情
森下 仁:フラグ!?
GM:OK!
GM:準備を開始します

◆Middle04:校舎探索 空き教室の怪異

GM:シーンプレイヤーは川空さんになります。ほか、登場は自由です。
西澄燦:出るかな
GM:侵食率と相談して決めてね!
川空朱音:川空朱音の侵食率を+5(侵食率:47->52)
西澄燦:西澄燦の侵食率を+2(1d10->2)した (侵食率:57->59)
川空朱音:とうじょう!
森下 仁:出ましょう。
森下 仁:1d10+56
DoubleCross : (1D10+56) → 5[5]+56 → 61

大久保 満希:1d10+60
DoubleCross : (1D10+60) → 5[5]+60 → 65

GM:おっと全員登場!

GM:夜の校舎に踏み出したきみたちには、通信機が支給されている。
GM:これは実行委員会室に残ってバックアップを行う辰巳と通信するためのものだった。
辰巳十三:『えーと……あ、これで聞こえてる? 聞こえたら誰か返事してくれ』
森下 仁:「はいはーい。きっちり聞こえてる!」
西澄燦:「聞こえている」
大久保 満希:「きこえてまーす!」
川空朱音:「はーい!」
辰巳十三:『オーケー。不良品じゃなくてよかった』
辰巳十三:『とりあえず、例の話が通じる”猫”のやつと接触してもらおうかと思う』
辰巳十三:『空き教室に向かってくれ。森下クンが目撃した地点がいいんじゃないかな。……森下クン、案内よろしく』
森下 仁:「オッケー!じゃあみんな、こっち!」
森下 仁:廊下を、ダッシュ!
川空朱音:「えっ警戒とか要らな——」置いていかれる声! ちょっと遅れてぱたぱた追いかけます
大久保 満希:「ちょっと仁くん。廊下は走るな—!」走ってはいない。跳んでいるだけ。
川空朱音:「走ってる、みちきもはしってない……!?」
西澄燦:最後尾で警戒していく。
GM:森下くんが案内するなら、簡単にたどりつける
GM:一階の外れの教室だ。
GM:辿り着くと、ドアが少しだけ開いている——
GM:感覚が鋭ければ、何者かが中にいることがわかるだろう。
森下 仁:「とう!ちゃく!」ずざー、と足裏全体でブレーキをかけて急停止して。
川空朱音:「……なにか、いるね」
GM:明らかに物音がするのだ
森下 仁:「……うん、なんかいるな。よし」
森下 仁:すんすんと、においを嗅ぐように鼻を鳴らして。
大久保 満希:「……いるね」《鋭敏感覚》持ち
GM:勢いよく踏み込んでもいいし、こっそり踏み込んでもいい
西澄燦:「森下、きみが先に行ったほうがいい」
西澄燦:「少なくとも面識のある方が警戒は薄れるだろう」
川空朱音:「知り合いが行った方が……びっくりしないよね」
森下 仁:「おっけ!それじゃあ」
大久保 満希:「交渉、よろしくね」
森下 仁:こくり、と西澄さんに頷いてから。
森下 仁:「こんばんわー!」
森下 仁:では、先日もそうしたように。
森下 仁:ばぁん、と勢いよく扉を開く!
GM:では、その瞬間!
GM:《知覚》で8の判定をどうぞ
川空朱音:2dx 知覚は……ほせいなし!
DoubleCross : (2R10[10]) → 5[1,5] → 5

森下 仁:感覚1だが侵蝕ボーナスが…ある!
川空朱音:だめ!
森下 仁:2dx>=8
DoubleCross : (2R10[10]>=8) → 9[8,9] → 9 → 成功

大久保 満希:2dx+1>=8
DoubleCross : (2R10+1[10]>=8) → 10[7,10]+10[10]+8[8]+1 → 29 → 成功

森下 仁:よし!
大久保 満希:は?
西澄燦:(2)dx+1>=8 <知覚>
DoubleCross : (2R10+1[10]>=8) → 8[1,8]+1 → 9 → 成功

森下 仁:これがカンガルーの力…?
GM:イカれてる……
GM:では、川空さんだけか。
GM:勢いよくドアを開けた瞬間、頭上から黒板けしが落ちてくる。
川空朱音:「ぽふぇっ」
GM:成功した人は避けることができた。
川空朱音:真っ白に……なってしまいます!
長靴をはいた猫:「――出たな、妖怪変化!」
西澄燦:「大丈夫か?」
森下 仁:「あかねー!?」
GM:長靴をはいた猫が一回転してきみたちの前に立ちふさがる。
川空朱音:「えっあれっなに!? なんかやわらかいのが!」
長靴をはいた猫:「こんなこともあろうかと罠を用意して待ち構えていたのだ!」
長靴をはいた猫:「さあかかってこい! 夜の校舎を騒がす悪魔め!」
森下 仁:「あ、おうさま!」
西澄燦:「あれがそうか……」
大久保 満希:「……まあ、道に迷わせるとか、尻子玉よりかはかわいいイタズラか」
長靴をはいた猫:「……むっ。数が多いな」
長靴をはいた猫:「しかもニンゲンではないか!」
長靴をはいた猫:「……じゃあ……誰?」
森下 仁:「……む、それは違うぞおうさま。おれたち、夜の校舎でガヤガヤやってる奴らを止めに来たんだ」
長靴をはいた猫:「むっ。なんと、そっちか」
長靴をはいた猫:「ガヤガヤやっているのは、ほら、あの連中だろう」 猫が頭上を前足で撫でるように示す。
GM:きみたちには、ざわめきのような声や物音が聞こえてくるだろう。かすかに。
GM:子供の声のようにも、足音のようにも聞こえる。
森下 仁:「……えっと、おうさま、おうさま」
森下 仁:猫の前に、ちょんと正座。
川空朱音:「……あれ、この声、そうだ、あの時にも……(ぱたぱた)」
川空朱音:「正座! わ、わたしもやったほうがいいかな……!(小声)
長靴をはいた猫:「なんだニンゲン。野蛮でなければ話を聞いてやらんでもない」
森下 仁:「うん。さっき、かかってこいって言ってたけど」
長靴をはいた猫:「うむっ」
森下 仁:「おうさま、たたかってるのか。夜の学校で、なんかやってる奴らと」
森下 仁:じぃっ、と。猫の目を見つめながら、遊びの無い声で。
長靴をはいた猫:「うーむ、ある意味そうともいえる」 腕組み? らしき姿勢でうなずく。
長靴をはいた猫:「正直、迷惑しておるのだ」
長靴をはいた猫:「吾輩の縄張りで、あの連中はうるさくてかなわん。それだけなら寛大な吾輩も許してやらなくはなくもなくもないのだが」
長靴をはいた猫:「目がいっぱいついた黒いやつは凶暴すぎて困るのだ! 被害が出ており、今夜こそは地の利を活かした伏撃で決着をつけようと思っておった次第だ」
森下 仁:ほうほう、と頷きながら、猫の話を真面目に聞いている。
川空朱音:「……それ! それ、どこにいるのかわからないですか!」結局立っているぞ!
長靴をはいた猫:「わからん! ゆえにさすがの吾輩も業を煮やし」
長靴をはいた猫:「こちらから打って出るつもりでおったのだ!」 王冠を被り直し、棒切れみたいなのを構える。
川空朱音:「……そう、ですか」しょんぼり
森下 仁:「……おれたちもさ。そいつを、探してんだ」
長靴をはいた猫:「ふむっ。それはまた珍しい若者だな」
長靴をはいた猫:「なにゆえに? 目がいっぱいあって食べるには適さぬぞ」
森下 仁:「あかねのセンパイが、そいつに食われちまった。早く助けたい。だから」
森下 仁:「おうさま。力を貸してくれ。あ、どうしてもって言うなら、今夜だけ家来になってもいいぞ!」
長靴をはいた猫:「家来! ふっふっふ、ニンゲンの家来か……吾輩も猫の王業界で一躍大物だな……」
長靴をはいた猫:「吾輩はこれから出撃し、黒い目の悪魔を討伐する! ニンゲンどもがど~~~してもついてきたいと言うのであれば、ついてきてもいいぞ!」
川空朱音:「家臣! 一の家臣は森下くんなら……じゃあ3番くらいがいい!」
森下 仁:「わーい!じゃあ、一緒に行こう!……と、そうだ」
森下 仁:立ち上がりかけて、何かを思いだしたようにまた正座。
森下 仁:「おれは仁!森下仁だ!よろしくな、おうさま!」
長靴をはいた猫:「よろしい! 吾輩は猫の王! 名前は特にない。王に名前は必要ないからな! ほかのニンゲンどもは何者だ?」
川空朱音:「アカネ、川空朱音です。うまくいった暁には……爵位とかもらえますか!」
長靴をはいた猫:「ニンゲンに爵位を与えた前例など聞いたことは無いが、……まあ考慮してやるとしよう」
川空朱音:「わーい!」
西澄燦:「コードネーム"ライトアクシス”、西澄燦だ。協力に感謝する」
大久保 満希:「“アガートラム”、大久保満希だよ。よろしく、おーさま」
長靴をはいた猫:「……かっこいい名前だな……! う、うむ。それでは吾輩の縄張りを案内しよう」
川空朱音:「あっこーどねーむ! そうそう、そういうのもありました! えーと”ひのつるぎ”です!」
森下 仁:「コードネーム……なんだっけ、らん…ランなんとか…まあいいか!」
長靴をはいた猫:「吾輩の調査によれば、このデカい箱(校舎のことと思われる)には」
長靴をはいた猫:「かろうじて話ができる連中が2種類くらいいる。ぬるぬるしたプールのやつと、クソ生意気な喋る羽虫どもだ」
川空朱音:「かっぱと……」
森下 仁:「よし、じゃあ行こうぜ!……っと、その前に!」
長靴をはいた猫:「やつらの証言を集め、これをもって黒い悪魔の徘徊経路を特定するとしよう。……むっ。何かあるか、モリシタ!」
森下 仁:「うん、忘れてた!おうさま、これ!」
大久保 満希:「妖精だとおもうよ。羽虫は」
森下 仁:背負った風呂敷包みから、焼き菓子…せんべいやらクッキーやら、いずれも手作りのものをいくつか取り出して。
森下 仁:「腹減ってないか?仲間に頼んで、色々作ってもらった!どれも美味しいぞ!」
長靴をはいた猫:「なんだと! た、食べ物ではないか!」
川空朱音:「話せる相手、だもんねえ」
森下 仁:王様に、というよりは友達に接するような調子でお菓子を贈呈。
長靴をはいた猫:「これがあれば今回の遠征の成功は約束されたも同然! やるなモリシタ!」
森下 仁:イェア、などと応えながらサムズアップ。
長靴をはいた猫:「ではゆくぞ! 吾輩に続けーッ」 気が大きくなったので勢いよく走りだす。
長靴をはいた猫:歩幅が狭いので簡単に追いつくだろう。
川空朱音:「わーっ」ぱたぱたついていきます。いくぞー!
森下 仁:「うおーっ!」ダダダッと走りだし、あっという間に追いつき、そして追い越していった。
西澄燦:何かを考えてから、猫に近づいて話しかける。
西澄燦:「一つ確認したいのだが……きみは」
長靴をはいた猫:「むっ」
西澄燦:「いや、おうさまはいつ自分を獲得した?」
西澄燦:「意味がわからないのなら……そうだな、記憶のはじめはどこにある」
長靴をはいた猫:「妙な質問だな! 吾輩は最初から吾輩である! ——と言いたいところだが」
長靴をはいた猫:「このデカい箱で目を覚ましたのは、数日前といったところか? んん? 十日? もう少しまえだったか……」
長靴をはいた猫:「とにかくそんなところだ!」
西澄燦:「そうか、質問に答えてくれて感謝する」
西澄燦:メモを取り出して時系列を記入する。
西澄燦:あてにはならないが――気に留めておく必要があるだろう。
西澄燦:そう、感じたのだ。

GM:ロイスの取得のみ可能です。
GM:特になければ「なし!」を宣言してください
西澄燦:なしです!
大久保 満希:なし!
森下 仁:なしで!
川空朱音:なしです! いっぱい!

◆Middle05:校舎探索 あんまり深くなき者ども

GM:シーンプレイヤーは再び川空さんですが
GM:多く出れば出るほど有利になるシーンではあると申し上げておきましょう!
川空朱音:川空朱音の侵食率を+1(侵食率:52->53)
GM:登場する方はどうぞ
川空朱音:ローテンション!
森下 仁:1d10+61
DoubleCross : (1D10+61) → 9[9]+61 → 70

大久保 満希:大久保 満希の侵食率を+7(1d10->7)した。(侵食率:65->72)
森下 仁:ハイテンション…!
西澄燦:西澄燦の侵食率を+5(1d10->5)した (侵食率:59->64)
GM:OK!

GM:なんとなく騒がしい夜の校舎を抜け、きみたちは中等部のプールまでやってくる。
GM:どこか若干生臭い匂いに加え、水音や、囁き声までする。
川空朱音:「かっぱ……かっぱかあ……みたことないんですよね……!」
GM:あきらかにプールには複数の人影が見える。
長靴をはいた猫:「それは幸運だな! やつら、けっこう嫌な連中だぞ!」
森下 仁:「河童……河童はな……」
森下 仁:「生臭いぞ!」
GM:その通り。もうすでにちょっと生臭い。
川空朱音:「うぇ、生臭くてヤな連中なのは……ヤだなあ……」
川空朱音:「うぇ……たしかにヤなにおい……」どんどんテンションが下がっていく……! 侵食もすすまないわけです
長靴をはいた猫:「吾輩、やつらのこと気に食わぬから、誰か先陣を切って頼む」
長靴をはいた猫:「喋っていると具合が悪くなるのだ!」
大久保 満希:「うっげぇ」
川空朱音:「うう……ヤだけど……せんぱいを助けなきゃだし……!」行っちゃう! ごーごー!
大久保 満希:「相撲が取れるってことは、少なくとも物理が効くからユーレイよりかはいいけど……」
GM:どうぞどうぞ
森下 仁:「よっしゃスモウ取ろうぜスモウ…!」
川空朱音:ということで踏み込みます、ツートップだぜ!
森下 仁:行きましょう行きましょう!
河童:「——おや」
西澄燦:二人を確認してから周囲を警戒する。
GM:きみたちの接近に気づき、どう見ても河童な顔が水面に顔を出す。それも複数。
川空朱音:「たーのもー!」ヤケだ!
河童:「何か騒がしく下等な足音がすると思えば……陸棲生命体の方々ではありませんか?」
河童2:「しっ。いけませんよ。陸棲生命体の方々は乾いた足音がするは当たり前」
森下 仁:「……!?」
森下 仁:「ちせいのにおいが……する!」
川空朱音:「ハロー、水棲生命のみなさん、わたしたちは黒くてメダマのバケモノを探してきました! しらないですか!」
河童2:「我々のように全身がしっとりと潤っているわけではないのですから……。彼らは生まれつきそういう生命体なのです」
川空朱音:「に、におい……!? え、この生臭のどこに……!?」
河童:「おお、挨拶されましたよ。陸棲生命体の分際で我々と会話をしたいのでは?」
川空朱音:「知性ってにおうの!?」
河童2:「進化のステップが3段階くらい早いですねぇ……」
河童:「ですが我々は寛大なので……。陸棲生命体に生まれついてしまったのは彼らの罪ではありませんし……。ええと、陸棲生命体の方?」
川空朱音:「うっこいつら、陸上まで上がってくる進化にもたどり着いていないくせに……(ぽそ
川空朱音:「はーい、水棲生命のひとー?」
川空朱音:あっびっくりのままだ!
河童:「我々と会話したいなら、それ相応の品物を譲渡し、恩寵を請うべきではないでしょうか?」
河童2:「まったくです」
川空朱音:「それ、相応の……???」えっ何か用意してたっけ、と面々を見回します
GM:河童どもはきみたちの木刀や、応急手当キットや、ダメージグローブを見つめている。
GM:それをよこせといわんばかりの目つきだ。
森下 仁:「……むう、食べ物ならいいけど、こいつはダメだぞ」
河童2:「食べ物! そんなものに釣られるのは、それこそ下等な陸棲生命体だけでは?」
川空朱音:「うえっ」木刀を抱くようにして後ずさります
長靴をはいた猫:「……どうだ! 腹が立ってくるだろう!」
大久保 満希:「うーん、たしかに……」ポーチのダメージグローブをきにしつつ
河童:「どうしても、というのであれば……知的なゲームはいかがですか?」
西澄燦:「ゲーム?」
森下 仁:「……ちてき?」
川空朱音:「えっ知的な……チェスとか……? ルールわかんないけど……」
河童:「こちらは五人、そちらも五人。この知的ゲームで我々に3勝した暁には、哀れな陸棲生命体の質問に答えて差し上げてもよろしいですよ」
河童:「そう……究極に知的なゲーム!」
河童:「相撲でね!!!」
大久保 満希:「……なんて?」
川空朱音:「どうみても体力勝負じゃない!?!?」
森下 仁:「スモウは……ちせい……!?」
森下 仁:天啓を得たようにハッとした表情!
河童2:「ああ、これだから陸棲生命体は!」
河童2:「相撲こそ心技体、そして知性を全活用したスポーツにして頭脳遊戯なのです!」
大久保 満希:「……そうなの? あたし相撲は門外漢だからわかんないんだけど」仁に
森下 仁:「た、確かに……おれが支部のみんなにスモウで勝てないのは、ちせいが足りないからだって言われたらそのとおりかもしれない……!」
河童:「こちらが3勝したら、そちらの所持している道具を一ついただく……そちらが3勝したら、なんでも質問にお答えしましょう」
森下 仁:大久保さんの言葉に、震える声で応える。
河童:「もちろん、そちらに勝ち目はほぼないといっても過言ではないでしょうが……いかがします?」
河童:「我々は水泳という知的行為で忙しいので、本来ならあなた方に構っている暇はないのですよ」
西澄燦:「私は構わないが皆はどうだ?」
森下 仁:「……けど、足りないちせいは力でカバーだ!やれる!」
大久保 満希:「……相撲ってたしか、足の裏以外接地しちゃいけないのと、張り手と組技投げ技以外使っちゃダメな競技……だったよね」
大久保 満希:「だったらいけるんじゃないかな」
長靴をはいた猫:「吾輩はやるぞッ! やつらの生意気な口を黙らせてくれる!」
大久保 満希:(12支部って相撲もやるんだ……)
川空朱音:「サックリ勝ってさっくり吐かせちゃいましょう!」やるぞーっ!
GM:※猫はかならず負けます
西澄燦:でしょうね!
GM:4人で三勝すればアイテムを盗られずにすみます
☆勝負方法☆
河童1~4と、それぞれ【白兵】での達成値を比べ合います(エフェクト使用不可)

情報収集で成功しているため、各自ダイスを+1しての判定が可能です。
☆以上☆
森下 仁:やったー!
GM:~先鋒~ 河童1
河童1:「さあ、私の相手はどなたですか?」
河童1:「知的で優雅な河童旋風投げで始末して差し上げましょう」
川空朱音:「い、いくぞーっ! かかってきなさーい!」
GM:挑戦キャラクターを決めてください。
川空朱音:ということで行きたいです!
川空朱音:「か、かっぱ旋風投げ……!?」
GM:ちなみに河童に個体差はありません。
森下 仁:では先手はお譲り!
GM:OK。

●~先鋒~ 川空朱音 対 河童1

川空朱音:わーい、それではさいしょ! いきます!
GM:ではいきます。
河童1:6dx
DoubleCross : (6R10[10]) → 10[1,3,7,8,9,10]+1[1] → 11

GM:1回まわりました。
川空朱音:(5+1)dx10+1 しれっとクリティカルしてるんじゃないですよ……!?w
DoubleCross : (6R10+1[10]) → 9[3,5,5,7,8,9]+1 → 10

川空朱音:いちたりない!
GM:これは残念…
河童1:「ハイサイ! 知性!」
GM:ぬるぬるした動きで詰めてきた河童が、唐突に回転して川空さんを転倒させる。
川空朱音:「うわーっぬめぬめしてぐるぐるしてわきゃーっ!?」投げられる!
川空朱音:「あ、あとは……おねがい……がくり」
河童1:「ふっ……やはり。最後にモノを言うのは、ココなのですよ」 たっぷり水の入った頭の皿を指さす。
河童1:「知性とは……頭の皿の有無で決まるのです!」
河童1:「あなた方陸棲生命体には皿がない。つまり計算によると、あなた方の勝率は、0.0001%!」
森下 仁:では次は自分が参ります!

●~次鋒~ 森下仁 対 河童2

河童2:「私がお相手しましょう。スピード感あふれる知性であなたを蹂躙します」
GM:森下クンと勝負かな。いきましょう!
河童2:6dx
DoubleCross : (6R10[10]) → 8[3,3,4,6,7,8] → 8

森下 仁:「うおーっ!」速度には力だ!
GM:ひぇ~
森下 仁:6dx+4
DoubleCross : (6R10+4[10]) → 10[3,7,7,8,8,10]+2[2]+4 → 16

森下 仁:2倍だ!
GM:オゴーッ
河童2:「スピード×知性=相撲力ーーーッ!」
河童2:しゃにむに突進してきます。すごいスピードだ。まるでプールサイドを滑っているように!
森下 仁:実際滑ってるよねそれ!?
GM:自由にやっつけちゃってください
森下 仁:「……!」
森下 仁:河童がスピードに乗りきる、その直前!自由に動くという腕ではなく、その胴体をしっかりと掴んで!
森下 仁:「河童には……これだぁぁぁぁぁぁぁぁッ!」
森下 仁:突進の勢いをも利用した、ジャーマンスープレックス!皿の水を全てぶちまけさせながら攻撃する、対河童フィニッシュホールドだ!
河童2:「ギェーーーーッ! 私の勝率が……一気に0%になった……!」
河童2:「この陸棲生命体っ……河童との戦いになれている……!」
森下 仁:「一気に?それはちがうぜ……」
森下 仁:「スピード100!ちせい100!でも……おまえは、ちからを掛けてねえ…!」
森下 仁:「しってるか?最後にゼロをかけたら、答えはゼロなんだ…ぜ…」
川空朱音:「きゃーかっこいいー!」
河童2:「わ……私の計算式に……穴が……!? この陸棲生命体……まるで河童博士……」
森下 仁:水を零して力を失った河童に手を貸して立ち上がらせながら、いい笑顔でキメ。
河童3:「ふんっ! なんと不甲斐ない! まさに河童の面汚しですねぇ……」
大久保 満希:「この場が小学生みたいな知能指数してる……西澄さん助けて」頭を抑えながら
河童3:「河童博士が相手とは若干運が悪かったようですが、次はこの私が相手です。いまのようにはいきませんよ」

●~中堅~ 大久保満希 対 河童3

GM:挑む者は大久保さんかな?
大久保 満希:よーしいくぞー!
河童3:「私の稲妻のごとき知性でお相手しましょう!」
GM:では、勝負と行きましょう
河童3:6dx
DoubleCross : (6R10[10]) → 9[3,4,5,6,6,9] → 9

GM:どっせい!
大久保 満希:8dx+2
DoubleCross : (8R10+2[10]) → 7[1,2,4,6,6,6,6,7]+2 → 9

大久保 満希:おっと
GM:実はもう1個振れます
大久保 満希:あっそうだった。
GM:ダイスボーナスと、情報収集時のダイス+1個ボーナスがあるので、一応ふってみてください
大久保 満希:9dx+2
DoubleCross : (9R10+2[10]) → 10[3,3,4,4,7,8,8,9,10]+2[2]+2 → 14

GM:9個も振れば1個は回る……
大久保 満希:ぜひもなし
GM:これが確率
GM:自由にやっつけちゃってください
河童3:「そいやそいやそいやそいや!」
河童3:「稲妻の知性そいや!」
GM:前進しながらてっぽうを繰り出してくる。はやい!
大久保 満希:「フー……」足を肩幅。右足を少し前に。
大久保 満希:「……やっ!」河童の手のひらが顔の横を通り過ぎる。体を回し、背中を河童につけて、通り過ぎた手を掴む。
河童3:「ソイッ!?」
川空朱音:「はっ速い……みえなかった……!」
大久保 満希:力のベクトルを曲げ、勢いを使って回すように投げる
河童3:「ヤーーーッ!?」 投げ飛ばされる。なすすべなし。
川空朱音:「わーっカラテ! すっごい……!」
大久保 満希:「……ま、こんなもんか。空手は打撃技のイメージ強いけど、こういう投技もあるんだよね」変手法・入身背負いという技である。
河童3:「馬鹿な……陸棲生命体に、簡単に投げ飛ばされるとは」
河童3:「知性が足りなかったか……!」
森下 仁:「す、すげえ……カラテって、殴る蹴るだけじゃないんだ……!」感動している!
河童4:「なかなかやるようですが、遊びは終わりです……どうやら私の出番のようですね」
大久保 満希:「どちらかというと技術かな。突きの速さは悪くないから、正拳突き100回して出直してきなさい?」
河童4:「見てください、この私の頭の皿を。ただでさえ知性が満タンのところに……ふん!」 ペットボトルで水を注ぎ足す。
河童4:「フフ……溢れんばかりのこの知性! もはや負ける要素は一つもありません!」 頭の皿から知性が溢れる!
川空朱音:「知性って……水だったの!?」

●~副将~ 西澄燦 対 河童4

GM:挑戦する相手は西澄さんですね。
西澄燦:「次は私だな、ここで決めたいところだ。……あまり気は進まないが」
河童4:「ぐぶぶぶぶ……この知性で強化された河童相撲術……」
川空朱音:「先輩がんばってー!」
大久保 満希:「がんばれー!」
河童4:「貴様ごときに負ける確率はゼロ以下! 虚無よぉーーーーッ!」
GM:いきます。
GM:6dx
DoubleCross : (6R10[10]) → 10[3,6,8,8,9,10]+2[2] → 12

GM:いったーーー!
西澄燦:一回回さないと勝てないなw
西澄燦:(9+1+1)dx+2>=12 <白兵>
DoubleCross : (11R10+2[10]>=12) → 9[1,2,2,2,3,3,3,4,7,7,9]+2 → 11 → 失敗

森下 仁:お、惜しい…!?
GM:ロイスを切ることもできるが、どうします?
西澄燦:んー、そうですね。ここはやはりチュートリアルなので
西澄燦:お手本をみせよう
西澄燦:ということで辰巳十三のロイスを切って達成値を上げます。
西澄燦:ロイスにはこんな効果もあるんだぞ!
GM:本気だ
森下 仁:こいつぁスゲェや!
西澄燦:1d10+11
DoubleCross : (1D10+11) → 5[5]+11 → 16

大久保 満希:つよいぞ!
西澄燦:ということで勝ちました
GM:吹き飛びました
河童4:「フンハーーーッ」
GM:ものすごい勢いで突進してきた。明らかに吹き飛ばして勝とうとしている。
西澄燦:ではそのまま頭部を片手で掴みます。
西澄燦:「……ここで手間取ったら”ケイヴマン"に申し訳がないからな」
河童4:「あがっ」
西澄燦:そのまま宙吊りにして土俵の端まで移動、河童を場外に立たせます。
河童4:「あがっ……がっ……」
西澄燦:「これで終わりだ」 そう行って手を離す。
河童4:「……なんだこの力……! 知性の……敗北……」 その場に崩れ落ちる
河童5:「その人おかしくない?」
西澄燦:「これで三勝……」
大久保 満希:「……知性ってなんだっけ……」
川空朱音:どっどういう鍛え方をしたらこんなぱわーに……
西澄燦:「やめろ、だからやりたくなかったんだ」
GM:~三勝しました~
河童:「大変失礼いたしました」
西澄燦:「三人も見なかったことにして欲しい。そういうのは、あまり好きじゃない」 川空さんたちに声かけてそっぽを向く
川空朱音:「えっあっはい」
川空朱音:(ぜ、ぜったい西澄さんは怒らせないようにしよう……)
大久保 満希:「……いや。あたしは別に。明さんに似たようなことやられたことあるし」苦笑
森下 仁:「あ、うん、さんねーちゃんがそう言うなら……」
森下 仁:←支部に戻ったら話のネタにしようと思っていた
西澄燦:「とにかくさっきもいったとおり、こっちの勝ちだ。事情を話せ」
河童:「ええと……はい。もちろん話しますとも!」 いつの間にかプールサイドに整列していた。
河童:「我々が生を受けたのは七日程前……それ以来、このプールで穏やかに暮らしておりました」
森下 仁:「おだやかに」
大久保 満希:「穏やかに」
川空朱音:「おだやか……まあ外に出ないならおだやかじゃないかな……」
西澄燦:「7日前か……」 手帳に書き込む
河童:「ときおり校舎の方では凶暴な黒い影を見かけるという話でしたが」
河童:「少なくともこちらには来ておりませんね」
川空朱音:「それ! それの話を聞きたいの!」
川空朱音:「……きてないかあ」
河童:「喋る羽虫どもの縄張りの向こう側にいるのではないでしょうか? やつは女王を探しているようですからね」
西澄燦:「肩を落とすことはない。その分、相手の行動範囲が絞れている」
川空朱音:「……ん、そうですね……!」
川空朱音:「女王……?」
長靴をはいた猫:「ば、バカな! 吾輩以外に王とは!」
大久保 満希:「女王って、妖精の?」
森下 仁:「驚くとこそこォ!?いや、そりゃあおうさまはそんな沢山いないだろうけど」
河童:「いえ、我々みんなの女王です」
森下 仁:「……みんな、の?」
大久保 満希:「“ウァジ・ウェル”は冴えないおじさんだったしなぁ……」
西澄燦:「今の所有者か?」
河童:「ほかに呼び方を知らないので、我々はそう呼んでおります」
河童:「所有者とは……?」
GM:この河童どもは幻燈のことを知らないようだ。
西澄燦:「いや、こちらの話だ。心当たりが無いのなら忘れてくれて構わない」
西澄燦:メモ帳の情報に補足を書き込む、女王の存在。
川空朱音:「女王、って、何者なんでしょう」
川空朱音:「すがたとか……」てをわにゃわにゃうごかす! たぶん人のシルエットだ!
大久保 満希:「うーん……妖精に聞いたらわかるのかなぁ」
森下 仁:「しかも探してる、んだよなー……。おうさまって、どーんとみんなの前に出てきて……いこう?とかを示すもんじゃないのか」
森下 仁:小さいけれど偉そうな、猫の王様を見ながら。
川空朱音:「しらないですか!」
河童:「はあ……陸棲生命体なのは間違いありませんね」
河童:「陸棲生命体の区別など我々には不可能です」
川空朱音:「だめかあ……陸生の区別もつかない知性……」(がくり)
長靴をはいた猫:「うむっ。吾輩もニンゲンの区別などほぼほぼ無理だ! 毛の色と毛皮の色(服のことと思われる)がなければ何が何だか!」
長靴をはいた猫:「つまり、羽虫どもに話を聞く必要があるということだな」
大久保 満希:「……河童って皿が割れたらどうなるんだっけ」しゅっしゅっ。ボクシングっぽい構え。冗談であろう
河童:「ひええ! 知性の皿が割れたら……!」
河童:「新しい皿を買ってこなければなりません!」
森下 仁:「売ってんの!?」
大久保 満希:「売ってるんだ……」
川空朱音:「買うの!?」
河童:「本当はメルカリでアンティークものを購入したいのです」
西澄燦:「ここで聞けることは聞いた、次に向かうべきろう」
長靴をはいた猫:「河童どもの与太話には付き合いきれん! いくぞ!」
大久保 満希:「……とりあえず、与太話はここまでにして、妖精のところに行こうか」
西澄燦:「同感だ」
長靴をはいた猫:「羽虫ども、待っておれ!」
森下 仁:「あ、うん。……じゃーな、河童!今度は取る取られるとか抜きで、相撲やろうぜ!」
森下 仁:河童たちに手を振って、次に行きましょう。
大久保 満希:「……入身背負いじゃなくて首投げにすればよかった……背中がべとつく」愚痴を小さくつぶやきながら、かっぱたちに背を向けて

GM:ロイス取得のみ可能ですが、なければ「なし」を宣言してください!
川空朱音:いっぱい! なしです!
西澄燦:なし!
森下 仁:うぐぐ、のこり1枠……黒幕とかに残しておく、ぜ!なし!
大久保 満希:うぬぬ。ロイスかぁ
大久保 満希:なし!
GM:OK!

◆Middle06:校舎探索 強襲妖精

GM:シーンプレイヤーは川空さんです。登場は自由。
GM:出る方はダイスを振ってください。少数でも不利とかはないので、ほんと自由です。
西澄燦:出よう
森下 仁:押忍、出ましょう!
西澄燦:西澄燦の侵食率を+5(1d10->5)した (侵食率:64->69)
森下 仁:1d10+70
DoubleCross : (1D10+70) → 2[2]+70 → 72

森下 仁:落ち着きを得た。
川空朱音:川空朱音の侵食率を+8(侵食率:53->61)
川空朱音:てんしょんあがってきました
川空朱音:はっ、60をこえたということは……あらゆるダイスがいっこふえる……!?
GM:そうですね!増えます。
森下 仁:その通りなのだ…!
大久保 満希:大久保 満希の侵食率を+10(1d10->10)した。(侵食率:72->82)
大久保 満希:ハイテンション!
GM:OK!

GM:夜の校舎を、2階に上がる。徐々にざわめきが大きくなってきたような気がする。
GM:さらにはどたどたと走り回る音や、犬のような鳴き声、翼の音、蹄の音まで聞こえた気がした。
長靴をはいた猫:「うーむ、これはまるで動物園!」
長靴をはいた猫:「騒がしいことこの上ないな! 困る!」
森下 仁:「ようせいとはいったい」
大久保 満希:「……これ、妖精だけじゃないよね」
長靴をはいた猫:「間違いない」
川空朱音:「……なんかどうぶつフェスタって感じだよね」だんだん口数が減ってきました。夜の階段とかこわいですからね!
長靴をはいた猫:「吾輩はワイバーンを見たことがあるぞ。そろそろやつらの縄張りの廊下ではあるのだが……」
川空朱音:「わいばーん……”話の途中で悪いが”ってやつ……?」
GM:歩いていると、なんだかやけに廊下が長く感じるかもしれない。
森下 仁:「……どうぶつの形した奴なら、肉あるよな。焼いたら食えないかな……」
西澄燦:「既に影響下にあるのかもしれないな、警戒しておいたほうがいい」
川空朱音:「あれ、こんな直線でタイムとか測れそうな長さだっけ(きょろきょろ)」
長靴をはいた猫:「それは知らんが、とにかく二階から先は危険なやつらが多い。はぐれるなよ」
GM:ぜったいに廊下が長い気がしてくる。
GM:いつまでもたどり着かない。おまけに、周囲になんらかの気配まで感じる。
大久保 満希:「……これ、あれだよね」
GM:噂通りなら、食べ物で釣りだせるかもしれない…。
森下 仁:「うん、話してたやつだな」
森下 仁:よいしょ、と背負ってた風呂敷包みを床に置く。
川空朱音:「おかし……!」
長靴をはいた猫:「うーむ。ある程度の見当をつけて誘い出す必要があるだろうが……、さてどうだ?」
GM:釣りだそうとするなら、判定が必要になります。
森下 仁:ほうほう。
川空朱音:ダイスボーナスのある我々にかかれば楽勝ですよ
GM:【精神】または《交渉》で難易度:9。全員失敗したら浸食率が1d10上がる。
GM:情報収集に成功していたら財産点を使用可能。
GM:です。
森下 仁:我々に精神性と社会性を求めるんじゃあないッ!!
川空朱音:【精神】なら2ある……!
GM:挑むならば判定をどうぞ~
川空朱音:ダイスボーナスと合わせて3個! がんばります!
GM:ミドルシーンは精神と社会も重要!ネッ!
大久保 満希:うおお交渉!
森下 仁:じゃあ、社会が2とダイスボーナス+1がある交渉で…!
川空朱音:3dx>=10 財産だって2点はあるぜェーーー!
DoubleCross : (3R10[10]>=10) → 5[2,5,5] → 5 → 失敗

森下 仁:3dx>=9
DoubleCross : (3R10[10]>=9) → 9[6,9,9] → 9 → 成功

大久保 満希:4dx>=9 財産もあるぞ!
DoubleCross : (4R10[10]>=9) → 8[1,1,2,8] → 8 → 失敗

川空朱音:あっ目標値は9だけどだめ! ぜーんぜんとどかない!
西澄燦:(1+1)dx>=9 <交渉>
DoubleCross : (2R10[10]>=9) → 6[6,6] → 6 → 失敗

森下 仁:キュマイラは社会性が…ある!
大久保 満希:仁くんやったぜ!
西澄燦:頼んだぞ、森下
森下 仁:というわけで、1名成功…!
GM:やるう
GM:では、森下くんが誘い出そうとすると、さっそくきみは羽音を聞くことができる。
森下 仁:「こっちのみーずはあーまいぞー」
GM:羽音……というか翼の音だ。
森下 仁:微妙に音程の外れた歌を歌っている。
川空朱音:「……え、あれ、つばさ???」
GM:小型の影が飛来するのも、森下くんには察知することができるだろう。
大久保 満希:「うん……? 翼?」
GM:他の人はどこからやってくるのかわからない。
森下 仁:「お、来た来た、来たぞ!」
GM:森下くんの直感がその方向を気づかせるのだ。
妖精:「シィィィーーー……」
川空朱音:「え、どっち……?」きょろきょろ
森下 仁:「あっちあっち!」
森下 仁:察知した方向を指さす。
GM:フクロウに跨った小型の妖精が、槍のように針を持ち、編隊飛行で襲い掛かってくる。
川空朱音:「あっほんと……だ……」
川空朱音:「フクロウに……乗ってる!?」
西澄燦:「随分と物騒だな」
妖精:「シャァァァーーーーーーーッ! デルタ1、交戦開始」
森下 仁:「……なんか殺意高くない?」
妖精:「デルタ2、交戦開始」 「デルタ3、交戦開始」
川空朱音:「なんか特殊部隊みたいなこと言ってない!?」
大久保 満希:「……あたしの妖精のイメージと違う」
GM:迎撃そのものは簡単だ。払いのけるか、受け止めることはできる。
GM:そうしなければ、あえてダメージを受けてもいい。
長靴をはいた猫:「敵襲! 敵襲ーーッ! 制空権は敵方にありか!」 木の棒を振り回して応戦している。
森下 仁:「制してんのは廊下だけどな!」
森下 仁:槍で突っ込んでくるのを、木刀で受け止める!
西澄燦:適当に払いのける。
西澄燦:「あまり戦闘力は高くはない、受ける気がなければ捌くことは容易だ」
大久保 満希:「あたしも遠当てはさすがにできないんだけど……」
大久保 満希:適当に払い落とす
妖精:「ああ! デルタ1がやられた!」
川空朱音:話を聞きたいとか思ってたし、能力を使えばやりすぎる! 一緒に吹っ飛ばしていいものか悩んで固まってしまうぜ……!
妖精:「攻撃目標アルファが停止中。火力を集中しろ!」
西澄燦:「川空」
川空朱音:「ひゃい!?」
西澄燦:川空さんに向かっていった妖精を払いのける。
西澄燦:「あまり深く考えるな、ある程度凌げば落ち着くだろう」
妖精:「フォックス2……むがっ」 パチンコ玉を投げようとしていたが、払いのけられる。
森下 仁:「……重ッ!?フクロウ、けっこう重ッ!?」
森下 仁:木刀にフクロウ(とそこに乗った妖精)が鈴なりにぶら下がる!
西澄燦:「戦力差は歴然だからな」
妖精:「……待て、攻撃中止!」
川空朱音:「は、はい!」木刀を振りかぶったところで中止命令がでちゃったぜ!
妖精:「シャドウではないぞ。ニンゲンか? 女王の臣下か?」
川空朱音:……しばらく固まって、声をかけられたので木刀を下ろします。
西澄燦:「シャドウ、影法師の事か?」
森下 仁:「あっ、話が通じる!……えーと、その女王っていうのは……」
妖精:「よく知っているな。そうだ。影法師」
妖精:「我々はやつと交戦状態にある。私のコールサインは”スカイヘッド”」 リーダーらしき妖精が敬礼する。
GM:ちなみに彼らは思い思いにヘルメットらしきものを被っている。
川空朱音:「な、なんか軍人っぽい……!」
妖精:「貴君らの所属を明かしてもらいたい」
森下 仁:「……うん、ごめん。おれら、その「女王さま」の部下じゃないけど、「女王さま」の敵じゃない……と、思う」
森下 仁:「というか「女王さま」が誰なのか、わかんないしな!」
西澄燦:「UGN……理解できなければ影法師と敵対している勢力と思って欲しい」
川空朱音:「ゆーじーえぬのエージェントです!“緋剣”の川空朱音! 影法師にさらわれたせんぱいを探しに来ました!」
長靴をはいた猫:「そう! このものたちは吾輩の臣下で……えっ。UGN……!?」 勝手にびっくりしている。
大久保 満希:「……女王とは関係ないかなぁ。あたしは“アガートラム”の大久保満希」
川空朱音:「あ、あとそう、ねこさんの臣下!」
妖精:「女王の所在は一定していない。知りたくば彼女の騎士に聞くべきだ」
川空朱音:「きし……」
川空朱音:「“女王の騎士”ってすごく格好いい名前ねえ」
川空朱音:「えーと、騎士さまに聞けばいい、ってことは……その騎士さまは居所がはっきりしているんでしょうか」
森下 仁:「えっと、妖精さんたちは女王さまの臣下で……騎士っていうのは、もっとえらい奴?そいつはどこに?」
妖精:「見たことはないか? 角の生えた白い馬の姿をしている。女王はユニコーンと呼んでいた」
川空朱音:「ゆっゆにこーん」
森下 仁:「あ、知ってる知ってる!まんがで見た!」
大久保 満希:「ユニコーン……ユニコーンかぁ」
川空朱音:「きよらかなおとめじゃないとだめとかいう……あの……?」
妖精:「おそらく理科室だろうな。そこに奪還した捕虜を匿っていると聞いている」
川空朱音:「うぇーっ、わたしあんまり性根が清らかじゃないですよ」
西澄燦:「奪還した捕虜、それは人間か? それともきみたちのような存在だろうか」
川空朱音:「理科室! ありがとうございます!」
川空朱音:「あっそうそれ!」
妖精:「いや。女王と同じ種族だ。ひどく衰弱してはいる……あれでは長く持つかわからんな」
妖精:「シャドウに影を奪われた以上、騎士の持つ癒しの力でもどうにもならない」
森下 仁:「じゃあ、早く行ってみないとな!」
川空朱音:「もしかして、せんぱいなんじゃ……!」走りだしちゃうぜ!
川空朱音:というわけで、退場して残りのお話はお任せしたく!
長靴をはいた猫:「あっ! 待て! 誰か止めろっ、一人で行く愚か者がいるかーッ!」
GM:では、猫が追っていきますので、
GM:妖精どもに聞きたいことがある場合はどうぞという形にしましょう。
森下 仁:「おうさ!ちょい待ちあかねーッ!……の、前に!」
森下 仁:甘いもの、しょっぱいものが色々入ってる風呂敷包みから、甘いもの(チョコチップクッキーとか)をチョイスしてハンカチに包んで。
森下 仁:「これ、やる!みんなで食べてくれよな!」
森下 仁:妖精さんたちのリーダーに渡してから、川空さんをおっかけていきましょう。
妖精:「糧食か。助かる。我々も困窮していたところだ……が……」
妖精:「短気だな、あの連中……。ニンゲンはみんなそうなのか?」
大久保 満希:「あはは……」
西澄燦:「状況による、としか言えないな」
西澄燦:「冷静に見える人間でも、状況が変わればそうも言っていられない時だってあるだろう」
妖精:「そうか……? 我々としては、女王の身が心配だ。シャドウがつけ狙っている」
西澄燦:「では彼女たちもきみたちと同じようなものだ」
西澄燦:「影法師……シャドウと敵対しているようだが、やつの活動範囲が知りたい」
妖精:「やつは女王を追随するように移動している。女王本人には手を出せないからだ」
妖精:「隙を見て魔法のカンテラを奪い取るつもりだろう」
西澄燦:「やはり女王が所有者……」「所有権を奪うつもりだろうか」
妖精:「どうだろうな。やつはカンテラによって生まれた存在だ。自らが所有者になることはできないが……推測するとすれば」
西澄燦:「協力者に渡す、か?」
妖精:「そう考えられる。……あの影法師は、いまの女王が生み出した存在ではない。前の持ち主が誕生させた、不可解な生き物だ」
妖精:「もっと自分に適した所有者に渡すと考えられる」
西澄燦:「……自分に適した、か」
西澄燦:「だとしたら、影法師の目的は……自分の所有者を作ることなのかもしれないな」
妖精:「かもしれん」
西澄燦:「大久保、きみは……そうだな」
大久保 満希:「んぃ?」
西澄燦:「ジャームにとっての一番の理解者、いや、近しいものはなんだと思う?」
大久保 満希:「ジャームに近しいもの……?」
西澄燦:「それはまた別のジャームになるだろう。可能ならば同じ衝動のな」
大久保 満希:「……話は見えてきた。見えてきちゃったよ……」
西澄燦:「オーヴァードを殺すことなく、捕獲し、衰弱させる。この状況から考えると目的で……」
西澄燦:「一番可能性が高いのはジャーム化だ」
西澄燦:「……これが当たっているとしたらまだ時間は残っているだろう。現時点でそうはなっていないのだからな」
大久保 満希:「ちょっと穏やかじゃないね。現状、朱音ちゃんの先輩が所有者候補になってるって考えたほうがいいだろうし」
西澄燦:「まだ候補のまま、確定していない」
西澄燦:「つまり話はシンプルなままだ。影法師を倒して終わる、今は」
西澄燦:「急いで追いかけようか、まだ先を言ったみんなに追いつくだろう」
大久保 満希:「できるだけジンソクに、ね」
大久保 満希:「よぉーし。あたしの脚力舐めるんじゃないぞ—」かるく足のストレッチをしつつ
大久保 満希:「ありがとね。妖精さん。なんで梟にのってるかわかんないけど!」と、こちらも駆け出す。跳ぶようにして
西澄燦:そして駆け出す前に「――ああ」 と妖精に向かって話しかける
西澄燦:「情報提供、感謝する」「…………それと」 口ごもる
妖精:「何か?」
西澄燦:「……きみたちは、いや、こういう言い方は卑怯だな」
西澄燦:「これからそうなるとは決まったわけではないし、意味はわからないかもしれない。それでもこれは伝えておきたい」
西澄燦:「恨んでもいい。これだけを」
西澄燦:それを伝えてから駆け出します。
妖精:「……ニンゲンは実に性急だな」
妖精:「トゥアハ・デ・ダナーンに旅立つだけだ。この世界はいささか暮らしにくいよ」

◆Middle07:校舎探索 理科室の一角獣

GM:シーンプレイヤーは川空さんです。
川空朱音:川空朱音の侵食率を+2(侵食率:61->63)
GM:登場される方はダイスをどうぞ!
川空朱音:ひくくない???
西澄燦:西澄燦の侵食率を+7(1d10->7)した (侵食率:69->76)
大久保 満希:大久保 満希の侵食率を+6(1d10->6)した。(侵食率:82->88)
森下 仁:1d10+72
DoubleCross : (1D10+72) → 8[8]+72 → 80

GM:OK!

GM:校舎の静かなざわめきと、足音の中をきみたちは歩いた。
GM:理科室までの道のりはやけに長く感じたが、そんなはずもない。
GM:辿り着いてみれば、確かに部屋の中に気配がある。
長靴をはいた猫:「ここだな!」
長靴をはいた猫:「確かにでかい角の生えたウマが、このあたりでよくウロついているのを見た気がするぞ……」
川空朱音:「せんぱい……!」開けちゃいましょう! ばーんです、ばーん!
森下 仁:「夜の!理科室!」
森下 仁:テンションが上がる男子!
長靴をはいた猫:「あっ速い!」
大久保 満希:「あっこら、朱音!」
西澄燦:「間に合ったみたいだな」
GM:川空さんが戸を開けると、そこにはもちろんデカくて白い馬がいる。
GM:ただし、角がない。というか折れている。
川空朱音:「……」
川空朱音:「あ、どうも」
元・一角獣:「騒がしいな……」
大久保 満希:「あれっ、角が無い」
森下 仁:「……うわ、いたそう」
大久保 満希:「……というか、折れてる? もう喋ることに驚いたりはしないけど」
GM:元・一角獣は一瞬、すばやく警戒するように顔をあげ、きみたちを見て憂鬱そうに首を下げる。
元・一角獣:「すまないが疲れているんだ。ぼくを捕まえに来たとか、あの黒いバケモノの関係者だとかじゃなければ、帰ってくれないか」
川空朱音:「あ、えーと……わたし、せんぱいを探してるんですけれど知らないですか」
西澄燦:「私達はキミの言う黒いバケモノを追っている、知っているのなら話を聞かせて欲しい」
森下 仁:「あ、たぶんそれだ!その、黒いバケモノ!」
元・一角獣:「ああうるさい……順番にいくか」
大久保 満希:「騒がしくしてごめんねー」
元・一角獣:「いや、いいのさ。……知り合いなら心配だろうからね。当然だがそこの男の質問は後回しで、お嬢さんたちから行こう」
GM:明らかに森下くんとそれ以外に対する態度が違う。
森下 仁:「そういやなんだっけ、ユニコーンってアレだな!女の子が好きだったな!」
森下 仁:言い方はともかく、そういうものだ、という納得はしている。
元・一角獣:「このお嬢さんの知り合いかな」 と、理科室の奥のテーブルを欠けた角で示す。
元・一角獣:たぶんできる限り低調に寝かされたのであろう、少女の姿がある。川空さんの知っている相手だ。
羽渕沙穂:「……」
川空朱音:「せんぱい!?」
大久保 満希:「おっ、まさかのビンゴ!?」
川空朱音:駆け寄ります。ぴゃーっ
羽渕沙穂:羽渕沙穂は眠っているようだ。
森下 仁:「おお!よかった…!」
元・一角獣:「というよりきみね、なんで男子に優しくしなきゃならんのさ……。ちなみにそこで眠っているお嬢さんは」
元・一角獣:「昏睡状態にある。命に別状はない。そこがあまりよくないところでね……よく見てごらん」
川空朱音:ねてる! とりあえず無事そうなので静かに寄ります
GM:近づいた川空さんにはわかるが、羽渕沙穂には影がない。
GM:そして逆に、首筋のあたりまで黒い泥のような影が這い上り、皮膚を浸食しているように見える。
川空朱音:「……なに、これ」
元・一角獣:「あの怪物の特性とか能力とか、そんなところだと思うよ」
川空朱音:見覚えがある。消えたときにみたものだ。
川空朱音:あのときより進んでいる。
元・一角獣:「ぼくも交戦してわかったけど、あいつは他人の影を食うんだな。そして汚染することで増殖しようとする」
川空朱音:そのうち飲みこまれる? わたしを庇ったから? 代わりに?
川空朱音:「……あの怪物の能力なら、あれを倒せば止まりますか」
元・一角獣:「食われた影を取り戻せば、その可能性はある」
元・一角獣:「倒すのが一番早いと思うよ」
西澄燦:「増殖とは何を意味している。単純に同じ姿に変異させるのか……あるいは自分に近い存在にさせるのか」 後者はジャーム化を意味している。
元・一角獣:「自分に近い存在にさせる、というのが近いかな」
元・一角獣:「ぼくもああいうワケのわからない怪物に会ったのは初めてだよ。食欲、増殖、それ以外に何も考えてないんじゃないかな」
元・一角獣:「そんなわけで、あれと戦うつもりなら、おすすめできないね」
大久保 満希:「……西澄さんの考えてた通りみたいだね。どうも」
元・一角獣:「お嬢さんたちは帰った方がいい。一人を助けるためにみんなが犠牲になるような悲劇は避けるべきだから」
元・一角獣:「男子はどうでもいいんだけど……ぼくはいいやつなので一応警告はするよ」
川空朱音:「ですって」やめるなら今のうちですよ、って。
川空朱音:わたしはやるほかにないけれど。このひとたちはそうじゃないはずなので……!
森下 仁:「うん、ちゃんと話してくれるんならいいやつだと思うぞ!河童も倒したらしゃべってくれたからいいやつだ!」
森下 仁:力いっぱい頷いて。
森下 仁:「……で、やるのか?やめるのか?」首を傾げながら、同行者3人に問いかける。
西澄燦:「忠告感謝する。だがこれはやらなければ……いや、私にとってはやりたいことだからな」
西澄燦:「戦う、そう決めた」 そうするだろう、間違いなく。彼は
大久保 満希:「ここで尻尾巻いてお家に帰って、いい一日だったー。なんてことできないよあたしは」
大久保 満希:「それに、ここで引いたらオンナが廃る! ってね」
元・一角獣:「……やる気だね。お嬢さんたちには、できるだけ傷ついてほしくはないんだけど」
元・一角獣:「きみも戦うつもりかな。そこで寝ているお嬢さんの知り合いだから?」 川空さんに尋ねる。
川空朱音:ああ、とひとつ息をつく。だからこのひとたちはUGNにいるんだ。
川空朱音:「……ええ、そうです、その通り」
川空朱音:震える手を握り込め。わたしもそういうふうになりたかったからここにいる。
川空朱音:「せんぱいが今こうなったのはわたしのせいだから」
川空朱音:ヒロイン(ましなじぶん)になりたい。
川空朱音:「今度はわたしが助けるんです」
川空朱音:「それで、文化祭で一緒に出し物をやるんですよ」
元・一角獣:「……文化祭の」
元・一角獣:「出し物……」
川空朱音:「ネコミミメイドですって。そんなの一人で着てらんないでしょう?」
元・一角獣:「まさかそんなことで命をかける少女がいるとは……!」
川空朱音:「だから一緒に着る人がほしいんですよ、一人でも多くね」
長靴をはいた猫:「よく言ったッ! それでこそ我が家臣!」
GM:忘れられそうなタイミングで飛び上がる猫。
森下 仁:おぉ、と感心したように目を開きつつも。
長靴をはいた猫:「あんなバケモノを闊歩させてたまるかッ! あと、猫耳はいいぞ!」
長靴をはいた猫:猫だから!
川空朱音:「爵位、どれくらいのものにするのか考えておいてくださいよ、おうさま?」
川空朱音:それと腹をくくったのでジェネシフトを……します!
森下 仁:「……うん、そういうわけだから、やるぞ。……あ、ところでその角、やっぱり、例の黒いのに……?」
森下 仁:じぃっ、と折れた一角獣の角を見ている。
元・一角獣:「ああ」
元・一角獣:「ぼくのは折られて、食べられてしまったよ」
GM:ジェネシフト、大丈夫ですよ!
GM:どうぞどうぞ
川空朱音:2d10+63 2Dいきます
DoubleCross : (2D10+63) → 8[7,1]+63 → 71

川空朱音:これでクライマックス戦闘開始時には良い感じになってくれるはず……!
GM:OK。
元・一角獣:「きみらも、あの怪物と戦う時には気を付けて。……気を付けようがないかもしれないけど」
森下 仁:「そうかー……じゃあ、黒いのをブン殴って、もし角を吐いたら、持ってこないとな!」
森下 仁:「……アロンアルフ〇でくっつくかな。角」
川空朱音:「……模型用とかじゃないとダメなんじゃないかな」
元・一角獣:「そんなのでくっつけようとしないでよ! これだから男子は……あっ、女子も……!」
元・一角獣:「世も末じゃないか」
川空朱音:「でもくっつかないとこまるのでは……???」
川空朱音:あっ締めようにとっておいたやつが!
西澄燦:「――最後に一つ、キミに確認したいことがある」 一角獣に近づいて話しかける
西澄燦:「キミたちの女王について、話せるのなら話して欲しい」
元・一角獣:「おお」
元・一角獣:「女王に会いに行くか。そうだね。それがあの怪物を探すうえでも都合がいい」
元・一角獣:「あいつも女王の隙を狙っているから。……彼女なら」
元・一角獣:「美術室だよ。きっと絵でも描いてるんじゃないかな?」
西澄燦:「……感謝する」「次の目的地が決まった」
西澄燦:「美術室だ」 と三人に向かって言います。
森下 仁:うん、と力強く頷いて。
大久保 満希:「よーし! おっけぃ!」
森下 仁:「んじゃあ行こうぜ!ぜんはいそげ、だ!」
長靴をはいた猫:「然り!」
森下 仁:ヒャッホーゥ、と叫びそうな勢いで理科室を飛び出していきましょう。おうさまといっしょに。
長靴をはいた猫:「いくぞ! 続け~ッ!」 飛び上がって走っていく。
大久保 満希:「だから廊下は走るな—っ!」一人と一匹について出ていく
西澄燦:理科室を出る直前に、川空朱音の方を一瞬見てから
西澄燦:そのまま退出します。
川空朱音:「……せんぱい、もうちょっとだけ待ってて」
川空朱音:「すぐに片づけて来るから」
川空朱音:「わたしの攻撃、頼りにしてるんでしょ?」
川空朱音:囁いて後を追います。

GM:シーンを終了します。
GM:ロイスの取得のみ可能ですが、何もなければ”なし”を宣言してください。
森下 仁:は、ありません!
西澄燦:なしです
川空朱音:いっぱい! なしです
GM:大久保さんはどうでしょう?
大久保 満希:うーん、どうしようかな
大久保 満希:なし!
GM:OK!

◆Middle08:影絵の女王

GM:シーンプレイヤーは森下くんです。
森下 仁:はーい!
GM:ほか、登場は自由です。
森下 仁:1d10+80
DoubleCross : (1D10+80) → 8[8]+80 → 88

GM:登場される方はダイスをどうぞ。
川空朱音:川空朱音の侵食率を+8(侵食率:71->79)
森下 仁:女王様に会うからかテンションが高い。
大久保 満希:大久保 満希の侵食率を+7(1d10->7)した。(侵食率:88->95)
西澄燦:西澄燦の侵食率を+8(1d10->8)した (侵食率:76->84)
GM:OK

GM:きみたいは校舎の最も奥まった場所にある一角、美術室にたどり着く。
GM:部屋から光が漏れている。
GM:不規則に光量が増減するような、不思議な光だ。
森下 仁:「誰かいるんだな。……よし、じゃあ」
川空朱音:「……あかるいね」
長靴をはいた猫:「うーむ、例のランタンの光に違いないぞ」
森下 仁:美術室の扉をノック。女王様相手だから、礼儀はちゃんとしなければなのだ。
???:「え?」
GM:誰かの声が返ってくる。森下くんにはもちろん聞き覚えがあるはずだ。
森下 仁:「……あれ?」
???:「……誰~?」
森下 仁:「……たーのもーぅ!」
GM:きみのクラスの文化祭実行係、小野川千里だ。間違いない。
森下 仁:どばぁん、とオープン!
大久保 満希:「……仁くん。知り合いなの? 女王と」
小野川千里:「えーっ」
小野川千里:「見つかっちゃった。森下くん、なんでここに……っていうか、いっぱいいる!」
森下 仁:「うん、ちさとは、おれのクラスの文化祭の係だ!」
森下 仁:「……え?ちさとが、女王様?」
小野川千里:「まずいな~。こんな真夜中に学校にいることバレちゃったな~」
小野川千里:「なにそれ?」
GM:まったく理解していない顔
西澄燦:ランタンはあります?
GM:ランタンはあります。
川空朱音:「つまり……ひとりの秘密が……みんなのひみつに……!」
森下 仁:「うーん、ちょっと人を探してる、と言うか……」
森下 仁:「……ちさとは、ここに、ひとりで?」
森下 仁:小さく首を傾げながら、尋ねる。
GM:千里の腰かけている椅子の、傍らの床に無造作に置いてあります
西澄燦:じゃあ、周囲を警戒しておきます。
小野川千里:「そうだよ。最近、文化祭の準備で忙しくてさ~」
小野川千里:「ぜんぜん絵を描く時間もないから、ちょっと遅くまで残ってやろうと思って。そしたら集中しちゃってね~」
GM:本人はイーゼルとキャンパスを前にして筆をぐるぐる回しています。
川空朱音:西澄さんとは反対側の廊下を警戒します。影法師は女王を狙ってるって話でしたしね。
西澄燦:「……良かったら、絵を見せてもらっても?」
小野川千里:「いいよ! ほら、これ!」
西澄燦:では絵を見ます。
GM:水墨画を思わせる、不思議な影の生き物たちがキャンパスに描かれている。
GM:ユニコーンのような影や、妖精や、河童のような妖怪じみた影まである。
森下 仁:「……ちさと、ほんとはこーゆーのがやりたかったのか?おばけやしきとか、こういうのが出てくるお芝居とか」
西澄燦:その中に猫って居ます?
GM:猫らしきものもいます
西澄燦:「……決まりだな」 呟く
大久保 満希:西澄さんがみてたほうの警戒にかわりにつきます
小野川千里:「うーん……私はそういうのも面白いかもって思うけど、それよりね……」
小野川千里:「このランタンね。すごいんだよ! この前拾ったんだけど」
森下 仁:「ほうほう」
小野川千里:「ここね、火をつけると、ぐるぐる~っといろんな生き物の影みたいなのが出てくるんだよね」
小野川千里:「すごくない?」 ランタンを掲げると、確かに影が動き、生き物が動くように見えた。 「おかげでたくさん絵を描きたくなっちゃってさ~」
小野川千里:「まあちょっと遅くまで残りすぎた感じあるけど」
森下 仁:「そっか。……うん、おれたちも、実行委員の……ほら、たつみに頼まれて、色々やってたら、遅くなっちゃって」
GM:では、警戒にあたった大久保さんは気づくことがある。
GM:あのしゃべる猫の姿がないし、
川空朱音:「ほんと残りすぎだよ! 秘密にしてあげるから……わたしたちが残ってるのも秘密にしててね……!」
GM:小野川さんがランタンを手に持った途端、周囲の気配が消えたように思う。
大久保 満希:「……待って」
森下 仁:「……ぉ、おう?」
大久保 満希:静かに、刺すように。
小野川千里:「いいよー、秘密で。私も秘密にしてほしいし……え?」 ランタンを置く。
小野川千里:「なに?」
大久保 満希:「………仁。朱音。王様はどこいったかわかる?」
GM:ランタンを置くと、周囲に気配が戻る。ざわめきと足音が聞こえてくる。そして
長靴をはいた猫:「わ、吾輩はここだッ!」
森下 仁:「え?ドアを開けた時には確か足元に……おお、いた!」
GM:天井からぼろッと出てくる。
小野川千里:「ええーーーーっ」
大久保 満希:「……ちさとちゃん、だったよね。もう一度もちあげてみてくれる?」
川空朱音:「ほえ、そこに居るじゃない。どうしたのー、そんな顔して」
小野川千里:「猫が喋って……え、なに? これ?」
GM:そうして、小野川千里がランタンを再び手に取ろうとした瞬間。
日坂泥玩:「……なんということだ」
GM:ランタンを、先に掴んだ腕がある。
川空朱音:「——どこから……!」
森下 仁:「あっ!」
日坂泥玩:「なんたる貧困な発想力……!」
日坂泥玩:「このランタンを使っておきながら! なんだこれは!?」
大久保 満希:「うあじなんとか!」
日坂泥玩:「一角獣に妖精に……河童だと!? あまりにも安易! 安直! もはや許し難いレベルだ……!」
西澄燦:侵入者に注意を、それとは別にも警戒する。
森下 仁:「……ちさと!こっち!」
小野川千里:「えっ? でも、ランタン……っていうか、この人なに?」
小野川千里:「不審者???」
森下 仁:小野川さんを、手を掴んで自分たちがいる方に引っ張りたい…!
大久保 満希:「そう、不審者。それもとびっきりアブない人!」
森下 仁:「うん、せいかいだ!」
小野川千里:「も、森下くん!」
GM:では、小野川さんは森下くんに手を伸ばす。
森下 仁:その手を掴んで、こちら側に引っ張ろうとしますが。
日坂泥玩:「——駄目だ、待て! 凡俗め!」
GM:小野川さんの手が固まった。
GM:森下くんの前に、粘土の壁が生じて到達を防ぐ。
森下 仁:「おわっ!?」
森下 仁:「なにしやがる、へんたい!」
日坂泥玩:「何が変態か! この幻燈に火を灯した責任はとってもらう」
日坂泥玩:「点けた者でなければ消せぬのだ! こ、このような凡庸極まる生き物を大量に生み出すとは……!」
GM:ぐいっ、と小野川さんを引き寄せる。
日坂泥玩:「一刻も早くこれらの生き物を消し去らせ、我が作品を完成させねば」
森下 仁:「おれはすきだぞ!おうさまも、河童も、妖精も!ユニコーンは……ちょっとヤなやつだけど、やっぱりいい奴だったし!」
日坂泥玩:「ああ……やはり」
日坂泥玩:「発想力が貧困すぎる……! このような人間には過ぎたる道具だな」
森下 仁:「……ゲージュツってのはおれ、よくわかんないけど。おまえらがつくるものは、人を不幸せにするんだろ」
森下 仁:「じゃあおれは、ちさとが描いたり作ったり、思い浮かべたりするもののほうがいい」
日坂泥玩:「ふん! 幸せがほしいのか。功利主義だな」
日坂泥玩:「幸せも不幸せも関係がない。消えろUGN」
西澄燦:「それは出来ない相談だ」 ランタンの確保を試み、揺さぶりをかける。
川空朱音:物陰に回る。くらやみにまぎれるように。あのこをいつでも確保できるように。……影法師がきたら、見逃さないように。
日坂泥玩:「ううむっ。おのれ野蛮な……!」 小野川さんを抱えるようにして、窓に走る。 
日坂泥玩:「誰が渡すものか」 ランタンも抱えているので必死。殴ろうと思えば殴れるだろう。
西澄燦:「森下、大久保。頼む」
西澄燦:二人に隙を作ってもらってから確保するつもりだ
大久保 満希:「あいまむ!」
森下 仁:おう、と短く応えて。
森下 仁:目の前を塞ぐ壁を掴み、力任せに、その一部を引き千切る。そして。
森下 仁:「まち、やがれ!」
日坂泥玩:「なんと」
日坂泥玩:「ゴリラか、貴様は!」
大久保 満希:足を肩幅に。右足を少し前。跳躍。
森下 仁:ウァジ・ウェルに向けて投擲!その破片を追いかけるようにダッシュ!
大久保 満希:「誰が……」
日坂泥玩:「うぬ」 破片は避けるが、体勢は崩した。
森下 仁:その隙に手を伸ばすのは、ウァジ・ウェルに向けて…では、ない。その狙いは、既に他の誰かがつけている。
森下 仁:幻燈についても、然り。であれば、手を伸ばす相手は─
大久保 満希:逃げる日坂。体勢を崩した後頭部を掴む。
日坂泥玩:「あっ」 後頭部を簡単に掴まれる。その拍子に、決定的にバランスが崩れた。
大久保 満希:「誰が「マウンテンゴリラカンガルーじゃいぃぁ!!」」跳躍の勢いと重力、腕力を全力で下方向に向けて、その顔面を床に叩きつける
日坂泥玩:「そこまで言って……ぶぐっ!」
川空朱音:「う、うわー……いたそう……」
GM:当然、日坂の手からランタンと小野川さんがこぼれることになる。
GM:小野川さんはその場に倒れるだろうが、勢いよく倒れた拍子に、
森下 仁:小野川さんが引きずられて倒れる前に、今度こそその手を掴んで引き寄せる。
西澄燦:当然こちらはランタンの方をキャッチしようと試みる。
日坂泥玩:「……させるか!」 粘土が隆起し、西住さんとの争いになった。ランタンをつかめないまでも、弾き飛ばす。
GM:ランタンは窓を砕いて、夜の校庭に落下していく。
西澄燦:「……っ!」
森下 仁:「……あっ!」
大久保 満希:「あぁっ!」
日坂泥玩:「く、くそっ! ランタンが! まだ点灯したままではないかっ」
日坂泥玩:後頭部を掴まれていた日坂の体が、軟質の粘土に変わっていく。
日坂泥玩:「まずはあれを確保せねば……!」 そのまま、ずるりと粘土に変わる。《瞬間退場》だ。
西澄燦:「先に行く!」
西澄燦:すぐさま窓から飛び降りて退場していきます。
大久保 満希:「うわっ、気持ち悪っ!」
GM:割れた窓から、夜の校庭にランタンの光が灯っているのが見えるだろう。
GM:それに引き寄せられるように、黒い泥のような生き物が近づいている。
GM:急ぐ必要があるだろう——だが、ランタンを消すことができるのは一人しかいない。
川空朱音:ランタンを追って飛び降りるのはためらっちゃったけど、西澄さんが飛び降りていくのを見て続いて飛び降ります。退場。
小野川千里:「……森下くん? いまのなに?」
森下 仁:「……ちさと、ごめん。ちゃんとした説明は、あとでする」
大久保 満希:飛び降り退場! 「仁、その子の面倒はちゃんと見ること!」
森下 仁:うん、と。大久保さんに頷いて。
森下 仁:「あれをほっとくと、みんなが困る。……ああうん、あれっていうのは、ドロドロにとけたオッサンもそうだし」
小野川千里:「ええーーーっ? な、なんかみんな飛び降りて、えっと……」
小野川千里:「みんな困るの?」
森下 仁:「ねこのおうさま。河童。妖精。ふしぎな、いきもの」
森下 仁:「ちさとが「いたらいいな」って思ったみんなが、困る。文化祭を楽しみにしてるみんなが、困る」
森下 仁:「もちろん、おれも」
小野川千里:「森下くんも困る……あの変なランタンって」
小野川千里:「もしかして、危ないものなの?」
森下 仁:「そんなわけない。……おれがおせわになってる人が、いつもいってるんだ」
森下 仁:「道具にいいも悪いもない。結局は、どう使うか次第だ、って」
森下 仁:まあ、その“どう使うか”が難しいのだがなあ、と。そう言われたけれど。
小野川千里:「……じゃあ、あのランタン……どう使えばいいの?」
森下 仁:「……あれを狙ってる奴は、おれたちがなんとかする。そうしたら、ちさとはあれを持って、火を消すんだ」
森下 仁:「みんな、またね、って思いながら。……それで、いいんだよな。おうさま」
森下 仁:火を消せばどうなるか、回らない頭でも、ここまでくれば流石に気付く。
長靴をはいた猫:「吾輩たちの心配をするなど、百年……いや、千年は早い」
長靴をはいた猫:「我らはもとより”そういうもの”だ。永遠を求めれば、それこそ、あの怪物のようになるだろう!」
小野川千里:「……猫さんが喋ってる」
森下 仁:「……うん、さすがおうさまだ!かっこいいぜ!」
森下 仁:何かを堪えるように朗らかに笑いながら。小野川さんをひょいと抱き上げる。
小野川千里:「うわっ! 森下くん、すごい力持ち!」
小野川千里:「ど、どうするの? 私、ランタンを消せばいいの?」
小野川千里:「なんか、すごい妖怪みたいなのがいるけど!」
森下 仁:「言ったろ。あれは、おれたちがなんとかする」
森下 仁:「そのための、UGN(R:おれたち)だからな!じゃあ、ちゃんと捉まってろよ…!」
森下 仁:そして、そのまま。開いた窓へと走り、跳躍。
小野川千里:「うわーーーっ!?」

◆Climax:影法師の獣

GM:全員登場です。
森下 仁:1d10+88
DoubleCross : (1D10+88) → 5[5]+88 → 93

GM:登場侵食ダイスをお願いします。
大久保 満希:大久保 満希の侵食率を+4(1d10->4)した。(侵食率:95->99)
川空朱音:川空朱音の侵食率を+6(侵食率:79->85)
西澄燦:西澄燦の侵食率を+7(1d10->7)した (侵食率:84->91)
GM:OK

GM:校舎から追ったきみたちは、果たして一歩遅れたと言わざるを得ない。
GM:日坂泥玩。
GM:泥のように身を沈めた彼は、いち早く幻燈に到達し、それを手に取った。
GM:得体のしれない、不定形の影法師にそれを掲げる。
日坂泥玩:「おお……!」
日坂泥玩:「いいぞ! 俺の想像をこえて進化している! まさにコントロールされざる姿!」
日坂泥玩:「素晴らしいモチーフだ。イメージが湧いてくる……!」
GM:日坂泥玩の掲げる光の下で、影法師の獣はその実体を取り戻す。全身が波打ち、ごぼごぼと泡立つと、得体のしれない器官が生えだす。
西澄燦:「”ウァジ・ウェル”、それを手放してもらおう」
西澄燦:「それはお前には過ぎたものだ」
日坂泥玩:「……まだ邪魔をしたいのか」
日坂泥玩:「俺ほどこの幻燈を有効に活用できる者はいない」
西澄燦:「当然だ、私にはそれをする“理由”がある」
日坂泥玩:「お前たちが消えろ。この影法師は既に生まれた存在だ」
西澄燦:「分かっている、だからこそ出来ない」
西澄燦:「それにお前の言う有効な活用というのは……私にとってはそうは思えない」
日坂泥玩:「お前の感想など知ったことか! 創造主たるもの、生み出した存在には繁栄を望むもの」
西澄燦:「少なくともお前が唾棄したような……今のこの夜を生きる者たちの方が」
西澄燦:「いいものだと感じる」
日坂泥玩:「あのような貧困なイメージに劣るだと? ……見よ、我が影法師の魔獣! 素晴らしく混沌とし、生命の力強さに満ちている」
日坂泥玩:「これはまだまだ成長する。こんなところで終わらせてたまるか」
西澄燦:「終わらせる、そのために私達がここにいる」
川空朱音:落ちる。落ちる。落ちる。血を伸ばす。目指すのはスパイダーマンとかそういう動きだ。
川空朱音:落下に制動をかけて、スイングして、飛び込む。
川空朱音:気を抜いた瞬間すっぱり行っちゃうのですごく神経を使う。
川空朱音:わたしはどうしても一手遅れるから、その分少しでも詰めなければならない。
川空朱音:狙いは一点、あの幻燈さえ奪えば——!
川空朱音:ぐにゅ。
影法師の獣:「……!」
川空朱音:足元にあるのはたぶんおそらく影法師「えっなにこれなんだかすごいヤな感触なんだけど——!?」
GM:影の獣が全身を膨張させた。
GM:タイミングという点で、川空朱音はひどく不運だっただろう。
川空朱音:吹き飛ばされる。
川空朱音:くるくるくるくる。回る。回る。
GM:得体のしれない触手のような器官で弾き飛ばされる。影の獣は不満をぶちまけるように全身を波立たせた。
川空朱音:「め、目が回るよお……!」どうにか着地はしてみせる。くんれんのせいかだ!
日坂泥玩:「追加でさらに一人……わけのわからんやつだ……」
日坂泥玩:「まとめて食われたいのか。消化不良を起こすか不安だが……まあいい。何かの足しにはなるだろう」
大久保 満希:「残念、もう二人いるよっ!」迫撃砲の着弾を連想させる衝撃波。
日坂泥玩:「……お前は」
日坂泥玩:「あの凶暴な猛獣のごとき中学生……!」
大久保 満希:「遅れまして参上! 今度は逃さないよ、うぁじなんとか!」土煙を払い、腰を低く構える。
大久保 満希:「重機よりはマシだけど、女の子を猛獣に例えるのはどうかとおもうなあたし!」
日坂泥玩:「猛獣以外の何物でもなかろう。おかげで一度死ぬことになった。今度は俺も逃げる気はない」
日坂泥玩:「我が傑作! 影法師の魔獣の一部としてやろう。その獣性は確かに得難いモチーフだと思っていた」
大久保 満希:「女の子を野獣よばわりしたり、何を作るかと思えば気色悪いぶよぶよだし」
大久保 満希:「ホンっっっトにセンスないね、うぁじなんとか!」
日坂泥玩:「お前に理解されようとは思っていない。……だが、無知ゆえの無礼はいささか腹立たしいものではある。よって」
GM:日坂が片手で絵筆——あるいはブラシのような道具を振るうと、校庭の土が泥のようにうごめく。
GM:そこから、翼ある彫刻が4つ生まれた。ワイバーンに似ているかもしれない。
日坂泥玩:「捕食する前に、苦痛を与えて多彩な表情を引き出しておきたくなった」
川空朱音:「うわっ趣味悪っ」
森下 仁:そして、5つめの蠢くなにか。カタチを得かけていたソレの上に。
森下 仁:「とぉーぅ!!」
小野川千里:「あわっ、わっ」
森下 仁:などと、頭の悪い叫び声と一緒に。小さな割に重苦しい何かが、落下する。
森下 仁:「……やべ、近っ!」
森下 仁:そしてバックステップ!
日坂泥玩:「……!?」
日坂泥玩:「ああーーーーーーっ」
森下 仁:「へへっ、とゆーわけで、言いたいコトはだいたいみんなが言ってくれたみたいだからな!」
森下 仁:抱き抱えていた小野川さんを、自分たちの後ろに下ろしてから。
日坂泥玩:「俺の! 彫刻が!」 頭をかきむしる。 「何なんだ! お前は!」
森下 仁:「UGNの”木端微塵(ランバージャック)"だ!よし、名乗りもOK、とゆーわけで!」
日坂泥玩:「もっと静かに着地できんのか! なんだ!? その不吉なコードネームは!」
森下 仁:「あんたらまとめてぶっ飛ばす!ちょっとぎゃーぎゃーさわぐけど、がまんしてくれよな、ちさと!」」
小野川千里:「……大丈夫!」
小野川千里:「私にしかできないこと、あるんだよね」
森下 仁:「うん。だから、おれたちは、おれたちができることをやる」
森下 仁:「……そのあとは、たのんだぞ!」
長靴をはいた猫:「うむっ。この娘の護衛は任せろ」
長靴をはいた猫:「吾輩がついておる」
GM:というわけで、今回の戦闘の説明。
川空朱音:「あれっおうさまも居るの!?」消えてなかったんだ!?
●勝利目的
・影法師の獣の撃破
○特殊条件
・影法師の獣はEロイス《究極存在》により無敵です。
・これはあらゆる攻撃を無効化できる状態です。日坂泥玩を撃破し、幻燈を消すことで解消できます。
・また、日坂泥玩は常に影法師の獣をカバーリングしようとします。
GM:・この習性をうまく使って撃破してください。
西澄燦:このカバーは究極存在関係なしに行うってことであってます?
GM:あってます!
GM:なお、小野川さんは長靴をはいた猫によって常にカバーリングされるため、カバーする気遣いは不要です。
森下 仁:わーい。
GM:幻燈が消されない限り、猫もまた無敵だからです。
西澄燦:それと幻燈を消すのになんらかのアクションは使用しますか?
GM:必要ありません。小野川さんの行動として処理されます。
西澄燦:了解しました、大丈夫です。
GM:よって、実質的な勝利条件は、日坂泥玩の撃破⇒影法師の獣の撃破ということになります。
GM:それでは、戦闘に入っていきます。
GM:まずは衝動判定からいきましょう!
森下 仁:イェア!
GM:難易度は9です。各自、「意志」で判定の上、2d10で侵食率の上昇をどうぞ!
西澄燦:(1+2)dx>=9 <意思>
DoubleCross : (3R10[10]>=9) → 5[3,4,5] → 5 → 失敗

西澄燦:おっと……
西澄燦:西澄燦の侵食率を+11(2d10->9,2)した (侵食率:91->102)
大久保 満希:3dx>=9
DoubleCross : (3R10[10]>=9) → 10[3,10,10]+6[6,6] → 16 → 成功

川空朱音:4dx10>=9 意思はよわいぜ
DoubleCross : (4R10[10]>=9) → 10[4,4,7,10]+1[1] → 11 → 成功

大久保 満希:ご機嫌ダイス
森下 仁:4dx+1>=9
DoubleCross : (4R10+1[10]>=9) → 10[2,5,7,10]+5[5]+1 → 16 → 成功

川空朱音:85+2d10
DoubleCross : (85+2D10) → 85+10[9,1] → 95

大久保 満希:99+2d10
DoubleCross : (99+2D10) → 99+19[9,10] → 118

GM:みんなすごくない?
森下 仁:意志がつよい。
森下 仁:みちきちゃーん!?
森下 仁:2d10+93
DoubleCross : (2D10+93) → 12[4,8]+93 → 105

川空朱音:せんぱいを助けるためですからね
GM:OK
GM:西澄さんのみ暴走、あとは成功と!
GM:今回のEロイスは3つ。
GM:OPで羽渕先輩をさらった《囚人の鳥かご》
GM:《究極存在》
GM:あともう一つあるようです。戦術を考える際の参考にどうぞ。
GM:戦闘の位置関係。

●第1ラウンド

▼イニシアチブ
[16]日坂泥玩
[10][侵蝕:95/昇華0] 川空朱音
[09][侵蝕:105/昇華0] 森下仁
[07]影法師の獣
[06][侵蝕:118/昇華0] 大久保満希
[05][侵蝕:102/昇華1] 西澄燦 暴走
[03]翼ある彫刻1
[03]翼ある彫刻2
[03]翼ある彫刻3
[03]翼ある彫刻4
■戦場図
《日坂泥玩:16 影法師の獣:7》
《翼ある彫刻1~4》
10m
《川空朱音:10 森下仁:9》
《大久保満希:6 西澄燦:5》
GM:超オーソドックスなやつです。
GM:戦闘を開始しましょう。
GM:セットアップからいきます。
GM:何か行動がある人は宣言をどうぞ!ない人も「なし」宣言をお願いします。
森下 仁:はあい。自分はセットアップ、ありません。
GM:こちらエネミーサイドは何もありません。
大久保 満希:なし!
西澄燦:なし
川空朱音:なし!
GM:OK!
GM:イニシアチブ!最初は日坂泥玩の行動から。
日坂泥玩:マイナーアクションでコンボ:《メムノーンは嗚咽する》
日坂泥玩:《シールドクリエイト》を使用。ガード値のある盾を作り出します。
日坂泥玩:メジャーアクションでコンボ:《イシェドは啜り泣く》
日坂泥玩:仮初の器+砂の鎧+高速錬成。
日坂泥玩:エネミー全員のメジャーダイスが+5、装甲値を+10
森下 仁:グエーッ!?
大久保 満希:グエーッ!?
川空朱音:ぼ、木刀で抜けるかな……初手は剣を作った方がいいまで出てきましたね……!?
川空朱音:いや殴るだぜ! つまり一回余計にクリティカルすればいいだけよ……!
日坂泥玩:「俺の作品に……」 指で土を撫でる。地面が隆起し、壁を作る。
森下 仁:漢らしい。ともあれ割り込めるものでなし!
日坂泥玩:「傷一つつけさせん!」
GM:日坂の行動はこれだけ。
GM:川空さんに手番が移りますので、どうぞ!
川空朱音:いくぜいくぜ
川空朱音:マイナーアクション、飛び込みます。戦闘移動。
GM:Ok!
川空朱音:15mまで動けるから……エネミーのエンゲージまで届くってワケだぜェーッ!
GM:接敵されました。
■戦場図
《日坂泥玩:16 影法師の獣:7》
《翼ある彫刻1~4》
《川空朱音:10》
10m
《森下仁:9》
《大久保満希:6 西澄燦:5》
川空朱音:メジャー。“グーぱん!”あらため”木刀!”。《コンセントレイト:ブラム=ストーカー》《鮮血の一撃》に……《ブラッドバーン》と《血の宴》も乗せちゃう!
川空朱音:《ロイヤルブラッド》も……使っちゃいましょう! 100%超えたらもう一回使えるようになるし……!
GM:木刀!
GM:OK!
川空朱音:肉体で8D、ブラッドを合わせて13D!
川空朱音:HPを7点消費して……27!
川空朱音:13dx8
DoubleCross : (13R10[8]) → 10[1,2,2,3,6,6,9,9,9,9,9,9,10]+10[1,2,3,4,9,9,9]+10[1,6,10]+3[3] → 33

GM:かなり来た!
川空朱音:あっ白兵が1あるので34です!
GM:OK。ではエネミーのリアクションは
川空朱音:ターゲットはエネミー全てだぜ……!
GM:翼ある彫刻勢はみんなイベイジョンを突破されて命中。
GM:影法師の獣はガードで、日坂泥玩もガード。
GM:そして翼ある彫刻1が2を、3が4を行動放棄カバーリング。
GM:日坂泥玩は《砂の結界》で影法師の獣をカバーリング。
GM:ダメージをください!
川空朱音:4d10+3+12 ふふふ……達成値が高いぜ……!
DoubleCross : (4D10+3+12) → 21[5,9,4,3]+3+12 → 36

川空朱音:まずまず
GM:これは翼ある彫刻1と3が吹き飛んで粉々になりました。
GM:日坂泥玩にも20点以上のダメージがいった手ごたえがあります。
川空朱音:侵食も14増えて……14!? 109まで来ました。
GM:(けどまだ倒れてはいない)
GM:演出をどうぞ!
川空朱音:訓練を受けて、剣の維持にも慣れてきて、ただひとつだけ覚えた手管がこれだ。
川空朱音:わたしの力は血をまっすぐな剣にするだけだと思わせてからやるとより効果的だと聞いたけれど。
川空朱音:そんな場合じゃない。
川空朱音:血を伸ばす。リボンのように。
川空朱音:ぐるりぐるりと二廻り。体に巻き付ける螺旋を二巻。
川空朱音:【“より広く”】
川空朱音:「でもって……!」そのまま広げる!
川空朱音:広がる螺旋で薙ぎ払う!
日坂泥玩:「ブラムストーカー……? 速いな。範囲か」
日坂泥玩:「防御を」 地面を指で撫でる。土が壁を作りかけるが、間に合わない。
日坂泥玩:壁ごと、血の螺旋が彫刻を粉砕し、日坂泥玩を叩き伏せる。
川空朱音:「近くに味方がいない今なら気兼ねする必要もないからね……!」
川空朱音:「これならあの影法師だって……」
日坂泥玩:「あああーーーーーーーっ!?」 地面に這いつくばりながらも、怒鳴る
日坂泥玩:「俺の」
日坂泥玩:「俺の作品が……!」
川空朱音:罪悪感。がんばって作り上げたものが壊されるってどんな気分だろう?……でも。
川空朱音:「せんぱいを……返してもらうんだからっ!」
日坂泥玩:「許……さん……! この珍獣め! やはり消化不良を起こしそうではないか!」
GM:ということで、手番は森下くんに移ります。
川空朱音:「珍獣ってひどくない!?」
森下 仁:は、では!
森下 仁:マイナー、10m移動。前方のエンゲージに入ります。
■戦場図
《日坂泥玩:16 影法師の獣:7》
《翼ある彫刻2、4》
《川空朱音:10 森下仁:9》
10m
《大久保満希:6 西澄燦:5》
森下 仁:メジャーで…単体殴りなら、影法師の獣を狙って白兵攻撃!
森下 仁:■木端微塵 C:キュマイラ/獣の力/獣の王/瞬速の刃 侵蝕+10
森下 仁:侵蝕は115に上がりつつ。
GM:OK
森下 仁:15dx7+3
DoubleCross : (15R10+3[7]) → 10[1,2,2,3,3,4,4,4,5,6,6,6,8,10,10]+10[3,5,10]+3[3]+3 → 26

森下 仁:伸び…ぬ!達成値26で!
GM:影法師の獣はガード(避ける必要がないから)。日坂泥玩は影法師の獣を《砂の結界》でカバーリング(影法師の獣が無敵なのをよくわかっていないから)。
GM:ダメージをどうぞ。
森下 仁:そこはちゃんとはなしあおう!?
森下 仁:は、ではダメージが!
GM:会話などできない悲しき獣
森下 仁:3d10+1d10+27
DoubleCross : (3D10+1D10+27) → 20[8,10,2]+5[5]+27 → 52

森下 仁:装甲ガード有効、52点。
GM:ラウンド1回の秘儀、斥力障壁。
森下 仁:おのれーッ!?
日坂泥玩:52-1d10-12
DoubleCross : (52-1D10-12) → 52-3[3]-12 → 37

GM:低い…それなりにダメージが通った。
森下 仁:では演出を!
GM:半分以上はダメージを負った感触。演出どうぞ。
森下 仁:できることを、やる。自分にできることと言えば、ただひとつ。
森下 仁:木刀を上段に構える。集中する。本来は制御すらマトモにできない魔眼が、木刀に吸収され、重さと硬さを増す。
森下 仁:それを、そのまま。
森下 仁:「……うおおおおおおッ!!」
森下 仁:10mの距離をひとっ飛びで駆け抜けながら。影法師の獣へと、力いっぱい振り下ろす。
日坂泥玩:「……おのれっ」
日坂泥玩:「近づくな猛獣!」 泥と一緒に斬撃に割り込む。体で受ける。
森下 仁:今更、振り下ろす軌道を変えるという器用なマネはできない。だから。
森下 仁:「ぉぉぉぉぉぉッ!!」
森下 仁:叫びはそのままに。割り込んできた人体を、質量と膂力で殴打する。
日坂泥玩:「ぐ、むっ」 軟質の泥で木刀の衝撃を減衰する。左半身——木刀で引きちぎられるようにしながらも、威力の射程から逃れている。
森下 仁:「……そーかそーか。そいつがそんなにだいじか、オッサン」
森下 仁:「でも、ごめんな。おれたちは、そいつをゆるせない。だから」
森下 仁:振り抜き、地面にめり込みクレーターを作った木刀を、ゆっくりと引き上げながら。
森下 仁:「おとなしくなるまで、ブン殴る!」
日坂泥玩:「させてたまるか。俺の作品だ。これはもっと大きくなるぞ。何もかも飲み込むくらいに成長するんだ」
森下 仁:朗らかな、けれど獣のような笑顔をいっぱいに浮かべる。
日坂泥玩:「気味の悪い小僧だ——我が魔獣、こいつらもみんな食ってやれ」
GM:手番は影法師の獣。
影法師の獣:「ヴゥ……」
影法師の獣:マイナーで《一角鬼》。でかい角を生やす。
影法師の獣:メジャーでコンセントレイト:キュマイラ+獣の力+獣王の力+原初の赤:フレイムタン+原初の白:異形の祭典
川空朱音:「えっ」とがってる
GM:ターゲットはPC全員です。
森下 仁:グワーッ!?
影法師の獣:14dx7+3
DoubleCross : (14R10+3[7]) → 10[2,2,2,3,4,4,4,5,5,5,5,7,8,10]+10[1,6,9]+2[2]+3 → 25

GM:低いよぉ……
西澄燦:暴走中なので命中です
GM:対応してください……
森下 仁:ガードします…!
川空朱音:木刀でガードしても誤差だよぉ……回避に望みを託します
大久保 満希:ぐわーっ!
大久保 満希:回避!
GM:回避どうぞ~
大久保 満希:9dx+1>=25
DoubleCross : (9R10+1[10]>=25) → 10[1,2,3,3,4,5,6,9,10]+7[7]+1 → 18 → 失敗

川空朱音:9dx10+1>=25 ダイスは……ふえてる! +3Dもあれば
DoubleCross : (9R10+1[10]>=25) → 10[3,3,4,4,4,5,7,9,10]+4[4]+1 → 15 → 失敗

川空朱音:おしい
GM:危ない、簡単に避けられるところだった
GM:ダメージを出します
影法師の獣:3d10+32 ガードも装甲も有効
DoubleCross : (3D10+32) → 26[10,10,6]+32 → 58

GM:この出目の高さ…殺意が高い
森下 仁:死ぬ!侵蝕115なので…辰巳支部長のロイスをタイタス化、昇華して復活!
森下 仁:同時に小野川さんにロイスを取得します。「■誠意/憤懣」で。
西澄燦:吹き飛ぶので影法師の獣に執着○/脅威でロイスを取得、昇華して復活します。
大久保 満希:にょわーっ! 死亡! 小野川ちゃんに 庇護/不安でロイスをとってタイタス昇華、ふっかつ!
GM:川空さんもこのようにロイスを昇華することで復活可能です
川空朱音:デスダメージだぜ……! 森下くんのロイスを「P:良いひと〇/N:でも木刀ぶん回し祭りって聞いたよ……???」から「P:良いひと〇/N:木刀ぶん回し祭りだった」に変更した上でタイタス、昇華!
川空朱音:蘇生後のHPは……16!
影法師の獣:「ヴゥゥゥゥ————ァァァァァアアァ!」
GM:生やした角がさらに分裂。何本もの触手になって、4人を正確に狙い撃つ。体の一部をえぐり取る。
西澄燦:「……っ!」 そのまま受ける――が、
西澄燦:倒れることはない、ここで倒れたら今までの道のりは意味がなくなるから。
森下 仁:「いっ……てぇぇぇぇ!?」
西澄燦:獣に、この事件に対する思いで踏みとどまる。
森下 仁:脇腹を抉られ、痛みに叫ぶが。傷は励起したレネゲイドが塞ぎ、そして闘志は少しも削れてはいない。
影法師の獣:次から次へと奔流のように触手を吹き出し、自身の肉体によって溺れるように器官を増殖させていく。
川空朱音:「え゛う゛っ」刺さる。再生が追い付かない。これ永久離脱ものじゃないの?
川空朱音:視界の端で森下くんが叫ぶ。元気そうだ。あの威力。任せてしまえばいいんじゃないか。
川空朱音:……それじゃあきっと、違うのだ。
影法師の獣:「ヴゥッ」 どくどくと触手が脈打つ。伸びる。 「ガ、ヴッ」 伸びすぎた触手を、咳き込むように千切って、また生やす。
大久保 満希:「シャァッ!」足を開き、内股に力を込める。
身体をえぐられて、リザレクトを経由してもなお、体幹にゆらぎは見せない。

日坂泥玩:「おお——素晴らしい! いいぞ! これこそ混沌の奔流! 生命の凶暴さ! 自らを破壊せんとするほどのエネルギー!」
GM:というわけで、大久保さんに手番が渡ります。
大久保 満希:おっけい!
GM:COME ON!
大久保 満希:マイナーで戦闘移動。獣にエンゲージ!
■戦場図
《日坂泥玩:16 影法師の獣:7》
《翼ある彫刻2、4》
《川空朱音:10 森下仁:9 大久保満希:6》
10m
《西澄燦:5》
大久保 満希:忘れずにオートでダメージグローブ装備からの、メジャーでコンボ:まじかる☆右ストレート
《C:キュマイラ》+《獣の力》+《獣王の力》 侵食118→125

GM:OK!
GM:判定をどうぞ!
大久保 満希:10dx+2@7
DoubleCross : (10R10+2[7]) → 10[1,2,3,3,4,6,6,7,8,10]+3[2,2,3]+2 → 15

大久保 満希:は?
GM:ちなみに殴るターゲットはどちらで?
大久保 満希:影法師のけもので!
GM:そう言われるとドッジできないんだよな…! 日坂泥玩がカバーリング!《砂の結界》!
GM:ダメージをどうぞ!
大久保 満希:2d10+45
DoubleCross : (2D10+45) → 16[10,6]+45 → 61

GM:おかしいでしょ
GM:それはおかしい
大久保 満希:装甲ゆうこう!
GM:日坂泥玩は沈んだよ!!!
GM:戦闘不能! 復活エフェクトなし!
大久保 満希:やったぜ!
GM:幻燈もこぼれますが、その前に演出どうぞ!
大久保 満希:「シュー……」足は肩幅。右足を少し前。猫足立ちの構え
大久保 満希:「ひっさつ」駆け出し、踏み込み。その途中で、ふっとその姿が視界から消える
大久保 満希:空手の構えというのは、投げ・打ち・極めへの移りや対応のために、少し大きく構えることが多い。
日坂泥玩:「……させるか」 今度は万全だ。
日坂泥玩:いくつもの泥壁を隆起させる。
大久保 満希:そう、ただ彼女は構え方を変えただけ。小さく、コンパクトに。両拳を顔の前に添えて、両足で跳ねるようにステップを踏む、ボクシングの構え。
日坂泥玩:このとき日坂泥玩は、装甲としての壁の数は五重を用意していた。
日坂泥玩:軟質の泥壁で威力を減衰する。生存の確率は十分にあった。だが——
大久保 満希:「まじかる──」壁の手前で足を止めて
大久保 満希:「右ストレートォ!!」砲撃音。五重の壁を障子紙のように、無残に吹き飛ばす一撃。
日坂泥玩:「!」
大久保 満希:そう、カンガルーが行うのは空手ではなく、ボクシング。一発の殴打の威力であれば、こちらの構えのほうがより威力が出るのだ。
日坂泥玩:「そ、それの……どこが……」 胸部が潰れる音を聞き、吹き飛びながら呻く。
日坂泥玩:「……マジカルだ……!」
大久保 満希:「……オス!」構えを戻し、肘を引いて声を上げて誤魔化した。
GM:日坂の手から幻燈がこぼれた。
長靴をはいた猫:「よし! 突撃!」
森下 仁:「たのむ…!」
小野川千里:「……うん!」 猫と一緒に近づいていた小野川さんが、幻燈を手にする。
小野川千里:「猫さん! ありがと~!」 幻燈を消す。
長靴をはいた猫:「うむっ。これでよろしかろう」
長靴をはいた猫:「万事よし。……残りの始末は家臣に任せておくがよし!」
森下 仁:「うん!あとは、こいつらをぶっ壊せばいいな!……さんねーちゃん!」
森下 仁:後方で先輩を、ちらりと振り返り、叫ぶ。
長靴をはいた猫:「……そっちの娘は、おおむねの事情はわかっておろうが、任せたぞ」
GM:というわけで、西澄さんの手番です。
西澄燦:「……分かった、任される」
西澄燦:自身の決して埋まることのない空虚な感覚に耐えながら応えた。
西澄燦:手のひらから虚空より現出させ、槍を強く握る。
西澄燦:「展開、接続、起動」
西澄燦:マイナー《骨の剣》《死招きの爪》
西澄燦:素手データ変更、命中-1、攻撃力+31、ガード値6
西澄燦:西澄燦の侵食率を+6した (侵食率:102->108)
西澄燦:――そして
西澄燦:「射出」 呟く
西澄燦:コンボ『理外穿孔』
西澄燦:《コンセントレイト:エグザイル》《伸縮腕》《バリアクラッカー》 対象は影法師の獣
GM:OK!
西澄燦:(9+3)dx7+1 <白兵>
DoubleCross : (12R10+1[7]) → 10[1,2,2,4,4,4,7,7,7,7,8,9]+10[2,5,5,5,6,10]+10[10]+1[1]+1 → 32

影法師の獣:ガード。《ありえざる存在》により取得した《砂の盾》。
GM:あ、ガードできなかった
GM:このありえざる存在…
GM:ドッジしよ
西澄燦:用心していてよかった
GM:10dx
DoubleCross : (10R10[10]) → 9[2,3,4,5,5,5,7,8,8,9] → 9

GM:ゲボーーーーッ ダメージをどうぞ
西澄燦:4d10+31 装甲値、ガード値無視
DoubleCross : (4D10+31) → 17[3,1,8,5]+31 → 48

GM:丸ごと食らいましたが、さすがに一撃では倒れませんでした!すごい痛いけど!
西澄燦:―― バ ァ ン ッ !
長靴をはいた猫:「おお!……見事なるかな、ルーの槍!」
影法師の獣:影法師の獣は、何か防御を行おうとしたかもしれない。触手を集合させかけていた。
西澄燦:空気が爆ぜる音と同時に、既に槍を振り抜き終えている。
西澄燦:獣の右前足、胴、右目、左後ろ足、刺し貫いたその数は四つ。
影法師の獣:「ヴゥッ」 体が砕けるように千切れ飛ぶ。よろめく。
西澄燦:雷光の速度を以て、そして理の外から放たれた刺突を防げる道理は――ない!
西澄燦:西澄燦の侵食率を+8した (侵食率:108->116)
日坂泥玩:「ああっ」
西澄燦:「生み出されただけのお前に、罪はないのかもしれない」
西澄燦:「だけど誰かが止めなければいけない。それだけだ」
西澄燦:「私の言葉を理解できるのかは分からないが……それでも、恨むのなら私にしろ」
日坂泥玩:「黙れ! お、俺の……作品が! ま、守れッ! やつらを近づけるな!」
GM:残った2体の彫刻が動きます。
GM:彫刻2の行動ですが、これはまず西澄さんを狙っていくしかあるまい。
翼ある彫刻:マイナーなし。
西澄燦:狙わなくていいよw
川空朱音:えっ飛んだりとか……射程があったりとかする……!?
翼ある彫刻:コンセントレイト+魔獣の衝撃+振動球!
GM:ターゲット計算を間違えてました。
GM:次ラウンドも考えると、これはダイスで決めましょう
GM:1d4
DoubleCross : (1D4) → 1

GM:川空さんがターゲット。
翼ある彫刻:10dx7+1
DoubleCross : (10R10+1[7]) → 10[2,3,4,4,4,6,7,9,9,10]+10[1,1,3,7]+10[9]+10[9]+10[10]+6[6]+1 → 57

翼ある彫刻:!?
翼ある彫刻:こいつめっちゃやる気あるぞ
川空朱音:ぎゃーっ!? こっちに来るとは思ってなかったのでめちゃくちゃうわーっ
翼ある彫刻:リアクションどうぞ!
川空朱音:SATUI...
川空朱音:あ、ダメ元で回避をこころみます。
川空朱音:9dx10>=57
DoubleCross : (9R10[10]>=57) → 10[4,4,5,5,6,8,9,10,10]+7[4,7] → 17 → 失敗

川空朱音:さすがにね
GM:ではダメージ。
翼ある彫刻:6d10+11 装甲無視!
DoubleCross : (6D10+11) → 32[1,6,10,4,3,8]+11 → 43

GM:復活などしてくんなっせ!
川空朱音:2.5川空くらい死にます
川空朱音:西澄せんぱいのロイスをタイタス化、昇華して踏みとどまりますー
GM:OK!
川空朱音:完全に西澄先輩の方を向いていたから……もろに喰らう!
翼ある彫刻:「ヒュッ」 と、乾いた音がして、翼を動かした。
翼ある彫刻:風が巻き起こり、物理的な衝撃となって川空朱音を叩く。
川空朱音:あいつはこちらを見ていない。こっちには来ない。そんなことを考えていれば……いい的だ。
川空朱音:「……そんな、一人で全部背負っておしまい、みたいなのはやめてくださいよ、先輩」
川空朱音:任せてしまえばきっとそのままスマートに終わらせてくれる。さっきからずっと離れない考えだ。
川空朱音:でも。
川空朱音:それで、任せてしまって、せんぱいに会わせる顔があるのか。
GM:では、次の彫刻の出番
GM:彫刻No4!お前も頑張るのだ!ターゲットは
GM:1d3
DoubleCross : (1D3) → 2

GM:みちきチャンだ。
大久保 満希:ひぇ
翼ある彫刻:コンセントレイト+魔獣の衝撃+振動球。
翼ある彫刻:10dx7+1
DoubleCross : (10R10+1[7]) → 10[2,2,4,4,6,6,7,9,10,10]+10[1,6,7,9]+6[3,6]+1 → 27

GM:が、頑張った方だ!
GM:リアクションどうぞ
大久保 満希:うおお回避!
大久保 満希:10dx>=27
DoubleCross : (10R10[10]>=27) → 10[1,2,3,3,4,5,7,8,9,10]+9[9] → 19 → 失敗

大久保 満希:おしい!
GM:フーッ
翼ある彫刻:3d10+11 装甲無視!
DoubleCross : (3D10+11) → 15[10,4,1]+11 → 26

GM:対応せよ!
大久保 満希:ぬわーっ死亡! 西澄さんのロイスを昇華して復活!
翼ある彫刻:「ーージャッ」 こちらはいささか荒い音だった。翼を振るうと、風が打ち付ける。
翼ある彫刻:だが、それは大久保満希を吹き飛ばすには十分だったといえる
大久保 満希:「風っ……うわぁっ!」重心を落として耐えようとしても、体重は人間の範疇を出ない少女では踏みこたえられずに、吹き飛ぶ。
日坂泥玩:「……まだ動けるのか? 本当の獣か…!」
大久保 満希:「ぎゃふっ、んぐっ……」壁。おそらく校舎のそれに叩きつけられ、一瞬経ってから落ちる。そして、立ち上がる
大久保 満希:「頼りない、ただの子供に見えるかもしれないけどよ、西澄燦」
大久保 満希:足を肩幅。右足を少し前に。人差し指から拳を握り込んで構える。
大久保 満希:「“私”たちも、守る側として立って、倒す側として戦ってるんだ」
大久保 満希:「自分だけが恨まれる権利があるなんて、思い上がりも大概にしろ!」
西澄燦:「――思い上がりではないよ、こんなものはただの感傷で」
西澄燦:「そんなことを感じたところで意味のないことだ」
西澄燦:これから殺す存在に対して、感傷を抱くのは自身の戦意を鈍らせることに繋がる。
西澄燦:だけど私はそうしたい、そう思いたいと思ってしまった。
西澄燦:「……だからそれは私に言うことではないのだと思う」
西澄燦:それを誰かにもそうしろというのは、それこそ傲慢だ。
西澄燦:こういうものは勝手にするものだと、
西澄燦:「そう、きみが思うのなら」
西澄燦:――きみ自身がそれを想うしか意味はない。 と、続く言葉は口にはしなかった。
西澄燦:そしてどうするかは彼女次第だと思うから。

●第2ラウンド

▼イニシアチブ
[10][侵蝕:95/昇華2] 川空朱音
[09][侵蝕:105/昇華1] 森下仁
[07]影法師の獣
[06][侵蝕:118/昇華2] 大久保満希
[05][侵蝕:102/昇華2] 西澄燦 暴走
[03]翼ある彫刻2
[03]翼ある彫刻4
■戦場図
《影法師の獣:7》
《翼ある彫刻2、4》
《川空朱音:10 森下仁:9 大久保満希:6》
10m
《西澄燦:5》
川空朱音:せっとあっぷなし!
GM:セットアップです。
GM:エネミーは全員何もなし。
大久保 満希:なし!
西澄燦:なし
森下 仁:なし!
GM:では第一手目
GM:日坂が気絶しているので川空さんから!
GM:行動どうぞ~
川空朱音:100%を超えたということは……もういっかいフルコンボで殴れちゃうってことだぜ……!
川空朱音:「意味がない、なんて言っちゃったら……それこそわたしがここにいる意味もなくなっちゃうんですよ」小さくつぶやく。
川空朱音:マイナー、“抜剣”。HPを6点消費して《赫き剣》。
川空朱音:命中補正なし(さっきの木刀だと-1でしたね、すみません!)、攻撃力が+14に。
GM:OK。
川空朱音:メジャーアクション、“血剣・常緋”“より鋭く”“より広く”。
川空朱音:《コンセントレイト:ブラム=ストーカー》《鮮血の一撃》《ブラッドバーン》《ロイヤルブラッド》《血の宴》のフルコンボです。
川空朱音:多いな!?
GM:ターゲットはエネミー全員ですね!?
川空朱音:もちろん!
GM:判定どうぞ
川空朱音:(9+4+5)dx7 コンセのレベルもあがって……クリティカル7だぜ!
DoubleCross : (18R10[7]) → 10[1,2,2,2,3,4,4,5,5,5,6,6,6,7,7,10,10,10]+10[2,4,6,7,8]+10[5,10]+10[7]+2[2] → 42

GM:イベイジョンが無理なんで彫刻2体には命中。
GM:影法師の獣は《ありえざる存在》で《砂の盾》を使用してガード!
GM:ダメージをどうぞ
川空朱音:4d10+14+16 えーとこれで全部……のはず!
DoubleCross : (4D10+14+16) → 23[8,5,5,5]+14+16 → 53

川空朱音:出目もなかなか
GM:砂の盾でガードしてもぶち抜かれましたね
GM:彫刻2体は吹き飛んで戦闘不能!
GM:影法師の獣は《魔獣の証》で復活。ぎりぎり踏みとどまった形です。
川空朱音:しぶとい……!
GM:演出どうぞ~
川空朱音:袖の内側に隠していたピンバッジを握りこむ。
川空朱音:正直痛い。すごく痛い。真顔でできると格好いいんだろうけれど。
川空朱音:流れ出す血に形を与える。
川空朱音:いうのは簡単だけど、なかなか難しいのだ。
川空朱音:今は木刀を芯にできるからありがたい。
川空朱音:どれだけイメージが曖昧でも、まっすぐに沿わせればつるぎになるんだから。
川空朱音:血を剣にするわたしの能力(ちから)の本質は“自分の血を好きなかたちに留める”ことだ。
影法師の獣:「ヴ……ウゥッ!」 人型の手が生える。その手の先から、光の盾が生まれる。川空朱音は知っているだろう。
川空朱音:慣れればどんなかたちにでもできるのだという(教わったとき、笑ってヘンなオブジェを見せてくれた)
影法師の獣:これは羽渕沙穂のエフェクトだ。
川空朱音:慣れないうちは武器を維持したまま戦ったりするのは難しいから、とりあえずはイメージしやすいかたちで維持するのに慣れるところから始めるといいのだと。
川空朱音:だから剣なのだ。
川空朱音:あのヒロインが持っていたような。
川空朱音:だれかを助ける力に使えるような。
川空朱音:【緋剣・抜剣】
川空朱音:さっきの手管はもう使えない(伏せた程度で巻き込まずに済ませられるか?)
川空朱音:剣を分ける。広げて三叉。
川空朱音:高く掲げて。
川空朱音:「それを……おまえが、使うなっ!」
川空朱音:まっすぐ振り下ろす。
影法師の獣:「カッ」 確実に切り裂いた。その手ごたえはあった。
影法師の獣:「ヴ————ウゥゥゥッ! アァッ!」 体の大半を引き裂かれながらも、血のような影の塊となって逃れている。
影法師の獣:もはやまともな形を成していない。単なる肉の塊のようだった。
川空朱音:「しぶとい……!」
GM:だが、逃れる先には。
GM:——手番は森下くんに移ります。行動をどうぞ。
森下 仁:はあい!マイナーなし、メジャーで白兵攻撃。対象は影法師の獣。
森下 仁:C:キュマイラ/獣の力/獣の王/瞬速の刃 侵蝕+10 侵蝕は125へ!
森下 仁:15dx7+3
DoubleCross : (15R10+3[7]) → 10[1,1,2,2,3,3,4,5,7,8,8,9,9,9,10]+10[3,4,5,7,7,10,10]+10[3,3,7,8]+5[3,5]+3 → 38

森下 仁:そこそこ回った!
影法師の獣:ガード。《砂の盾》。
影法師の獣:割ってみなさい!
森下 仁:ではダメージが…
森下 仁:4d10+1d10+27
DoubleCross : (4D10+1D10+27) → 31[7,10,5,9]+3[3]+27 → 61

森下 仁:61点!装甲・ガード有効!
GM:50点以内なら耐えたものを……
GM:戦闘不能。復活エフェクトつき、戦闘終了になります。
GM:演出をどうぞ。
森下 仁:ヤー!
森下 仁:逃れた、先には。
森下 仁:「……誰が悪いとか、責任取るとか、そーゆーのはわかんねーけど」
森下 仁:「おまえは、だめだ」
森下 仁:魔眼が融合して黒く染まった木刀を、渾身の力で。
森下 仁:「だから……ここで、潰す!」
森下 仁:影法師へと叩きつける。
影法師の獣:「……ヴ」
影法師の獣:「ぐ」 どこか平板な音とともに、その全身が潰れて爆ぜた。
日坂泥玩:「ああ……なんということだ」
日坂泥玩:「わ、私の……傑作……」
GM:戦闘終了。
森下 仁:「傑作だ?……ばかいうな、オッサン」
森下 仁:「笑えねーんだ、あんたの"ゲージュツ”は。……おれは、ちさとの絵のほうが、ずっといい」
小野川千里:「……ん」
小野川千里:「ありがと……」
長靴をはいた猫:「まったくその通り。ニンゲンどもは誤解が激しい!」 猫は二足歩行で、学校の外の森へ向かって歩いていく。
長靴をはいた猫:「そのランタン、もう点けるでないぞ! 吾輩は”帰る”!」
西澄燦:「……ん?」 そちらの方を向く
森下 仁:「あ、おい、おうさま、どこに」
森下 仁:行くんだ、と問おうとして。
森下 仁:「……そっか。うん、じゃあ、おうさま」
森下 仁:「……またな!」
森下 仁:どうしてだか、そうやって明るく声をかけるのが、良いように思えて。その通りに叫びながら、手を振る。
川空朱音:「おせわになりました」ぺこりと頭を下げる。王様がいなければきっとせんぱいまでたどり着けませんでしたからね!
長靴をはいた猫:「うむっ。さらばだ! 他の連中もこれで帰れるというもの……また会おう!」 王冠を軽く掲げて、そのまま影に消えていく。
川空朱音:「……」
川空朱音:「あっ! 爵位!」
大久保 満希:「……朱音ちゃん。そういえばもらってないもんね」大きく振っていた手を止めて
西澄燦:「……ああ、そうか」 ひとつ息を吐く。
西澄燦:校舎のほうを見る。
GM:校舎からはいくつかの影が飛び去り、あるいは走り去るのが見えただろう。窓辺にかすかにうつる異形の影が消えていく。
西澄燦:私は余計なこと考えていたのかもしれない。
西澄燦:頭の隅で考えていた。この街でなら彼らの存在が許容されるのではないかと。
西澄燦:様々なレネゲイドビーイングがいるようにただ生み出されただけの罪もない存在なら、と。
西澄燦:そうでなければ、釣り合いが取れないのではないかと思っていた。
西澄燦:――そうではない私がここに居られるのだから。
西澄燦:けれど突然、何もなかったように消え去るのではなく、みなが納得して還っていくのなら。
西澄燦:もう、私に出来ることはなにもない。すべてが終わった。
大久保 満希:「……これで、いっけんらくちゃく。かな?」手をおろして、腰にあてる
西澄燦:女子生徒が持っている幻燈を確認してから、手帳を開く。
西澄燦:「ああ、終わりだ」 文字を書き込み、閉じた。
西澄燦:事件解決――そう書き込んだ。

◆Backtrack

GM:バックトラックに移行します。
GM:今回はEロイス3つあるので
GM:ちょっと不安な人は振ってください!どうぞ!
GM:具体的に言うと3d10侵食率を減らせます
GM:振らなくてもOKです。
森下 仁:では振る!
森下 仁:125-3d10
DoubleCross : (125-3D10) → 125-18[7,3,8] → 107

西澄燦:ふるよ
大久保 満希:ふりゅー!
森下 仁:よしよし。
大久保 満希:125-3d10
DoubleCross : (125-3D10) → 125-17[5,6,6] → 108

川空朱音:133-3d10 れっつごーふります!
DoubleCross : (133-3D10) → 133-21[6,6,9] → 112

西澄燦:116-3d10
DoubleCross : (116-3D10) → 116-16[3,6,7] → 100

GM:では、振ったらバックトラックです。
西澄燦:100-4d10 1倍ぶり
DoubleCross : (100-4D10) → 100-25[5,8,5,7] → 75

GM:残りロイスと相談して侵食率を減少させてね!
川空朱音:これは……ロイスでいっぱいかえってこれるのでは……!
大久保 満希:108-4d10 等倍
DoubleCross : (108-4D10) → 108-21[8,1,4,8] → 87

川空朱音:1倍!
川空朱音:112-5d10 れっつごー!
DoubleCross : (112-5D10) → 112-29[1,8,1,10,9] → 83

GM:戻りすぎると経験点が減って残念な気持ちになります
川空朱音:めっちゃかえってきました
西澄燦:一倍振りで五点です
GM:西澄さん、大久保さん、川空さん生還
森下 仁:ロイスは5つ!
森下 仁:107-5d10
DoubleCross : (107-5D10) → 107-33[7,3,9,8,6] → 74

森下 仁:5点域で生還!
GM:森下くんも生還!
大久保 満希:ごてーん!
GM:全員5点ですね。
GM:計算シテイマス……
GM:シナリオ6点、Eロイス3つで3点、その他サービスが5点、14点に侵食率を足してみんな19点
川空朱音:そのた
森下 仁:受領!
GM:今回の経験点
■獲得経験点
とくになさん:19
ポストさん:19
しんごろさん:19
オツカレーさん:19
GM:25
西澄燦:うけとります!
川空朱音:19てん! いっぱーい!
大久保 満希:わぁい!
GM:以上です。お疲れ様でした!
GM:以上です。お疲れ様でした!
森下 仁:わーい!お疲れ様でした!無事帰還、めでたい!
大久保 満希:おつかれさまでした!
川空朱音:おつかれさまでした!

◆Ending01:森下仁

GM:文化祭はもう明日だ。
GM:最後のスパートとばかりに、生徒たちは少しだけ遅く残り、文化祭の準備に没頭している。
GM:森下仁のクラスもそうだ。ただし——
GM:もう奇妙な噂は影も形もない。
小野川千里:「……よ~し」
小野川千里:「できた~! 森下くん、どうこれ? どう?」
GM:でかい看板を掲げて見せるが、でかすぎてやや危なっかしい。
森下 仁:「うん、いいと思うぞ!でも、ちょっとでかするから床に置くのはむりだな!」
森下 仁:「とゆーわけで、それはこう、ゲートみたいに使うといいと思う!そして!」
森下 仁:じゃーん、と。自分で効果音を口にしながら、看板よりも幾分か小さな板を掲げて見せる。
小野川千里:「あ~。森下くんも作ってきた?」
森下 仁:「うん!こうず?とかは、ちさとが教えてくれたとおりにした!」
森下 仁:それは、ウェルカムボードと呼ばれるような、小さな案内板。描かれているのは…。
森下 仁:土俵で相撲を取る河童と、それを観戦する、やはり河童。
森下 仁:フクロウに跨り、お菓子でいっぱいの袋を運ぶ妖精。
小野川千里:「あ! 河童だ!」
森下 仁:角に包帯を巻いたユニコーンは、女の子をその背中に乗せて、これから駆け出すところだろうか。そして。
森下 仁:掲げた剣の先に、丸いもの…おそらくはたこ焼き…を刺して高々と掲げ、「うまいぞ!」と叫ぶ、長靴をはいた猫。
小野川千里:「妖精の人たちもいるし、ユニコーンもいる! あとよくわかんない猫!」
森下 仁:どれもこれも、稚拙極まりない筆運びだけれど。楽しそうな雰囲気だけは、美術部員たちが作ったものに負けてはいない。
森下 仁:「へへ、がんばって思い出しながら描いたんだ!……ちゃんとおぼえてるぞ、って思いながら」
小野川千里:「すごいね~。……すごいね。ありがとう、森下くん」
森下 仁:「……うん。ちさとも、ありがとうな」
森下 仁:ここに描かれたみんなは、もういない。それが、少し寂しくはあるけれど。
森下 仁:「みんなを、かんがえてくれて。ちさとが、みんなを生んでくれたから」
森下 仁:「おれは、おれたちは、みんなをおぼえていられる。だから、うん」
森下 仁:「きっと、またあえる」
小野川千里:「……あはは」 控え目に笑う。 「優しいね~、森下くん。実は私もね、そうなんじゃないかって……なんか思ってる」
小野川千里:「あの~、森下くん。森下ってさ……、もしかして! 絵とかに興味あったりする?」
森下 仁:「おれ、らくがきくらいしかできないぞ。……あ、でも!」
森下 仁:「つぎに会うときまでに、また会いたいやつの絵をたくさんかいて、どうだ!って見せるのも楽しそうだな!」
森下 仁:それは、人であったり、そうでなかったり。また会えるかどうか分からなかったりもするけれど。
小野川千里:「うん。……それいいね! あのね、美術部なんだけどね」
小野川千里:「いつでも部員募集してるし、なんなら遊びに来るだけでもいいからさ」
小野川千里:「……気が向いたら、たまに来てほしいな」
森下 仁:「うん!文化祭が終わっておちついたら、ぜったい遊びに行く!そのときは」
森下 仁:「おしえてくれよな!絵のかきかた!」
小野川千里:「……うん」
小野川千里:「ぜったい教える」

◆Ending02:西澄燦

GM:朝からは徐々に、昼下がりからは急激に、文化祭の喧騒は広がり始める。
GM:西澄燦のクラスは、数多のクラス企画の中でも特に、客を集めていたといえるだろう。
クラスメイト:「西澄さん! 着替えOK? もう出れそう?」
西澄燦:「ああ、問題ない」「コンディション、装備ともに問題はない」
西澄燦:「だが、本当に私が出ることに意味はあるのだろうか……キミたちだけでも盛況だったように見えるのだが」
クラスメイト:「……コ、コンディションと装備……?」
クラスメイト:「あ、うん。まあ、あれですよ」
クラスメイト:「忙しいから人手も欲しかったし、あれ。西澄さんお待ちのお客さんみたいだからさ!」
西澄燦:「私に? ……そんな人物がいるのだろうか」
西澄燦:と言われるままに出ていく。
石蕗条一:「……あ」
GM:西澄が出ていくと、入り口で居心地悪そうに立っている人物が目に入る。
GM:よく知っている人物だ。——石蕗条一。
西澄燦:「……っ」
石蕗条一:「……あ、あー……」
西澄燦:西澄燦が今着ている服はまごうことなきメイド服だった。
西澄燦:暗い紺色の服の上にはエプロンドレス、腰をきゅっと締めているせいかその胸が強調されているように見えるだろう。
西澄燦:そしてメイド服に合わせたのだろうか、髪は一つ結びの三編みになっている
西澄燦:「じ、条一。き、きみか……あ、いや」 顔が熱くなる
西澄燦:「違うな……この場合は」
西澄燦:「お、おかえりなさいませ。ご主人さま……」
石蕗条一:「……、ゴホッ!」 咳き込む。
石蕗条一:「燦、……お前、お前さあ……!」
石蕗条一:「……なんでそういうことする!? 心肺が止まりかけた……!」
西澄燦:「う、わ、分かっている……変だろう。言わなくとも分かる」 顔が赤いまま目をそらす
西澄燦:「それは……」
西澄燦:「そうしろとマニュアルに記載されていて、それに従った……」
西澄燦:「それと」
西澄燦:「そうした方がウケがいい……らしい」 なんとかそれを絞り出した
石蕗条一:「だよな!!」
石蕗条一:「い、いや。待て。……ちょっと訂正させろ。お前は少しも変じゃない。変とかそういうことを言ってるわけじゃない」
石蕗条一:「むしろ……なんというか……あー……」
西澄燦:「じゃあ、どういう意味だ……? 忌憚のない意見を聞かせて欲しい」 緊張した面持ちだ
石蕗条一:「かなり……、俺の主観的な話で見れば、すごく……似合ってる」
西澄燦:「……」
石蕗条一:「正直ビビった」
西澄燦:「……そうか」 表情がほぐれる
西澄燦:「ありがとう、条一。嬉しく思う」 笑う
石蕗条一:「お、おう。……なら良かった。じゃ、じゃあ……その」
西澄燦:「そ、そうだったな。すまない、席まで案内する」
石蕗条一:「すげー緊張するし、超目立ってるから。席まで案内してくれるか、メイドさん」
石蕗条一:「ああ。……よろしく」
西澄燦:そして席に案内して、メニューを石蕗くんに渡す。
西澄燦:「こちらがメニューになるのだが……その、キミには裏メニューを用意している」
石蕗条一:「お、おう?」
西澄燦:「はっきり言って、全然自信はない……ないのだが……」
西澄燦:「用意したほうが、いいみたいなことをクラスの女子に言われて」
西澄燦:「……用意させてもらった」
石蕗条一:「……」
石蕗条一:「……どういうヤツ? さっき見かけたロシアンたこ焼きじゃなければ、俺は任せる」
西澄燦:すっと弁当箱を取り出す。可愛らしい女の子が使うような包みに入ってる。
石蕗条一:「……これは、まさか……」
石蕗条一:「燦が?」
西澄燦:「……そうだ、なれないことをしたと自覚している。自信はない」
石蕗条一:「そ、ンなことねえだろうよ」
西澄燦:「でも、その……食べてくれたら、嬉しく思う」
西澄燦:「ど、どうだろうか……」
石蕗条一:「そりゃ、まあ……もちろん」
石蕗条一:「食べる。絶対大丈夫だ。……燦が作った弁当なら、他人に食わせるわけにはいかねえしな」
石蕗条一:「俺が最初に食べる。……いいか?」
西澄燦:「う……」
西澄燦:「……ど、どうぞ」
西澄燦:2dx+1
DoubleCross : (2R10+1[10]) → 7[4,7]+1 → 8

西澄燦:弁当の中身はどこにでもありふれたようなおかずが詰められていた。
西澄燦:できるだけ"普通”を目指したのかもしれない。
石蕗条一:「ああ」
石蕗条一:「……感想、言っていい?」
西澄燦:「……」 すーはーと深呼吸してから
西澄燦:「う、うん……ぜひ、聞かせて欲しい」
石蕗条一:「正直言って」
石蕗条一:「超うまい。……ありがとう、燦」
石蕗条一:「来てよかった」
西澄燦:「……っ」
西澄燦:「条一、きみは……」「……ああ」
西澄燦:胸を抑える、こみ上げてくる感情がとめどなく溢れてくる。
石蕗条一:「おっ、おい! なんだ! どうした……!?」
西澄燦:弁当を用意しても、条一が喜ばないかもしれない、この行いに意味はないのかもしれないと作っている最中に何度も思った。
西澄燦:だけど、自分勝手な思いだけど、それを受け取って返してもらえるのは。
西澄燦:ああ、なんて嬉しいことなんだろうと思う。
西澄燦:「大丈夫、大丈夫だよ。ただ――」
西澄燦:「私は幸せだな、と……そう思ったんだ」 そこには晴れやかな笑みがあった。

◆Ending03:川空朱音

GM:任務が終わり、一つ二つの夜が明け、文化祭が始まり。
GM:きみは羽渕沙穂と、文化祭を回っている。
羽渕沙穂:「いやー……アレだね。この学校ほんとすごいな」
羽渕沙穂:「超豪華っていうか、賑やかだね」
川空朱音:「さっきのたこ焼きとかロシアンだったしねえ」
羽渕沙穂:「なんか特製辛味ソースに髑髏かいてあったしね」
羽渕沙穂:「あんなん初めて見たわ。規制物質じゃないの、あれ」
川空朱音:「近くでのたうちまわってる人らがいたのってそういうことだよね……」
羽渕沙穂:「まー、平和そうで何より。……朱音はさー、他にどっか回りたい場所ある?」
川空朱音:「あっメイド! ごしっくメイドとみにすかメイドとネコミミメイド……メイドさん多くない……???」
羽渕沙穂:「メイドの流行がガラパゴス化してんの……?」
羽渕沙穂:「あたし、さっき恐竜メイド見たよ」
川空朱音:「来年はUMAメイドとかいたりしてね」
川空朱音:「宇宙メイドとか……UFOメイドとか!」
川空朱音:「こう、スカートがUFOになってるの」
羽渕沙穂:「バリエーション多すぎるわ!」
羽渕沙穂:「……まあ、朱音くんが行きたいなら、一緒に行くよ。今回はさー」
羽渕沙穂:「だいぶ迷惑かけちゃったみたいだしね」
川空朱音:「……行きたい場所、かあ……」
羽渕沙穂:「なんでもいいよ」
川空朱音:「あんまり考えてなかったんだよね、これがまた」
羽渕沙穂:「それじゃあ、あれ行く?」 指さす。 「お化け屋敷」
GM:なんとなく見覚えのある妖怪めいたシルエットがいくつも看板に飾られている。
川空朱音:「ぴえっ!?」
川空朱音:「いっいいいいいよ、いいい行こう行こう」
羽渕沙穂:「はっはっはっ。声がもう震えてるじゃん」
川空朱音:「そっそそそ、そんなことないですしー? へーきですしー?」
羽渕沙穂:「……こんな怖がりなところもあるのにな。……あのさ、朱音。あたし、言いそびれてたことあるんだよね」
川空朱音:「ほえ」
羽渕沙穂:「……助けてくれてありがとう。それと、ごめんね。ってやつ」
羽渕沙穂:「来てくれなかったら危なかった」
川空朱音:正面から来られちゃうと正面から受け止める準備をしていなかったので固まってしまうのです。
羽渕沙穂:「ど、どした?」
川空朱音:「い、いや……なんか改まって受け止めるとなんかびっくりしちゃって……」
羽渕沙穂:「いや、あたしの信条的にね。ちゃーんとお礼言っとかないと。言う機会、なくさないようにさ」
川空朱音:言う機会を逃しちゃって言えなくなるとかよくあるよね、とか、ぐるぐるしています。今言うべきなのはそうじゃない。
川空朱音:……ずっと思っていたのだ。あの場でせんぱいが残っていた方がよかった、って。
川空朱音:その方がきっとうまく解決してくれて、リソース管理とかだってしやすくって、もっとうまくやっていたんじゃないかって。
川空朱音:でも、わたしが残って、わたしが動いた意味はちゃんとあったのだ。
川空朱音:「……どういたしまして」どうにかひっぱりだす。
羽渕沙穂:「あは」
羽渕沙穂:「もうちょっとドヤ顔してもいいのに」
川空朱音:「ごめんねっていうならこっちもでしょ、あの時庇ってもらったしさ」
川空朱音:「いやー、それにね? 庇ってもらってそのまま帰りましたー、じゃあヒロインっぽくないじゃない?」
羽渕沙穂:「それもそーかも。うん。なるほどなるほど」
羽渕沙穂:「もしかしたらあんたは凄いヒロインになるのかもね」
川空朱音:「ほんとに!?」
羽渕沙穂:「もしかしたら、だからね。もしかしたらの話!」
川空朱音:「えー、」
川空朱音:「えー、そこは絶対って言わないー?」言いながらめちゃくちゃにやけている!
羽渕沙穂:「調子に乗ってるくらいがちょうどいいかと思ったけど、これはこれで……まあ……いっか」
羽渕沙穂:「行こう。とりあえずお化け屋敷を克服する訓練からね」
川空朱音:「ぎ、ぎゃーっ」とか悲鳴を上げながらでも行くのです。いくぞ。はいるぞ。はいるんだったら!

◆Ending04:大久保満希

GM:星辰館学園中等部の文化祭は、いままさに盛況を迎えている。
GM:昼下がりを少し過ぎ、目の回りそうな忙しさである大久保満希も、ちょうど休憩の時間だった。
GM:それがやってきたのは、そんな休憩時間の最中だった。
辰巳十三:「——今回は面倒かけたな。ただでさえ忙しいところに」
GM:最初は、辰巳十三だった。
GM:文化祭実行委員らしく、あちこちの企画を回っていると言っていた。
辰巳十三:「文化祭、楽しめてるか?」
大久保 満希:「んぃ。支部長……学校だと十三サンって呼んだほうがいい?」
辰巳十三:「そうだな。せっかくの学生生活なんだ。辰巳か十三で頼むよ」
大久保 満希:どこか子供っぽいワンピースタイプのメイド服。しかし肩と首元の布地が取り払われ、肩紐が胸以下を支えている。
大久保 満希:傍らには、表でつけるのであろう、クマ耳のついたカチューシャ。
大久保 満希:中学生なりのませたオトナっぽさと、子供っぽさを両立させるデザインだが……それを実現するには、あまりにも体型にメリハリが足りていなかった。
大久保 満希:「んぃー。じゃあ十三サンで」
辰巳十三:「はいどーも」
大久保 満希:「楽しんでるよ、あたしなりに。十三サンは、どう? 委員だからって、気張り過ぎちゃダメだぞ?」
辰巳十三:「俺だって楽しんでるさ。学校の文化祭なんて初めてだしさ。みんなの企画見て回るの楽しいよ……きみのところも」
辰巳十三:「スゲー楽しそう。写真撮っていい?」
大久保 満希:「……『上』の西澄サンのいるところのほうが、そういうのは映えるとおもうんですケド」すとんと落ちた胸元に手を当てて
辰巳十三:「え、なんで?」
大久保 満希:「え?」
辰巳十三:「大久保サンのクラスに来たんだから、そりゃ大久保サン撮るよ。よく似合ってる」
大久保 満希:「……まぁ、写真くらいならいいですよ。撮られるのはヤでもないですし」立ち上がって、律儀にクマ耳カチューシャまでつけて
辰巳十三:「いいね。それこそ文化祭だ!」 スマホを構える。 「なんかとっておきのポーズ頼むよ」
大久保 満希:「なるほど……相手が十三さんでも、ミチキ一応調子に乗っておきますねっ」がおー。とポーズ。
辰巳十三:「十三さんでも、ってなんだよ! じゃあ、これで……よし!」 撮影。
大久保 満希:「あと、そうだ。朱音ちゃんがこう、ハチミツを舐めるクマのポーズー、っていうのもやってみるといいって言ってたんですケド」
辰巳十三:「はちみつを舐めるクマ……!?」
辰巳十三:「よし、じゃあそれやってみるか」
大久保 満希:「はーい」一度床に座ってから、エアーで手をなにかにつっこみ、手指を舐るようにするポーズ。視線はカメラ
辰巳十三:「版権的にも危ない気がするが、……まあいい! ……これでよし!」 もう一度、シャッターを切ってスマホを掲げる。
大久保 満希:「はーい。っと」立ち上がって、かるくメイド服をはらう
辰巳十三:「ありがとよ。……夕方にかけてますます忙しくなりそうだけど、無理するなよ」
GM:特にかける言葉がなければ、辰巳は立ち去っていきます。
大久保 満希:「うへぁ……あい。ミチキりょうかーい」どかっと椅子に座り直してから、手をふる
???:「……行ったか。あのワケのわからん妖怪のような男は」
GM:不意に、きみの座った椅子の下から声が聞こえた。
大久保 満希:「……誰?」すっと立ち上がって。スカートにはスリットが深めにはいっているのだ。動きやすい!
???:「吾輩、あの手の妖怪とは相性が良くないのだ。はっきり言って苦手……あっ!」
長靴をはいた猫:「暴力は反対だ! 落ち着け!」
GM:直立歩行して、王冠を被った猫がいる。まぎれもなくそこにいる。
大久保 満希:「……」
大久保 満希:「……?」ゴシゴシ
大久保 満希:「……」
大久保 満希:「……え? なんでいるの、おうさま」
長靴をはいた猫:「うーむ。やはりそのリアクション……大いに誤解されているようだな」
長靴をはいた猫:「あのカンテラの効用についてだが……これは深~い秘密なので誰にも言ってはならんぞ。聞くか?」
大久保 満希:「んぃ。わかった。あたし口はかたいし」
長靴をはいた猫:「あれは影を通じて扉を開くだけ……生み出すのではなく、呼び出すのだ」
大久保 満希:「……えっと、つまり?」
長靴をはいた猫:「消えるわけではない。この吾輩のように……」
長靴をはいた猫:「行き来できる者は、いままで通りさ。旅から旅へのその日暮らし」
長靴をはいた猫:「内緒だぞ」
大久保 満希:「んぃ。ナイショ、ね」
大久保 満希:「……あの子たちには、話していい? おうさま」
長靴をはいた猫:「やむを得ん、こっそりとだぞ。……これも渡しておかねばならなかった」
GM:猫は、四つの小さな缶バッジを取り出す。古びていて、とても値打ちものには見えない。
GM:ガチャガチャから出てくるようなやつで、いい加減な猫の肉球マークがプリントされている。
大久保 満希:「えっと、これは?」
長靴をはいた猫:「諸君の活躍、まことにあっぱれであるからして、爵位の証を進呈しよう」 偉そうに髭を撫でる。
長靴をはいた猫:「これで諸君も猫子爵。嬉しかろう」
大久保 満希:「うぉー。ししゃく。ねこししゃく」
大久保 満希:「……んぃ。結構嬉しい。皆にも後で分けてあげないと」
長靴をはいた猫:「ふっふっふっ。吾輩、寛大な王であろう? ……だが、ゆめゆめ忘れるなよ」
長靴をはいた猫:「ほかの猫がいるところで、猫の王の話をしてはならぬぞ! 王位交代の危機であるからして!」
長靴をはいた猫:「吾輩は、まだしばらくは王の暮らしを続けたい」
大久保 満希:「んぃ。約束は守るよ。ししゃくだから」
長靴をはいた猫:「それは重畳」
長靴をはいた猫:「では、吾輩は今度こそ旅に出る。またいずれ会おう、満希子爵!」
大久保 満希:「おー! またね、おうさま」うっかり声を張りそうになっておさえる
長靴をはいた猫:「ふむっ。……皆、感謝しているぞ」
長靴をはいた猫:「諸君らはまことに勇敢であった。吾輩も誇り高い気分である。……ではな!」
GM:長靴をはいた猫は、窓から影のように駆け去っていく
GM:あとに残った大久保満希を、クラスメイトが呼ぶ声が聞こえる――
クラスメイト:「大久保さーん! どこー!?」
クラスメイト:「悪いんだけど休憩そろそろ終わりでー! お願い、お客さんがヤバイからー!」
大久保 満希:「んぃ、っと……あいあーい!」カチューシャの位置を整え、髪と裾を整えて
大久保 満希:「今行くよー! もう、なんでこここんなに人気なのさー!」愚痴のようにつぶやくが、表情は悪いものではなさそうだ。
大久保 満希:非日常が通り過ぎた、すこしだけ変化した日常。後から何が追ってくるともわからずとも、
大久保 満希:まずは、目の前の修羅場と化した日常を、楽しむとしよう。

■大N市セッション『やべーテンションでガヤガヤ騒ぐ』 完